校長より

令和6年度 児童生徒と府中学園を

あったかくしていきます 



今年度は、府中学園が開校して17年目、義務教育学校になって8年目となります。昨年度5月に新型コロナウイルスの感染法上の分類が5類に移行され、教育活動の制限がほとんどなくなりました。しかし、この3年間のコロナ禍で、子供たちは人とのつながりやグループ活動、人間関係づくりに大きな影響をうけてきました。その結果、全国的に不登校、暴力行為、いじめ、孤立孤独で悩みを抱え込む子供の増加を生んでいます。

そこで、本校では令和5年度から学校教育目標を「わたしたちがつくる『あったかい府中学園』」に変更し、PTA、コミュニティースクール、子供たちと一緒に、あったかい児童生徒、あったかい(よりよい)人間関係をつくっていくために学校をあげて取り組んでいます。

本校の児童生徒は、学校教育目標のキーワード「あったかい府中学園」「あったかい」を全員意識して言えるようになっています。1年生も、昨年度末には黙って人を手伝ったり、健康観察の時に自分のことだけでなく欠席しているお友達を心配するあたたかいきもちをいえるようになったりしています。一方、冷たい言動や人を傷つけることがもとでトラブルも起きています。「あったかい府中学園」は、誰かが用意してくれるものではありません。私たち(子供たちも教職員も保護者も地域も)が努力を続けてつくっていくものと考えています。

今年度も、府中学園は学校をあげて児童生徒と共に一層「あったかく」なっていきます。



府中学園校長 渡部 光昭