4月28日(月) 4年生・総合(食に関する指導)
「給食室のごみについて知ろう」
4年生は社会科で、自分たちの生活から出るごみやその処理について学びますが、総合的な学習の時間ではその社会科の学習に関連付けて、食育の観点から学校給食で出るごみについて学ぶことになりました。この日は4年2組(5時間目)、4年1組(6時間目)で栄養教諭の松尾先生が授業してくださいました。
子どもたちは日頃直接見ることのできない給食室での調理の様子をビデオで視聴し、調理の過程でどのようなゴミが出るかを学びました。ごみには「リサイクルできるごみ」と「リサイクルできないごみ」とがあり、それぞれがどのように処理されているのかを学びました。
リサイクルできる例では、例えば残った米飯はリサイクルされた後、養豚場の豚の餌になります。また、食材を入れていたダンボールやペットボトルは一般的なリサイクルと同様です。また、ガラス瓶や缶も「燃えないごみ」としてリサイクルに回します。
しかし、毎日大量に出てしまう野菜の皮やくず、ビニール、ペーパー、牛乳パックの他、おかずの残菜は焼却ごみとして燃えるごみにしなければなりません。大きなごみ袋で、毎日3~5袋出るそうです。そしてその処理には、当然ながら多くの費用がかかってしまいます。
栄養教諭の松尾先生たちが栄養バランスを考えて作る献立。しかしメニューによって残菜の量は大きく異なるようです。無駄にごみにしてしまわないために必要なこととは・・・?? 子どもたちはどこまで考えることができたでしょうか。
4月25日(金) 進級後・入学後初の「学習参観」
みなそれぞれに進級し、新たな学級で3週間を終えました。また、1年生も入学して全校児童が500名を超えた中、今年度初の学習参観を行いました。学習内容は、次の通りでした。
1年生・・・国語「かくこと たのしいな」
2年生・・・算数「わかりやすく あらわそう」
3年生・・・国語「漢字の音と訓」
4年生・・・算数「折れ線グラフと表」
5年生・・・国語「漢字の成り立ち」
6年生・・・国語「漢字の形と音・意味」
はまかぜ・・・自立活動「はまかぜ集会をしよう」
4月23日(水) お話宅配便
昨年度行った「お話レストラン(子どもたちが、話をする先生を選択して教室移動し、読み聞かせをしてもらう)」は今年度も行うのですが、今回は第1回目ということで、各教室に他の学年の先生がお話をお届けに来る「お話宅配便」を実施いたしました。
今年度から時間帯が変わった「チャレンジタイム」の時間に、子どもたちはやってくる先生とお話を心待ちに、皆楽しそうにお話を聞いていました。
4月22日(火) 標準学力調査(2~5年/国・算)
毎年取り組んでいますが、この時期に、主として前年度の学年で学んだ学力がどのくらい身についているかを、この「標準学力調査」で調べます。国語と算数の2教科で取り組み、国語ではCDの音声を聞き取って答える内容もあり、子どもたちは皆真剣にテスト用紙に向き合っていました。
5年生も、新しく少し大きめのきれいなプレハブ教室の中で、頑張っていました。さぁ、結果やいかに??
(※ 6年生も実施いたしますが、日程・時間割の関係で、来週の水曜日に行います。)
4月16日(水) 1年生、給食開始!
1年生は、金・月・火の3日間の集団下校を経て、今日から給食が開始となりました。
メニューは、『牛乳・ワンローフ型食パン・福岡野菜の煮込みハンバーグ・洋風スープ』でした。1年生は何事も他の学年より時間を要しますし、初めてのことばかりですので、特に給食は4時間目の後半からその準備に入る必要があります。
まず手を洗い、給食当番の子はエプロンを着用するところから。全員エプロンを着用したら、担当(食器・小さいおかず・大きいおかず・牛乳・パン)が誰なのかを確認して、その後どこに行って何をするかを指示し、同行して運ばせます。また同時に、給食当番以外の子にはNHKフォースクールの動画などを見せて離席しないように指導したり、後で机上に置くおかず等の置き方を黒板の絵で教えたりしておきます。
給食当番にいきなりいろんなことをさせるのは難しいことなので、つぎ分けるのは当面の間、教師が行います。給食台にある程度つぎ分けたら、「〇号車さん、自分のおかず(牛乳・パン…)を取りにきてくださ~い。」といった具合に、今度は廊下側から静かに並んで自分のおかず等を取りに来させます。
全員揃ったら、「いただきます!」。今回1組は準備に少し時間がかかってしまいましたが、いいタイミングで(4時間目を終えた)6年生が「助っ人」としてたくさん来てくれました。
「先生、おいし~いっ!」と煮込みハンバーグにかぶりつく子がニコニコ笑顔で言ってくれました。
量は基本的に「自分が食べられる分量」で、足りなかった人は後で“おかわり”ができます。
1年生は、きちんと席について初日の給食を美味しく食べることができました。
2日目(17日・木)は「チキンカレー・ベーコンソテー」、3日目(18日・金)は「鶏のから揚げ・春キャベツの味噌汁」と、1年生にも喜ばれそうなメニューが続きます。
4月10日(木) 香椎浜小学校 第43回・入学式
前日までの天気予報では「日中は雨」でした。学校は準備する中で、「玄関に掲げる予定の国旗も、雨の中では掲げられないかも…」などと心配していましたが、良い意味で予報は裏切られ、結果的に雨は全く降りませんでした。
さて、新入生99名を迎えての入学式に当たり、私は「香椎浜小学校で頑張ってほしいこと」として3つのことを話しました。
⓵あいさつや返事をしっかりと声に出すこと。⓶人の話をしっかり聞くこと。⓷様々な友達と仲良く過ごすこと。 …の3つです。
⓵は、「おほようございます」「こんにちは」「さようなら」「ただいま」など。人は人とのつながりの中で、いわゆる「社会」の中で生きていくわけですから、コミュニケーションの入口となる挨拶はとても重要です。
②は、人の話をしっかり聞くということ=その人を尊重する・大切にするということでもあります。「お話は『目と心で聴く』こと」とも話しました。
⓷は、自分の好きな友達とであっても、喧嘩をすることだってある。自分に都合の良いところだけで仲良くするのではなく、自分が悪かったと思う時には「ごめんね。」と言えることだったり、そもそも日常の中でその友達のいいところを見つけ、認めて「ありがとう。」と言ったりすることが大切だという話をしました。
担任は1組・森田先生、2組・王丸先生、3組・大﨑先生と、はまかぜ2組の瀬戸崎先生と真方先生、はまかぜ3組・佐藤先生、はまかぜ4組・柴田先生、はまかぜ5組・久志先生 です。その他にも、緒方教頭・髙田主幹教諭、養護の湯浅先生、栄養教諭の松尾先生、指導方法工夫改善(1年生には「お助けマン」と紹介しましたが)・狩所先生 …等々、1年生にかかわる他の先生がたも紹介しましたが、名前を覚えるには、ずいぶん紹介する人が多すぎました(仕方ないですが)。
翌日の金曜日と週明けの月曜日・火曜日までが「1年生・集団下校」です。地域の方々にも見守っていただきながら、安全に下校していきたいと思います。
4月9日(水) 入学式・前日準備
翌日の入学式に向けては、例年6年生がその準備を行います。しかしながら「6年生が行うと決まっているから」だけでは、その活動も形骸化してしまいます。準備をする6年生が、改めて「これは自分たち最上級生が責任をもって新入生をお迎えするための準備を行うんだ!」という気持ちを持ててこそ、前日準備を教育的価値のあるものとして進めることができます。
香椎浜小学校でも、職員がそのことをよく心得ていて(昨年度もそうだったのですが)、その前の日に6年生担任の山田先生・三村先生が校長室を訪ね、「準備に取り掛かる前の6年生に向けて、気合入れのお話をお願いします!」と申し出ておりました。
前日準備のスタートは体育館から。始業式で「鶴の恩返し」の絵を提示して話していたので、その話と結び付けて、次のような話の流れで『恩送り』という言葉を教えました。
6年生のみんなが新1年生の時、お世話をしてくれた当時の6年生は(高校に進学して入れば)高校3年生の年齢であり、今その時の恩返しをしようと思っても、実際にはできない。その人たちへの直接の恩返しはできないが、その『感謝の気持ち』は明日入学してくる新1年生に「返す」形で、恩を送ることができる。これが『恩送り』であり、香椎浜小学校の伝統としてしっかり繋いでいってほしい、と。
この話を微動だにせず真剣に聞き、私の話にやる気いっぱいの返事で反応してくれた6年生は、その後、体育館の会場設営や1年生の教室掃除と教室飾り、昇降口の中や受付となる昇降口の外・体育館周辺の掃除、トイレの掃除… などと、決められた分担に従って時間いっぱい自分に割り当てられた仕事に集中して準備をしてくれました。
4月9日(水) 朝活(朝のあいさつ運動)
香椎浜小学校では、伝統的に朝の挨拶運動に取り組んでいます。子どもたちは「朝活(あさかつ)」と言っており、6年生や運営委員会の児童を中心に、登校してくるお友達に校門で挨拶しています。
私も学校長として毎朝正門に立ち(木曜日だけ1街区からの児童にも挨拶できるように、昇降口近くで挨拶しています)、時にはハイタッチや握手などもしながら、子どもたちとの挨拶を『朝のエネルギー補給』として日課にしています。
水曜日は「はまっこパトロール」や「はまゆう会」に属する地域の方々も緑やピンクのジャケットを着て参加してくださいます。
始業式でも挨拶のことを話しましたし、進級してやる気がみなぎる今の時期、子どもたちも特に気合が入った感じで挨拶をしています。
4月7日(月) 令和7年度 赴任式・1学期始業式
3月に多くの先生方とお別れしましたが、4月になると新しい出会いの時を迎えます。
この春に新たな14名の先生(兼務校がある2名を含む)をお迎えすることになりました。新6年生のYさんが、香椎浜小学校のよさが「気持ちの良い『すめおおの挨拶』にあること」「『感謝・思いやりの心』をもって生活する人が多いこと」などを立派に話してくれました。
始業式では3つの昔話の共通点から、Yさんも話してくれた『感謝・思いやりの心』について話しました。「つるの恩返し」「花咲か爺さん」「かさ地蔵」の3つです。 (※ 家でネット画像を参考に描いた「自作の絵」です。)
「つるの恩返し」では、罠にかかった鶴を可哀そうに思い、助けた青年は『思いやりの心』をもっていました。助けられた鶴は、『感謝の心』で青年の妻となって自らの羽を引き抜き、織り込みながら美しい布を織り上げました。
「花咲か爺さん」では、お爺さんが迷子の捨て犬をシロと名付けて可愛がったのは『思いやりの心』があったからこそでした。そしてお爺さんに可愛がってもらったシロは、『感謝の心』で大判小判を掘り当てさせたり、不幸にして亡くなった後も灰で枯れ木に桜を咲かせることで、お爺さんがお殿様から褒美がもらえるようにと恩返しをしています。
また「かさ地蔵」では、吹雪にの中に立つお地蔵さんたちを気の毒に思ったお爺さんが『思いやりの心』で売り物の笠や足りない分は自らの分をも使って7体のお地蔵さまたちに笠をかけます。後でお爺さんの家にはお米やお野菜がたくさん届けられますが、これは笠をかけてもらったお地蔵さまたちが『感謝の心』を形に表したものでした。
ということで、今年も香椎浜小学校は『感謝・思いやりの心』を育て、子どもたちの健全育成に努めて参ります。姿勢を正してしっかり聞いてくれた2~6年生の児童にも、学校長の話は伝わったのではないかと思っています。