総合政策研究科
文化分野
文化分野
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総合政策研究科 総合政策専攻 教授
最終学歴・学位・取得大学:大阪大学大学院言語文化研究科博士後期課程修了(言語文化学博士)
【専門分野】
文化人類学、民族学、ロシア史、言語文化学
【研究キーワード】
ロシアおよび旧ソ連地域、「満洲国」を含む東北アジアの交流史、民族・宗教関係、儀礼・文化政策
【研究内容】
日本では小学校の国語の教科書にも載っている「大きなカブ」の物語、そして、かつて日本でも流行した哀愁を帯びたロシア民謡。こうした文化を生んだロシア人とはいかなる人々だったのか、アジアとヨーロッパの間に生まれた彼らの文化は、両地域の橋渡しをするものなのか。私の学術的関心はロシア人の民族文化への注目から始まりました。大学院在学中に私が選んだ研究テーマは、ロシア人農民の結婚儀礼を通してその家族・親族・共同体関係を分析するというものでした。しかし調査範囲を19世紀末から現代へと広げる中で、結婚式の披露宴や贈り物にもロシア革命やソ連の文化政策の影響が色濃く表れていることに気づきます。こうして、文化と政策の相互関係を探ることが、私のメイン・テーマの一つになっていきました。
現在はロシアの中の「アジア」であるシベリア、極東地方を中心に、日本や中国を含む東北アジア地域における異文化接触や民族関係について研究しています。政策や体制転換によって民間儀礼や人々の信仰がいかに変化してきたのか、植民地主義下で推進された移民政策が、移民や現地の人々にどのような影響を与えてきたのか。そして、その歴史は今、どのように語られているのか。ロシア帝国のシベリア開発からソ連時代の文化政策、現代ロシアの「宗教復興」や「民族復興運動」まで、政策と文化の相互作用を、文献資料分析とフィールドワークを組み合わせて調査しています。
近年特に注目しているのは、ロシア正教の中の反主流派である「古儀式派」の動向と、「満洲国」(1932-1945)における日中ロを中心とした民族関係です。この2つのテーマはずいぶんとかけ離れたものに見えるかもしれません。しかしかつて、ソ連の宗教弾圧を逃れて「満洲」に移り住んだロシア人古儀式派教徒たちを、日本の研究者たちが「満蒙開拓政策」のモデルとして調査していたという事実があったのです。今となっては何の関係もなさそうに見えるものが、20世紀初頭の東北アジアの国際関係の中では大きな意味を持ち、さらに現代にまで影響を与えているということ。「歴史」をめぐるポリティクスが激化している現在であるからこそ、そのことを思い出し、そして考察していく必要があると考えています。
【主な論文・著書】
●『ロシアの結婚儀礼:家族、共同体、国家』(単著)彩流社、2013年4月
●『ロシア正教古儀式派と国家:権力への対抗と共生』(共著、伊賀上菜穂・阪本秀昭編著)明石書店、2024年2月
●『ユーラシアにおける移動・交流と社会・文化変容』(共著、新免康編著)中央大学出版会、2021年3月
●Japan’s Russia: Challenging the East-West Paradigm (co-authored, Olga V. Solovieva and Sho Konishi eds.) Amherst, New York: Cambria Press, 2021.
●『ポスト社会主義以後のスラヴ・ユーラシア世界:比較民族誌的研究』(共著、佐々木史郎、渡邊日日編)風響社、2016年3月
【メッセージ】
ヨーロッパとアジアにまたがる国、ロシア、そして日本や中国東北部など、ロシアとその隣接諸地域の関係を中心に、北ユーラシアの社会と文化の動態を研究しています。現地でのフィールドワークに加え、文学作品を含む文献調査を通して、国家の政策や体制転換が人びとの生活や思考に与えた影響、そして過去の移民政策が各地に残した影響や新しい動向を、民族・宗教・文化の視点から考えていきます。
2022年に勃発したロシア・ウクライナ戦争は、この地域の歴史と未来のみならず、世界の今後に大きな影響を及ぼしています。ロシア・ユーラシア地域の研究には多くの制約が生じていますが、まさに今、真剣に向き合うべき地域であると考えます。
【担当科目】
ロシア・ユーラシアの社会と文化、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(1)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(2)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(3)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(4)、演習(総合政策セミナー)Ⅱ、学術研究Ⅰ、学術研究Ⅱ、学術研究Ⅲ、学術研究Ⅳ、特殊研究Ⅰ(ロシア・ユーラシア地域研究)、特殊研究Ⅱ(ロシア・ユーラシア地域研究)
【問い合わせ先】
nigaue001o●g.chuo-u.ac.jp
【リンク】
研究者情報データベース
総合政策研究科 総合政策専攻 准教授
最終学歴・学位・取得大学:博士(文学)(金沢大学)
【専門分野】
南アジア地域研究,宗教学,インド思想
【研究キーワード】
ヒンドゥー教,バクティズム,近代化と宗教
【研究内容】
少し前まで,インドという国名を口にした時に帰ってくる反応としては,おおむねカレーかヨガ,まれにマハトマ・ガンディーやインド映画くらいのものでした。残念ながら,日本におけるインドの印象はせいぜいその程度のものであり,ましてやパキスタンやネパールなどはほとんど未知の国々と言ったところでした。
しかしながらこの地域は90年代以降に急速な発展を遂げ,今や政治的にも経済的にも大きな存在感を発揮しています。インドのITや製薬産業,バングラデシュの縫製業などは広く知られているでしょう。そうした発展にともなって,この地域と日本の関係もまた,多岐にわたった,密接なものとなっています。そして世界各地で働いている在外インド人たちの存在も,忘れることはできません。つまり現代社会を生きる上で,南アジアを理解することは必須の急務と言えるのです。
南アジア地域の一つの特徴は,その豊かな宗教文化にあります。ヒンドゥー教やイスラーム,シク教,ジャイナ教など多種多様な宗教伝統が,この地においては今もなお息づいています。人々は朝に夕に神に祈りを捧げ,寺院へと足を運びます。ですから宗教に関して知ることなしに,南アジアの人々や社会のありかたを理解することは困難です。
このような思いから,私はインドの全人口の80%を占めるヒンドゥー教について研究しています。その研究は,以下のように文献研究とフィールドワークから成り立っています。
①古典サンスクリット語や中世マラーティー語の宗教文献に記されたヒンドゥー教の教理や規範,神話などの研究:ヒンドゥー教の中世以降の発展において,神に熱心に帰依することで救済を目指すバクティズムが隆盛を極めました。このバクティズムの思想がどのように発展したのか,そしてそれを担った人々はどのように生きていたのか。近年は,インド西部のマハーラーシュトラ州で伝承されてきた聖者伝や神話から,この地域の13~18世紀頃の宗教集団や地域社会の様子を明らかにしようとしています。こうした研究を進めるためには,現地の資料館や僧院を訪れて,写本資料を収集しています。昔の人が手書きで残した古い資料を解読しながら当時のヒンドゥー教のすがたを解明していくプロセスには,いつだってワクワクさせられます。
②現代南アジアの宗教集団や聖地,寺院などの現地調査にもとづく宗教文化の研究:文献研究は過去のヒンドゥー教の姿を明らかにしてくれますが,南アジアは今まさに大きく変容しています。当然ながら人々の信仰のありかたも,そして宗教と社会との関係も,急速に変化し続けています。そんな現代社会における宗教文化の諸相を明らかにするために,寺院や聖地を調査したり,出家僧や普通の人々にインタビューするなどして,人々が古い宗教伝統をどのように位置づけ,現代的な意義を与えているのか,また宗教伝統がいかなる意匠をこらして現代社会に生き残っているのかを考えています。
【主な論文・著書】
●「宗教」「哲学・思想」石坂晋哉, 宇根義己, 舟橋健太編『ようこそ南アジア世界へ(シリーズ地域研究のすすめ)』pp. 59-76,pp. 79-95,昭和堂,2020年
●「聖地と物語―マハーヌバーヴ教団の事例から」『聖地のポリティクス―ユーラシア地域大国の比較から』pp. 87-112,風響社,2019年
●「『エークナーティー・バーグヴァト』における神の化身について」印度学仏教学研究,65(1),254-249,2016年
●『世界を動かす聖者たち』平凡社,2014年
● 井田克征『ヒンドゥータントリズムにおける儀礼と解釈―シュリーヴィディヤー派の日常供養』昭和堂,2012年
【メッセージ】
南アジア地域の社会や文化に興味を持つ人,もしくは南アジアに限らず現代の宗教文化全般に関心を持っている人を歓迎します。それぞれの興味や関心に応じてテーマを選んだら,文献資料の取り扱いや現地語,フィールドワークの技法など,必要な技術は入学後にすべて身に付けられますから,これまでの経験や学習歴は問いません。今まで見たことのないものを見て,誰も知らなかったことを明らかにしましょう。
【担当科目】
演習(総合政策セミナー)Ⅰ(1)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(2)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(3)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(4)、演習(総合政策セミナー)Ⅱ、学術研究Ⅰ、学術研究Ⅱ、学術研究Ⅲ、学術研究Ⅳ、南アジアの社会と文化
【問い合わせ先】
こちらのフォームよりお問い合わせください。
【リンク】
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総合政策研究科 総合政策専攻 教授
最終学歴・学位・取得大学:早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程史学(日本史)専攻課程修了満期退学、博士(社会学)(慶応義塾大学)
【専門分野】
歴史学/民俗学(日本)
【研究キーワード】
近現代、社会史、民俗文化
【研究内容】
ここ3,4年、若いころから懸案だった天皇論にとりくみはじめています。2017年の『天皇墓の政治民俗史』と2020年の『靖国神社論』はその成果です。また、ナショナリズム研究、明治維新研究、アジア太平洋戦争研究に関心がわいてきました。ただ、形にすることができるかどうか…。また、死と生をめぐる民俗文化・社会史は長年のテーマでもあり、仏教文化・神道文化との関連で、これまでと同様に、それらをも形にしていきたいと考えています。
研究内容の詳細については、総合政策学部発行の「ナビゲーター」をご覧ください。
【主な論文・著書】
●『「玉音」放送の歴史学』(2023、青土社)。『赤松啓介』(2021、有志舎)。『靖国神社論』(2020、青土社)
●『火葬と両墓制の仏教民俗学』(2018、勉誠出版)
●『日本鎮魂考』(2018、青土社)
●『天皇墓の政治民俗史』(2017、有志舎)
【担当科目】
演習(総合政策セミナー)Ⅰ(1)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(2)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(3)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(4)、演習(総合政策セミナー)Ⅱ、学術研究Ⅰ、学術研究Ⅱ、学術研究Ⅲ、学術研究Ⅳ、地域・文化研究、特殊研究Ⅰ(日本社会の歴史と民俗)、特殊研究Ⅱ(日本社会の歴史と民俗)
【問い合わせ先】
iwata.254●g.chuo-u.ac.jp
【リンク】
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総合政策研究科 総合政策専攻 教授
最終学歴・学位・取得大学:Doctor of Philosophy, The University of Sydney
【専門分野】
東南アジア地域研究
【研究キーワード】
インドネシア イスラーム 宗教
【研究内容】
東南アジアの宗教と社会の関係性について研究しています。特にインドネシアのイスラームに関しては、その特性や社会との関わり、文化的な分析などを直接フィールドに赴いて行っています。多文化社会であるインドネシアにおいてイスラームがどのように展開しているのか、政治的にどのような役割を果たすのか、他の文明・宗教とどのような関係を構築するのかなどについて調べています。具体的なテーマは、「インドネシアのイスラームと民主化」「LGBTとインドネシアのイスラーム」「宗教融和とイスラーム」「土着文明とイスラーム」「テロリズムとイスラーム」などです。
研究内容の詳細については、総合政策学部発行の「ナビゲーター」をご覧ください。
【主な論文・著書】
●「インドネシア~世界最大のイスラームの国」(ちくま新書)(2021)
● Exploring the Reality and Aspirations of Muslims Islam Nusantara: Journal for the Study of History and Culture(2021)
● Future of Civilizations Comparative Civilizations Review; Religion and Locality(2020)
● The Case of the Islam Nusantara Movement in Indonesia Field Work in Religion82018)
● "共生の試みに関する一考察~インドネシアの宗教と社会”、『アジア的融和共生思想の可能性』中央大学出版局(2019)
【担当科目】
東南アジアの社会と文化、学術研究Ⅰ、学術研究Ⅱ、学術研究Ⅲ、学術研究Ⅳ、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(1)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(2)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(3)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(4)、演習(総合政策セミナー)Ⅱ、特殊研究Ⅰ(東南アジア地域研究)、特殊研究Ⅱ(東南アジア地域研究)
【問い合わせ先】
kato.15x●g.chuo-u.ac.jp
【リンク】
研究者情報データベース
個人ウェブサイト
総合政策研究科 総合政策専攻 教授
最終学歴・学位・取得大学:東京女子大学大学院修士課程(文学修士) 青山学院大学大学院博士後期課程単位修得退学
【専門分野】
アメリカ演劇、落語
【研究キーワード】
American drama、theater 、narrative
【研究内容】
現代アメリカ演劇の作品分析をとおしてアメリカの地域、社会、文化研究を行います。舞台や映像作品には、描かれている時代や地域、人々の抱える問題が色濃く表れています。演劇は、いわば、さまざまな人間の事例研究とも言えます。そういった姿勢で作品の緻密な分析を行っていきます。
研究内容の詳細については、総合政策学部発行の「ナビゲーター」をご覧ください。
【主な論文・著書】
●『アメリカ演劇における幸福の追求とその行方』(貴志雅之編 金星堂 2018年)
●「自己を演出するオニールの主人公たちー『ヒューイ』を中心に」『アメリカ演劇 31』(法政大学出版局 2020年)
●『グッドピープル』(上演台本翻訳 D.Lindsey-Abaire作 鵜山仁演出 博品館劇場+NLTプロデュース 2021年)
●「小三治落語の劇空間」『ユリイカ』(青土社 2022年 pp.203-210)
【担当科目】
演劇と人間、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(1)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(2)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(3)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(4)、演習(総合政策セミナー)Ⅱ、学術研究Ⅰ、学術研究Ⅱ、学術研究Ⅲ、学術研究Ⅳ
【問い合わせ先】
emily.82w●g.chuo-u.ac.jp
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総合政策研究科 総合政策専攻 准教授
最終学歴・学位・取得大学:歴史学博士 北京大学
【専門分野】
中国考古学、文化交流史、東洋美術
【研究キーワード】
中国考古学、シルクロード、仏教
【研究内容】
考古学とは、人類が残したさまざまな「モノ」から、人類の歴史を復元する学問です。具体的な形をもつ「モノ」を対象として、それがどのように生み出され、変化し、伝わってきたのかを研究します。わたしの主な研究対象は仏教を中心とした宗教遺跡で、人間の信仰心がどのような形で表現されているのかを見ています。モノを通した研究方法を突き詰めていくと、現象をあるがままに捉え、分析し理解する能力を身につけることができるようになります。そこから歴史の本質に迫るような研究につなげていくことができると考えています。
【主な論文・著書】
●「従漢文文献来看的中亜仏教伝説——以『大唐西域記』為例」、『内陸欧亜歴史文化国際学術研討会論文集』2015年。
●(共訳)京都大学人文科学研究所・中国社会科学院考古学研究所監修『雲岡石窟』全20巻(中国語訳)、科学出版社東京,
2014-2018.
●(共著)Survey and Digital Documentation of Endangered Temple Wall Paintings in Shanxi Province, China Archaeology I nternational,Vol22(1), 2020.
【担当科目】
演習(総合政策セミナー)Ⅰ(1)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(2)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(3)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(4)、演習(総合政策セミナー)Ⅱ、学術研究Ⅰ、学術研究Ⅱ、学術研究Ⅲ、学術研究Ⅳ、物質文化論
【問い合わせ先】
こちらのフォームよりお問い合わせください。
【リンク】
研究者情報データベース
総合政策研究科 総合政策専攻 教授
最終学歴・学位・取得大学:社会人類学博士(東京都立大学)、東京都立大学大学院社会科学研究科社会人類学専攻博士課程修了
【専門分野】
社会人類学
【研究キーワード】
イスラーム、ムスリム、中東、東南アジア
【研究内容】
学部生時代にカイロに留学したとき、エジプト人ムスリムの民間信仰に興味をもつようになりました。以来、ムスリム社会の民間信仰をこれまでに主たる研究テーマとしてきましたが、大学院生のときにヨルダンのアラブ・ムスリム農村で、中央大学に奉職してからはブルネイのマレー・ムスリム農村でフィールドワークを行なう機会を得ました。近年は、主たる研究テーマに加えて、旧満洲国居住者のライフヒストリー研究にも取り組んでいます。
研究内容の詳細については、総合政策学部発行の「ナビゲーター」をご覧ください。
【主な論文・著書】
● 総説・解説(大学・研究所紀要): 「ハラール・ビジネスの問題点と日本における現状」『草のみどり』(第272回教養講座)292号、2016年1月
【担当科目】
演習(総合政策セミナー)Ⅰ(1)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(2)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(3)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(4)、演習(総合政策セミナー)Ⅱ、学術研究Ⅰ、学術研究Ⅱ、学術研究Ⅲ、学術研究Ⅳ、民族紛争と共生
【問い合わせ先】
syoshimi001e●g.chuo-u.ac.jp
【リンク】
研究者情報データベース
総合政策研究科 総合政策専攻 准教授
最終学歴・学位・取得大学:東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了・博士(学術)(東京大学)
【専門分野】
文化人類学
【研究キーワード】
法と社会、法と開発、法人類学
【研究内容】
「法」とは何か。私たちは知らず知らずのうちに、いわゆる「法律」に限らず、色々なルール・規範に従って暮らしています。その内容も、定める社会集団も、背いたら何が起きるかもさまざまで、なぜ従っているのかもよくわからない場合もあります。堅固に見えて不安定な、説明不要に思えて実は不思議なこれらの「法」にかかわる事象をひとつの窓として、文化人類学の視点から、社会・人間について考察しています。
研究内容の詳細については、総合政策学部発行の「ナビゲーター」をご覧ください。
【主な論文・著書】
● 「『法の生成』の人類学に向けて」(共著)『文化人類学』第86巻1号
● 「慣習法と国家法」『インドネシア:民主化とグローバリゼーションへの挑戦』(共著)、旬報社、2020年6月
● 『ポスト・スハルト期インドネシアの法と社会:裁くことと裁かないことの民族誌』三元社、2015年2月
【担当科目】
リサーチ・リテラシー、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(1)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(2)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(3)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(4)、演習(総合政策セミナー)Ⅱ、学術研究Ⅰ、学術研究Ⅱ、学術研究Ⅲ、学術研究Ⅳ、特殊研究Ⅰ(法と人類学)、特殊研究Ⅱ(法と人類学)、法人類学
【問い合わせ先】
takanos.123●g.chuo-u.ac.jp
【リンク】
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総合政策研究科 総合政策専攻 教授
最終学歴・学位・取得大学:文学修士(国際基督教大学)
【専門分野】
ジェンダー学、イギリス文化文学
【研究キーワード】
ジェンダー、セクシュアリティ、多様性、表象文化、文学
【研究内容】
なぜ私たちは性について考える必要があるのか。それは、ジェンダーやセクシュアリティが個人的・私的な問題にとどまらず公的な問題、すなわち自分や他者の権利や生き方にかかわる問題だからです。ジェンダーやセクシュアリティについて人はどう考えてきたのか、今の私たちはどのような状況に置かれているのかなどを文化の方面から考察しています。
研究内容の詳細については、総合政策学部発行の「ナビゲーター」をご覧ください。
【主な論文・著書】
●「ハーディの伝記」(『日本ハーディ協会論文集』、2025年)
●「ハーディの短編小説における手紙」(日本ハーディ協会会報第46号、2020年)
●「反冒険物語としての'Our Exploits at West Poley'」(英語英米文学第59号、2019年)
●「Silence in Under the Greenwood Tree」(The Proceedings of the Second International Conference on Narrative, 2017)
●「Copies and Misrepresentations in A Laodicean」(英語英米文学第57号、2017年)
【メッセージ】
大学院は学部よりも高度な研究をし、論文を書くところです。学部において基礎的な勉強を十分にしてから大学院を受験してください。日本語、英語の文献を正確に読みとる能力、論理的な文章を書く能力が必ず必要です。
【担当科目】
ジェンダー・セクシュアリティ論、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(1)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(2)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(3)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(4)、演習(総合政策セミナー)Ⅱ、学術研究Ⅰ、学術研究Ⅱ、学術研究Ⅲ、学術研究Ⅳ
【問い合わせ先】
kn4771.55a●g.chuo-u.ac.jp
【リンク】
研究者情報データベース
総合政策研究科 総合政策専攻 教授
最終学歴・学位・取得大学:お茶の水女子大学博士課程後期人間文化研究科比較文化学専攻単位取得修了 文学修士(中国社会科学院)
【専門分野】
比較文化学、比較文学
【研究キーワード】
日本と中国の比較文化、文学、宗教、美意識、文化伝承
【研究内容】
日本文学、比較文化学を専攻として研究をすすめてきましたが、ここ二十年、比較文化の視点から、日本と中国の文化史を踏まえ、茶道をはじめ、伝統文化の形成と伝承を通して「道」の真髄を探り、伝統文化のあり方と継承の仕方から、日本と中国の文化的特徴を明らかにしようとしています。またその根底にある儒教、道教、仏教・禅、易、神道、自然観などの思想、宗教的背景と社会構造との関連性について考察したい。中国から儒教、道教、仏教が日本に伝わり、特に禅宗の伝来とともに、茶道、華道、香道なども日本の貴族から武士階級、一般庶民まで広めました。しかし、その過程において日本の歴史、文化、風土、人情と融合して日本の伝統文化として定着しました。近年、日中の美意識を中心に研究を進めていますが、例として、幽玄、風流、雪月花という言葉を取り上げ、もともと中国から伝わった言葉が、どうして意味合いと美意識が中国と異なってきて日本的になってきたのかについて、中国と日本の資料、研究書籍、文学作品、映画などを通して究明しています。実践としては、中国の茶芸、日本の煎茶道(黄檗東本流)、茶道裏千家のお稽古を通して体験し、修行しています。中国の思想、文化、美意識が日本に伝わってから日本化にしてきた過程を把握し、その共通点と相違点を解明したいという思いで研究を進めています。日本と中国の文化的な特徴を明らかにしたうえ、日中両国の歴史・思想・文化的背景の視点から、伝統文化と近代化の諸問題についても再検討しています。
【主な論文・著書】
●「文化継承と文化政策─『和』の思想を中心にー」中央大学総合政策学部編『新たな政策と文化の融合─総合政策の挑戦』中央大学出版部、2009年3月
●「中国文人の風流─その思想的背景について」中央大学人文科学研究所叢書49『現代中国文化の光芒』中央大学出版部、2010年3月。
●「伝統文化における幽玄の美─茶の湯から考えるー」中央大学『人文研紀要』第84号、2016年
●「伝統文化における風流の美─魏晋南北朝時代と室町桃山時代を中心に」中央大学『人文研紀要』第86号、2017年
●「伝統文化における雪月花の美─詩・歌と絵画から考える─」中央大学『人文研紀要』第95号、2020年
●「伝統文化におけるいけばなの美―『花戦さ』を中心に―」 中央大学人文研紀要99号2021年
●「伝統文化における『漢詩』の美―茶掛の禅語から考える―」 中央大学人文研紀要102号2022年
●「伝統文化における中国絵画の美―茶掛の宋元画を中心に―」 中央大学人文研紀要105号2023年
【メッセージ】
授業は、日本と中国の文化的な特徴を把握し、比較文化研究の力を養うことを目的とします。日本と中国の文化史を踏まえ、茶道をはじめ、伝統文化の形成と伝承を通して「道」の真髄を探り、伝統文化のあり方と継承の仕方から、日本と中国の文化的特徴を考えたい。また、日中両国の歴史・思想・文化的背景の視点から、伝統文化と近代化の諸問題を再検討します。ご参考までに、指導学生の研究テーマ(修士論文)は以下の通りです。
●中国飲食の現代化と伝統継承─ファーストフード業界を中心に─
●多文化共生社会における新華僑子女の母語教育─東京を中心に─
●日本のテレビドラマの受容傾向から見る中国若者の人生観─『カルテット』を中心に─
●日本企業の伝統文化の継承に関する考察―三井家十代当主三井高棟を中心に―
【担当科目】
演習(総合政策セミナー)Ⅰ(1)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(2)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(3)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(4)、演習(総合政策セミナー)Ⅱ、学術研究Ⅰ、学術研究Ⅱ、学術研究Ⅲ、学術研究Ⅳ、比較文化論
【問い合わせ先】
penghao8●hotmail.com
【リンク】
研究者情報データベース
総合政策研究科 総合政策専攻 准教授
最終学歴・学位・取得大学:PhD, University of Otago, Postgraduate Research School, Dept. of English and Linguistics.
【専門分野 / Specialized field】
人文科学、文化、英文学、異文化交流 / Humanities, culture, English literature, cross-cultural interaction
【研究キーワード / Research keyword】
英語圏:ナラティブ、世界観、リプレゼンテーション、コメディー/Anglophone culture; narrative, worldviews, representation, humor
【研究内容 / Introduction of research contents】
Human understand the world around them in terms of stories (narrative) and images and ideas (representations). By analyzing narratives and representations, we can understand individuals, cultures, and entire societies on a deeper level; how cultures interact with one another; and how we can use narrative and representation to advance society and individuals in positive directions.
【主な論文・著書 / Major papers and books】
●Frontiers of Serbia: Representations of Serbia and the Serbs in the 18th and 19th Century British Imagination, Japanese Slavic and East European Studies, 2017, Volume 38, Pages 66-76, https://doi.org/10.5823/jsees.38.0_66
【メッセージ/ Massage】
The study of culture is of great practical importance. As our lives become impacted by automation and AI, it becomes more and more important to identify what it means to be human. What about us cannot be simulated or replaced?
Studying culture – the media, literature, pop-culture, etc – allows us to identity the unique and creative ways that human beings position themselves in the world. Furthermore, we can develop new creative ways for ourselves to be a part of culture and society. Such understanding and creativity is essential in our rapidly changing world.
【担当科目 / Main Courses】
英語プレゼンテーションの技法、学術研究Ⅰ、学術研究Ⅱ、学術研究Ⅲ、学術研究Ⅳ、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(1)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(2)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(3)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(4)、演習(総合政策セミナー)Ⅱ、英語圏:ナラティブ、世界観、言語
【問い合わせ先 / Contact information】
cymathews1.12w●g.chuo-u.ac.jp
【リンク / Link destination】
研究者情報データベース
総合政策研究科 総合政策専攻 准教授
最終学歴・学位・取得大学:一橋大学院言語社会研究科博士課程単位取得満期退学 博士(学術)(一橋大学)
【専門分野】
アメリカ文化研究
【研究キーワード】
アメリカ大衆文化、アメリカニズム、アメリカニゼーション
【研究内容】
アメリカ社会、及び、アメリカと歴史的関係の深い地域・社会を文化的側面から学際的に研究しています。特に大衆文化における視覚表現テキスト、及び、その諸文脈を質的に分析しています。映画や商業アートといったポピュラー作品の内容と、それを取り巻く言説や表象のせめぎ合いを検証することで、現代社会・文化における複雑な諸関係や存立機制をより明らかにすることが目的の一つです。また、文化という、動的な意味生産のプロセスに潜在・顕在する「アメリカ的」なものや「アメリカ的」なものとの交渉・相克といった主題にも取り組んでいます。
研究内容の詳細については、総合政策学部発行の「ナビゲーター」をご覧ください。
【主な論文・著書】
●「星条旗アートと表現の自由、リンゴールドのフラッグ作品」『英語英米文学』(64) 中央大学出版部 2024年75-100頁
●「1960年代におけるアフリカ系アメリカ人と星条旗」 『人文研紀要』(105) 中央大学出版部 2023年73-100頁
●「トランプ時代と星条旗―アメリカ市民宗教シンボルの意味構築」 『人文研紀要』(102)中央大学出版部 2022年33-55頁
●「ロックウェル作品と20世紀前半の視覚表現スタイルを取り巻く「対立」の言説・政治」 『英語英米文学』(61) 中央大学出版部 2021年75-99頁
●「ノーマン・ロックウェル作品の受容に見るアメリカの自画像」『アメリカ文化研究の現代的諸相』 中央大学出版部 2018年107-130頁
【メッセージ】
研究指導では、受講生の日本語・英語運用能力をもとに、アメリカに関する学部での学びを更に深化させていきます。また「総合政策」という観点から、アメリカ文化についての洞察・検証を集合的なPolicyと関連付けていくことも取り組みの一つとしています。アメリカ文化に関する学際的・領域横断的な研究に熱意のある方をお待ちしています。
【担当科目】
アメリカの社会・文化・思想、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(1)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(2)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(3)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(4)、演習(総合政策セミナー)Ⅱ、学術研究Ⅰ、学術研究Ⅱ、学術研究Ⅲ、学術研究Ⅳ
【問い合わせ先】
こちらのフォームよりお問い合わせください。
【リンク】
研究者情報データベース
総合政策研究科 総合政策専攻 准教授
最終学歴・学位・取得大学:一橋大学社会学研究科博士課程修了、博士(社会学)(一橋大学)
【専門分野】
哲学・倫理学
【研究キーワード】
現象学、哲学的人間学、感情、価値、環境倫理、応用倫理
【研究内容】
ドイツ語圏の現代哲学・倫理学(とくに現象学と哲学的人間学)を専門としています。現在の関心は主に以下の四点です。①現象 学の観点から、感情と社会制度の関係を考察すること(怒り羞恥の社会的機能の考察)、②哲学人間学の観点から、生命倫理、 動物倫理、環境倫理を統合する理論を構想すること、③哲学人間学とヌスバウムのケイパビリティ理論との比較研究、④ドイツの 哲学的人間学の伝統と日本の近代哲学(とくに和辻哲郎と田辺元)の伝統における共同体論の比較研究。
研究内容の詳細については、総合政策学部発行の「ナビゲーター」をご覧ください。
【主な論文・著書】
●“Offenbarung und Glückseligkeit bei Max Scheler”in Selbstgebung und Selbstgegebenheit: Zur Bedeutung eines universalen Phänomens, Markus Enders (ed.), Freiburg/Munich (Germany), Verlag Karl Alber, pp. 137-150, 2018
●「他者の心の知覚の問題 ─ マックス・シェーラーの他者知覚論における二つのテーゼの統合的解釈の試み」『実存思想論集』(実存思想協会)、第 33 号、119-136 頁、2018 年
●「マックス・シェーラーにおける「感情の哲学」」『現象学年報』(日本現象学会)、第 33 号、111-117 頁、2017 年
● “Liebe als Kommunikationsform in der Intimität”,in Thaumàzein: Rivista Di Filosofia, Vol. 3 (Dez.2015), Verona (Italy), pp. 365-382
●「マックス・シェーラーにおける愛の概念のアクチュアリティー」『倫理学年報』(日本倫理学会)、第 64 集、117-131 頁、 2015 年
【メッセージ】
先行研究に目を配りながらも、たんなる文献研究に陥ることなく、みなさんが自分の体験や経験にもとづいて、問題を新たに問い直す姿勢を大切にしたいと思います。
【担当科目】
演習(総合政策セミナー)Ⅰ(1)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(2)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(3)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(4)、演習(総合政策セミナー)Ⅱ、学術研究Ⅰ、学術研究Ⅱ、学術研究Ⅲ、学術研究Ⅳ、社会思想、西洋哲学、特殊研究Ⅰ(社会思想・倫理)、特殊研究Ⅱ(社会思想・倫理)
【問い合わせ先】
こちらのフォームよりお問い合わせください。
【リンク】
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総合政策研究科 総合政策専攻 教授
最終学歴・学位・取得大学:一橋大学大学院社会学研究科博士課程・博士(社会学)(一橋大学)
【専門分野】
移民研究、人種エスニシティ研究、歴史社会学、環太平洋地域研究
【研究キーワード】
移民、マイノリティ、多文化主義、ジェンダー、排除と包摂の論理、アメリカ合衆国、ハワイ、日本、朝鮮半島、コリアン・アメリカン、在日コリアン、ディアスポラ、アイデンティティ、国籍、差別と偏見、舞踊(史)、文化表象
【研究内容】
移民研究やマイノリティ研究は、「自由で平等な社会はどのような社会か」、「いかなる条件でそれを実現できるか」を考えていくことです。特に移民やマイノリティが直面する問題に焦点を当てることで、「政策や制度の中でどのような人びとがこぼれ落ちてしまうのか」、「誰がどのような理由で社会から排除や疎外の対象となり、それら人々はどのようなリアリティに直面しているのか」といった政策と現実の両方の問題を浮き彫りにすることができます。
これまで私は日本やアメリカにおけるコリアンルーツの移民やマイノリティを対象に研究を進めてきましたが、研究を遂行するにあたって二つの視点を大事にしてきました。一つは、歴史的な視点です。例えば日本では最近外国人労働者の問題がメディアで取り上げられるようになり、「新移民の時代」といわれることもありますが、外国人労働者は新しい現象ではなく、100年以上前から日本でみられた歴史的事象です。この歴史を紐解いていくと、外国人労働者をめぐる状況について変化を遂げた面もあれば、変わらない面も見えてきます。つまり歴史的視点をもつことで、ものごとの連続性/非連続性が見えてきて、問題の本質に迫ることができるのです。
もう一つは、比較の視点です。移民やマイノリティの暮らしは国や地域によって大きな違いがみられます。こうした「違い」に目を向けることで、移民やマイノリティの生活や文化がいかなる社会的条件の下で形作られているのかをより鮮明にすることができます。さらに近年はグローバル化による変化も検討することで、地球規模で私たちの社会がいかに変化しているのか、グローバル化の流れを解明しながら、そこで起きる問題についても相対的に捉えることができます。
ただ実際に移民やマイノリティを研究していく上で、研究のアプローチだけではない、もう一つ大事なことがあります。それは「研究の動機」になります。移民研究やマイノリティ研究の事例は、差別や偏見、ステレオタイプなどの社会問題と深く結びついた研究領域であるため、このような問題に対してどう向き合うか、また政策や制度から零れ落ちる存在に対してどのようなまなざしをむけるのか、研究者の姿勢が問われるため、なぜ移民やマイノリティをテーマにした研究を行うのか、ということも大事になってきます。
私自身は、研究を通して最終的に「だれにとっても自由で平等な社会」を実現したいと思っています。特にこれまで移民の集団形成やアイデンティティ(帰属意識)が、ナショナリズムやトランスナショナリズムとの関係の中でどう変化したかに関心をもって研究してきましたが、現在は文化表象やジェンダーの問題に焦点を当てながら研究に取り組んでいます。
【主な論文・著書】
●「コリア系の沈黙にみる米国の人種民族関係」『歴史評論』(869号)65-76、2022年
●『朝鮮籍とは何か―トランスナショナルの視点から』(李里花編著)明石書店、2021年
●「Becoming an “ethnic dancer”: The Korean traditional dancer Halla Huhm and multi-culturalism in Hawai’i」『英語英米文学=English language & literature』第61集(2021年)
●「今なぜ〈トランスナショナル〉なのか―日本における移民研究を考える」『移民研究年報』26号(2020年6月)
【メッセージ】
この研究に向いていない人はいません。ただ政策や制度からこぼれ落ちる人がいても仕方ない、差別や偏見は解消できるものではない、と考えている場合、この研究を続けることは難しいと思います。なぜなら「人」を扱う分野であり、その人とどう向き合うかが問われるからです。ただ反対に「自由で平等な社会を実現したい」と思う場合、この研究テーマに向いています。皆さんの関心をアカデミックに説得力ある研究として発展するためには、アカデミックなトレーニングが必要です。私も全力を尽くして指導に励みたいと思います。
【担当科目】
演習(総合政策セミナー)Ⅰ(1)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(2)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(3)、演習(総合政策セミナー)Ⅰ(4)、演習(総合政策セミナー)Ⅱ、学術研究Ⅰ、学術研究Ⅱ、学術研究Ⅲ、学術研究Ⅳ、特殊研究Ⅰ(移民研究・マイノリティ研究)、特殊研究Ⅱ(移民研究・マイノリティ研究)、文化研究方法論
【問い合わせ先】
lrika001h●g.chuo-u.ac.jp