学び・研究

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|文学研究科

|三つの方針

学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)、教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)、入学者受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)については、こちらからご覧ください。

|人材養成の目的

人文科学、社会科学及びその関連諸分野に関する理論並びに諸現象にかかる高度な教育研究を行い、高い研究能力と広く豊かな学識を有し、専攻分野における教育研究活動その他の高度の専門性を必要とする業務を遂行することのできる人材を養成する。

|取得できる学位

博士前期過程
    修士(文学)、修士(史学)、修士(哲学)、修士(社会学)、修士(社会情報学)修士(教育学)、修士(心理学)

博士後期課程
    博士(文学)、博士(史学)、博士(哲学)、博士(社会学)、博士(社会情報学)博士(教育学)、博士(心理学)

|研究科の特長

特長1.現代社会の本質を洞察する高度な教養を獲得する
13の専攻で構成される文学研究科の研究領域は、人文科学系から社会科学系、一部には自然科学系に隣接する分野など広範にわたり、言語・文化・地域・社会などに通暁した専任教員の支援のもと、現代に求められる高度な教養が身につく環境を実現しています。また博士後期課程に進学し、研究者を目指す大学院生が多いことも特長のひとつ。多くの修了生が研究者として成果をあげながら、後進の研究指導に貢献しています。

特長2.知識を有機的につなげる専攻横断型の授業
人文科学と社会科学にまたがる総合的な研究科としての学びを実現すべく、専門領域の垣根を超えた専攻横断的な授業科目を数多く開講しています。異なる領域で学ぶ知識や異なる学問領域に取り組む研究者との交流は、自身の専門分野と向き合う視座に新たな刺激を与えてくれるでしょう。多様な知識との有機的なつながりこそが、より広い視野を獲得し、自身の教養をさらに深める後押しとなるはずです。

特長国内外の協定校との交流で広がる新たな知見
文学研究科では国内の多くの大学院と単位互換協定を結んでおり、交流・協力校においては、同校が開講している履修を認められた授業科目を選択履修することが可能です。さらには世界各地にある海外協定校へ留学して研究を進める機会も用意されています。また本学には海外協定校から受け入れた留学生も在籍しており、日本にいながら国際的な知見を養う交流の機会が多数あります。

|専攻紹介

<国文学専攻>
本専攻は、学問の伝統的な研究を継承しつつ、新しいアプローチも取り入れ、オーソドックスでありながらも、常に学問の最先端を目指しているのが特色です。言語学的手法による文献解読、木簡など新しく出土した文字資料を取り入れた研究、古い資料の同位元素による年代分析、電子メディアによる資料の分析など、他の学問分野との協力により、新たな視点を盛り込んだ国語学と国文学の研究に取り組んでいます。

英文学専攻>
主に英語学・英文学・米文学の3分野にわたる講義・演習を開設しています。博士前期課程は、専門研究を深めると同時に研究方法や分析理論についても学び、さらには実践的英語力を養いつつ英語で論文を書く技術を身につけられる授業編成です。後期課程は、博士論文の執筆をきめ細かくサポートする体制が整っています。また、英語圏の大学への留学に関心のある学生や、英語教員を目指す学生に、適切なアドバイスとサポートを提供しています。

文学専攻>
日本語・ドイツ語双方を用いた高いレベルのリサーチ能力、分析能力、発表能力、そして異文化コミュニケーション能力を身につけ、国際的教養を磨いていくことができるよう、ドイツ語圏の大学、研究者との研究協力・学生交流を積極的に進めています。授業のほか、教員と大学院生全員が参加する研究発表会があり、ドイツ語圏からの客員教授や客員講師が同席することもあります。また、ドイツ人研究者による講演会や研究セミナーも開催しています。

文学専攻>
自らの関心に基づいて、資料をリサーチする力や読解する力、学問的ディシプリンに基づく分析力や思考力を鍛え、さまざまな職業で活かせる専門知識を身につけます。また、フランス語力をさらに磨くとともに、少人数の授業でプレゼンテーションの技術も向上させます。日頃の研究成果を発表し教員全員からアドバイスを受ける大学院生研究発表会や、充実した交換留学制度、第一線の作家や研究者を招いた講演会も、本専攻の特徴です。

中国言語文化専攻>
本専攻の研究分野は、中国語学、中国文学、中国文化学の3つです。いずれの分野においても、活字媒体の資料だけでなく、電子データも扱える調査能力、資料読解力を身につけます。また、中国本土のみならず、台湾をはじめ、世界の華人社会を含めた中国語圏全体の文化事象に目を向けます。中国の言語と文化に精通し、広い視野に立って中国をめぐる諸問題にアプローチできる人材を養成します。

日本史学専攻>
本専攻では、実証を基􀫅として、視野を広く持ち、客観的・総合的に歴史事象の把握に努めることを目標としたカリキュラムを編成しています。特色の一つとして、考古学・文献史学・アーカイブズ学を専攻内で学べることが挙げられます。また、教職志望者向けに専門的見地からの科目を設けています。さらに、日本史学においてもグローバル化が進み、世界へと視野を広げることが研究のうえで不可欠なものとなっており、認定留学制度を利用して留学する大学院生もいます。

東洋史学専攻>
史料解釈・史料操作のスキル、歴史的思考力、卓越した語学力。これらを兼ね備え、現代社会の諸問題について主体的に思考し行動できる人材を育成します。日本を含む東アジア地域の関係史や、アフロユーラシア諸地域間の交流史など、地域・時代を越えた研究を深めることも可能です。4万冊を越える豊富な蔵書を擁する開架式の図書室も特徴です。海外の研究機関との学術交流も盛んで、在学中に海外留学する学生も多くいます。

西洋史学専攻>
授業は主に一次史料・二次文献の輪読、多様な言語の文献の読解、履修生の研究テーマに関する発表と討論、学会誌・紀要などへの投稿を準備している論文、修士論文や博士論文の構想発表などの内容が中心です。課題文献に関する発表や議論を繰り返し行うことで、知識の定着を図り、発表スキルや論理的な説明能力を向上させます。院生間でも各自の研究発表に対して互いにコメントや質問を投げかけることで、共同的に研究を発展させています。

哲学専攻>
哲学は、すべての学問の始まりであり、いまでも万学を支える土台です。本専攻の大きな特徴は、西洋と東洋の哲学・思想を同時に学べることと、語学を重視していることです。充実した研究環境のもと、院生は主体的に読書会や院生研究発表会で活発に活動しています。また、研究紀要の発行や学会発表、論文執筆なども行っています。本専攻は以上のような特徴を生かして、広く、深く、正しく思索し、創造することのできる人材育成を目指しています。

社会学専攻>
将来の社会構想を担う独創的な研究者や実践的な実務者の養成をめざします。理論・調査法など社会学に必須の学識や方法論を習得するコースワークを履修しながら、プロジェクト型の演習・専門演習を通して、論文・学会報告などのアウトプットを重ね、学位論文の完成に向けて着実に研究・学習を進めるカリキュラムです。学内外の社会学者を招いて知的交流を深める機会や、ティーチング・アシスタントを通した教育力養成の機会も得られます。

社会情報学専攻>
社会情報学は、社会に存在するさまざまな情報(社会情報)とそのコミュニケーション・蓄積・加工について多元的に考察する学問分野です。情報の溢れる現代社会において、情報と情報処理について理論的に深く考える人材、情報と社会の相互作用を多角的に捉えることのできる人材、適切な情報を適切なタイミングで探索・変換・提示・運用できる人材、社会と人々の記憶・知識・世論などを積極的に収集・評価・活用できる人材を育成します。

教育学専攻>
教育学とは、人間形成と教育の事実と概念を科学的に解明する学問です。理論的・歴史的なアプローチをとることも、行政文書の分析や授業分析、インタビューやエスノグラフィー、アンケートなどの実証的な研究方法をもちいて課題に取り組むことも可能です。学校、社会教育や福祉の現場、企業、地域社会等において、人間形成について広い視野と専門的な知識をもって活躍できる職業人と研究者とを養成します。

心理学専攻>
心理学は人間の行動と心を科学的に解明する学問です。実験室だけにとどまらず、広く人間の活動の場に触れ、また他領域の専門家との共同・交流を通じて教育と研究を進めています。博士前期課程には、2のコースを設置。心理学コースは、心理学に関連する専門職の育成をめざします。臨床心理学コースは、1年間の実務経験の後に臨床心理士の資格審査を受けることが可能です。また、公認心理師養成に対応したカリキュラムを実施しています。

|教員紹介

教員紹介サイト
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