12月22日(月) かしいはま三太・トナカイのケーキプレゼント
2学期最後の給食となったこの日、献立には子どもたちが楽しみにしていた「ケーキ」がありました。今年も昨年度に引き続き、「かしいはま三太」と「トナカイ」のコンビが、各教室へ鈴の音とともに現れ、ケーキをお届けしました。
教室に入ると三太が「メリー… さんのヒツジじゃなくて、トナカイです。」とトナカイを紹介しました。ちょっとガラの悪いトナカイは、今年もサングラスをかけておりました。
教室に「かしいはま三太」と「トナカイ」が現れると、「ワーーッ!」と歓声を上げる子、どうリアクションしてよいのかわからず戸惑いの表情を見せる子… など様々でした。一番ノリがよかったのは、なんと6年生。「イェーイ!!」「ありがとうございます!!」と元気に迎え入れてくれました。中には、三太にサインを求める6年生もいました。
はまっ子が2学期をしっかりと頑張ったご褒美のケーキ。みんな大事そうに食べていたようです。
12月15日(月) 1・2年生「ラッピングトラックのお披露目」
香椎浜校区の北側にラグビー日本代表が使用している施設「JAPAN BASE」があるのはご存知だと思いますが、道路の反対側に「(株)花王ロジスティクス」があり、配送用のトラックが多くあります。昨年も同様にして取り組みましたが、今年もそのトラックの側面に本校低学年児童が描いた「交通安全に関する絵(ポスター)」をプリントするという『ラッピングトラック』をつくる取組に参加しました。
夏休みの課題に「交通安全の絵(ポスター)」を描こうということで、たくさんの子どもたちが応募してくれました。今回トラックにプリントされた作品は片側20枚(両側で40枚)の絵なので、全ての子どもたちの作品が載ったわけではありません。ですが、みんなの交通安全への願いを込めたトラックということで、今回その完成したトラックのお披露目をする運びとなりました。
本校もインフルエンザの波がやってきているため、1年も2年も学年全員がそろって集まることは避けましたが、1クラスずつ時間をずらして、花王の皆さんと「ラッピングトラック」の所へ行きました。一クラスずつ、今回の説明を聞き、トラックにしていただいたことのお礼を述べ、トラックをグルっと一周して、代表の友達の作品を鑑賞しました。花王さんからは参加賞として、みんなが手を洗う時の泡ハンドソープをいただきました。
これから香椎浜の街を中心に、みんなの交通安全への願いを乗せたトラックが活躍してくれることでしょう。
12月9日(火) 3年1組・テーマ授業研究(体育科)
神戸先生に続き、榎並先生も体育の授業公開をしてくれました。3年生は「跳び箱」です。低学年における体育は、基本的に「○○遊び」が中心なので、技の習得とまではいかないのですが、3年生からは様々な技を習得していきます。開脚跳び・抱え込み跳び・横跳び・台上前転… などです。
子どもたちは自分たちで場づくりを行い、 その後「トビトビタイム」という時間を設け、基本動作となる「うさぎ跳び/カエルの足うち/ステージへの跳び上がり・跳び下がり」などを行いました。榎並先生は、体育館の活動がスムーズに、そして安全に行えるように、事前に活動ごとの場を設け、その位置や向きを考えていました。また同じ跳び箱も、縦方向に跳ぶ子と横方向に跳ぶ子がいる場合は縦横が交互に跳ぶようにするのですが、今から跳ぶ人が「跳びまーす」と言って跳び、次の人へ「どうぞ」と声をかけるルールを事前に確認して、ぶつかることが無いようにしていました。互いに適切なコミュニケーションを取ることで、安全に練習を続けることが出来ます。
榎並先生は、時折跳び方の上手な子を指名して模範として見せていました。トビトビタイムは音楽に合わせ、約1分で次の跳び方へと場所も移動して取り組みます。場を変えたり再び先生のもとに集まったりする時は切り替えの出来・不出来が授業のテンポにも大きな影響を与えるのですが、榎並学級は切り替えが早く、さっと集まってしっかり話を聴くことのできる、そんな集団の高まった姿を見せてくれました。
それぞれの技を習得するために、友達の跳び方を見て真似たり基本の動きから練習し直したりすることで、今後どんどんレベルアップさせていくことでしょう。
12月8日(月) 2年3組・テーマ授業研究(体育科)
先日の三村先生に続き、神戸先生も今年度の研究は体育科を中心に進めるということで、今回「キックベースボール」の導入を公開してくれました。
子どもたちはキックベースボールの動画(リーダーの児童が事前に体育館で取り組んだ時の様子)を教室で視聴した後、運動場へ移動し、使用する道具を準備しました。また、その後はグループごとに準備運動に取り掛かりました。運動場に出てからのその流れは、まさにルーティーン化しており、子どもたちが「学び方」を身に付け、主体性をもって取り組んでいる姿でした。
準備運動が終わったら、グループ内で「作戦」を確かめ合い、先生の笛の合図で試合開始です。
キックベースボールには、当然基本のルールがあり、攻撃側がボールを蹴るのですが、守備側はボールを追いかけて取り、守備メンバー全員で手をつないでボールを囲み座れば「アウト」になります。ただ野球と違い、「アウト!」を叫ばれる前に走者が1塁に達していれば1点、2塁に達していれば2点という具合に、ランナーを溜めることなく加点するシステムです。もちろん、ノーバウンドのフライを直接キャッチされたら、即アウトになります。しかし、みんなの合意の下、実態に応じて一部ルールを変更したり付け加えたりするのも学習です。目的は「みんなで楽しくゲームをすること」で、勝つことばかりが目的ではありませんし、様々な意見がある中で合意形成を図ることも大事な社会勉強の一つです。
2年生の子どもたちは、キックベースボールの守備の中でグループの仲間と協力してアウトを取り、攻撃するときは力いっぱい仲間を応援して点を取りに行きました。実際のゲームを通して、より楽しくゲームをするために必要なルールについて知恵を絞っていくことでしょう。
12月4日(木) 番外編「学校サポーター会議」
学校の運営は、学校長である私の「学校経営方針」に基づいて日々の活動として具体化されていくことは当然ですが、その学校の日々の取組を外部の目を通して評価していただく場が「学校サポーター会議」です。学校側から委嘱した地域の皆さんから、学校からの資料をもとにした説明と、参観時における子どもの生の姿を見ていろいろとご意見・ご感想をいただきます。また、学校では掌握しきれていない、子どもたちの地域における実態についても情報共有がなされました。
今回はその情報共有の中で「(学校ではよく挨拶が交わされるが)地域では挨拶をする子があまりいない実態」や、「団地内における生活音(足音・ボールをつく音・大声や大音量の音楽…等々)」で迷惑をされている方がおられることが報告されました。また、学校が運動会に向けて練習していた期間も、マイクや音楽の音量が大きすぎて、近隣の皆さんにご迷惑をおかけしていたことが分かりました。運動会に向けた取組については職員にも指導し、次年度に引き継いでいきます。
挨拶や生活音などについては、今後児童に(昼の放送や終業式の中で)「学校で指導されている挨拶・言葉遣い・歩行(交通ルール)・室内での過ごし方・・等々」は、学校外の家や地域でも必要なことであり、違いを付けるべきことではないということを指導してまいります。
12月4日(木) 人権学習参観・懇談会
戦後の1948年12月10日、国際連合の総会において「世界人権宣言」が採択されました。そのことにちなんで、福岡市は毎年12月4日~10日を「福岡市人権尊重週間」と定めています。また、福岡市の小中学校では、その期間を中心に「人権学習参観・懇談会」を設けて、保護者に学校における人権教育の取組をご理解いただくべく、啓発を行っております。
今年の人権学習は各学年ともに共通したテーマがありました。それは主に「性」を中心とした「多様性」について教材化した学習です。
ここ10年くらいで教育現場も認識が大きく変わりました。それ以前は、いわゆる「性的マイノリティ(少数派)」そのものの認識・理解が十分でなく、ややもするとそうした少数派の方々の人権を侵害してしまうような言動を、私を含む教員自身が行ってしまったこともあるという反省があります。
しかし、我々もこの10年あまり様々な機会に研修を受け、当該の方の話を直接お聞きする中で認識を新たにしてきた面が多々あります。そしてそれを子どもたちの教育へ還元して、一緒に考えていこうという学習を構築していった次第です。授業をご覧になった方も、それぞれの立場でご自分を振り返りながら考えていただけたら幸いです。
◆ 外靴はご自分で袋に入れて持って移動されるように、毎回事前の案内プリントやメールで再三お願いし、多目的ホール自体に掲示もさせていただきましたが、多目的ホールの入り口には今回も保護者の靴があり、残念に思っています。子どもたちにも「みんなのことを考えて行動しよう」と指導している学校ですから、保護者の方々にも同じ方向性で動いていただきたいと思っています
12月3日(水) 6年2組・テーマ授業研究(体育科)
今年度三村先生は、体育科を中心に授業改善の取組を研究しようということで、今回は「走り幅跳び」に挑戦しています。校内における公開授業として、単元の導入(第1時目)を見せてくださいました。
最初に教室で「走り幅跳び」のお手本となる動画を見せて意欲付けをし、運動場では3つの跳び方のステップを紹介し、「慣れの運動」として技の習得に取り組ませていきました。1つ目は、踏切を含む最後の3歩を意識して跳ぶ「3歩ジャンプ」、2つ目は、跳んだ瞬間におなかごと前に突き出して跳ぶことを意識するためにおへその位置にゴムひもを当てるようにして跳ぶ「ゴム紐ジャンプ」、そして3つ目は、跳ぶ瞬間に両手を高く上げることを意識するために、竹輪状のクッションをつかむようにして跳ぶ「竹輪ジャンプ」です。
「慣れの運動」における3つのジャンプを、時間を区切って班ごとのローテーションで順番に取り組んでいきました。三村先生は、途中で跳び方の手本になる子を指名して、みんなの前で跳んで見せることもしていました。皆、とても意欲的に3つのジャンプに挑戦し、お互いに「もっと○○した方がいいよ!」等と声を掛け合って練習に励みました。
次の時間も、それぞれに自分の課題を明らかにしながら、その克服や技の習得に向けて頑張っていくことでしょう。
12月2日(火) 芸術鑑賞会・劇「花咲かそ!天神沼」
この日、劇団風の子による「花咲かそ!天神沼」という劇を体育館で鑑賞しました。劇は「今を生きる妖怪たちの命と自然をつなぐ物語」で、大きく言うと環境問題をテーマにした劇でした。
私は「○○な秋」と提示して、この日は心に栄養を与える「芸術の秋」として、面白さや驚き・感動を大切にしましょう、と冒頭のあいさつで話しました。
体育館は朝から大がかりなセットが組まれましたが、劇の進度に従って役者さんたちがセットも瞬く間に場面転換していました。役者さんの声の張り方・表情・体育館を前から後ろまでフルに使って体をいっぱいに使った表現… 生の劇にみんなその世界に引き込まれました。
主として登場するのは成長途中のまだ未熟な妖怪である「カッパ」、「天狗」、そしてアイドルを目指す「キツネ」です。また、話のはじめと終わりは役者さん全員が「カラス」として登場したり、天神沼周辺の土地をリゾート施設にするために開発を進めようとする「業者」役、土地を狙われる「お千代ばあさん」役、その「息子」役、天神沼の「ナマズ」役… 等々それぞれの方が何役素早く入れ替わって劇が展開されていきました。
とにかく生の劇は迫力が違いました。同じ劇でも、テレビで見るのとではきっと感じ方が全く違ったことだろうと思います。初めは、水が枯れかけてきた天神沼周辺をリゾート地へと開発しようとする業者と、その業者の口車に乗せられてその片棒を担ごうとするアイドル志望のキツネが、天神沼のカッパ・天狗と対立します。しかし、土地の所有者であるお千代ばあさんと共に、最後はナマズや業者と対決して天神沼を守り抜く話です。このことを通じて、3匹の妖怪たちが成長していく様がとても生き生きと表されていました。
劇が終わると、当然ながら拍手の嵐。最後は子どもたちが体育館を出終わるまで、役者さんたちが一人一人に笑顔で手を振って見送ってくださいました。翌日には鹿児島へと向かわれるとのことでした。今後も日本全国に笑顔と感動を届けていかれることでしょう。劇団風の子の皆さん、迫力ある劇と感動をありがとうございました。