優れた実験は、優れた研究につながります。そして、優れた実験には、適切な実験方法が求められます。近年では、実験室実験のみならず、研究の高度化や技術の発展などを背景に、フィールド実験(たとえば、店頭実験や社会実験など)への関心が高まってきています。そこでは、消費者の実生活を対象に、実際のマーケティング活動や社会施策の介入に対する消費者の行動変容を直接に観察することにより、より頑健で説得力のある結果と有用な実務的示唆を導出できます。フィールド実験は、理論研究のみならず定量的手法との親和性も高いため、マーケティング・サイエンスやデータ・サイエンス分野などでの利用も増加しています。一方で、環境や条件の統制が容易ではなく、実施自体が困難であることも多いようです。
そこで、本研究シリーズでは、消費者実験に依拠した優れた研究を紹介しながら、実験方法についての理解を深めていきます。実験室実験については、多くの研究で紹介されている一方、フィールド実験の具体的方法などについては接する機会が少ないようです。そこで、実験室実験を基礎としながら、フィールド実験についても紹介していきます。
ここでは、日本を代表する研究者による、消費者実験を用いた優れた研究をご紹介願います。このとき、実験において、各段階(たとえば、①準備・計画、②実施、③結果の解釈・考察や論文化など)で課題となる事項とその解決方法・注意すべき事項・コツなどについて後学者に向けた助言を頂きます。
いずれの発表も、Zoomにて開催します。開催の前々日前々々日までに申し込みください。前日前々日までにZoom linkをご案内します。
お願い
参加申し込み願うと、ご記入のアドレス宛に確認メールが届きます。もし確認メールが届かない場合、記入されたアドレスが間違っていると思われます。その場合、再度、申し込みをお願いします。前々日までにZoomリンクが到着しない場合、お問い合わせのほどお願い申し上げます。
多くの方のご参加頂きましたこと、お礼申し上げます。
第1回
タイトル 「消費者行動研究のフィールド調査を考える」
日 時 2024年11月13日(水)18時~(最大1時間30分)
申し込み リンク(締め切りました)
11月11日までに申し込み下さい。12日までにZoom linkをご案内します。
第2回
タイトル 「感覚マーケティング研究における実験的アプローチ:オンライン、実験室、フィールドの組み合わせ」(仮題)
日 時 2024年11月27日(水)18時~(最大1時間30分)
申し込み リンク(締め切りました)
11月25日までに申し込み下さい。26日までにZoom linkをご案内します。
第3回
タイトル 「不遵守を考慮したフィールド実験のマーケティングへの活用」(仮題)
日 時 2025年1月8日(水)18時~(最大1時間30分)
申し込み リンク
1月6日5日までに申し込み下さい。7日6日までにZoom linkをご案内します。
第4回
タイトル 「マーケティング研究とモバイル環境のフィールド実験」
タイトル 「モバイルクーポニングと実店舗での波及購買」
タイトル 「モバイル買物リストの使用と計画購買の実行度」
日 時 2025年1月20日(月)18時~(最大2時間)
申し込み リンク
1月18日17日までに申し込み下さい。19日18日までにZoom linkをご案内します。
第5回
タイトル 「消費者実験における研究方法論の進展」(仮題)
日 時 2025年2月7日(金)16時~(最大1時間30分)
申し込み リンク
2月4日までに申し込み下さい。5日までにZoom linkをご案内します。
中央大学 企業研究所
マーケティング研究の理論と方法 チーム
熊倉広志
寺本 高
kigyoken-grp (at) g.chuo-u.ac.jp
〒192-0393 東京都八王子市東中野742-1