11月28日(金) 2年・生活科
「はまゆう会の方々との『昔遊び』」
毎年、本校2年生がお世話になっています。この日は「はまゆう会」から30名近くの地域の皆さんにお越しいただき、生活科におけるゲストティーチャーとして「昔遊び」について教えていただきました。
内容は3つあり、一つ目は牟田口さんが夏から一つ一つ手作りで準備してくださっていた「竹とんぼ」を飛ばす遊び。二つ目は、2~3個を素早く器用に投げて回す「お手玉」。そして三つ目は、輪っか状につないだ毛糸を使って様々な形・デザイン(?)を編み出す「あやとり」。
2時間目から1組・2組・3組の順に、体育館で教えていただきました。
竹とんぼは左手を固定して、右手を左手に押し付けたまま強く上向きに前に押し出して飛ばしますが、コツを得ないとなかなかうまく飛ばせません。でも、コツを得るとビューンと飛ばすことが出来ます。皆夢中になって、手作りの竹とんぼを飛ばしました。お手玉は、2年生の子どもにとっては2個を回すのも難しかったようです。右手のお手玉を上に投げると同時に左手のお手玉を右手に移し、落ちてくるお手玉を左手で受け止める…。この繰り返してテンポよく回していくのも練習が必要です。ましてや3個となると(私もできませんが)、名人のお姉さま方のような真似はとてもできません。が、何度もチャレンジして楽しんでいました。
あやとりでは、異なる形ができる複雑な指の通し方を、先生方が文字通り手取り足取り(?)教えてくださいました。ほうきの形などが上手く作れると、自慢げにこちらに見せてくれました。
最後は牟田口さんからは「竹とんぼ」、白水さんからは「あやとり」を一人分ずつプレゼントしていただきました。2年生が大変喜んでいました。本当にありがとうございました。
11月26日(水) 1年2組・テーマ授業研究(生活科)
生活科では子どもたちが様々な経験・体験をする中から気づきを生み出し、それが個々人の成長につながるように学習を進めていきます。
王丸先生は、1年生の子どもたちが入学式以降、どのように成長したかを資料で振り返り、事前に書いた「場面場面でしていること」のプリントをもとに、「これから自分でできそうなこと」を考える学習を授業研として公開してくださいました。
手だてには「入学式以降の写真のスライド映像(歓迎遠足、初期の給食準備など)」で、『してもらっていたこと』がいかに多かったかを見て確かめた後、『今、できるようになってきたこと』もスライド映像で紹介して、子どもたちの成長を可視化していました。
初めは王丸先生が全てのおかずなどをつぎ分けていたのが、今では給食台を先に拭く子がいたり、給食当番で分担してつぎ分けたり、それを配膳したり、牛乳パックを畳んだり、掃除で自分の分担場所を頑張ったり… と、たくさんの『できるようになってきたこと』が登場しました。また教室背面には運動会での成長を写真等で記録した掲示物があり、つい先日の大きな取組での成長を実感できる場面もありました。
子どもたちに「できるようになったこと」を可視化させ、実感させることは、次への意欲につながります。子どもたちは進んで友達と対話活動を行い、また発表をしました。
子どもたちは、事前にプリントに “マップ” として、「朝ごはん/着替え/洗顔・歯磨き/持ち物準備…」などの各場面でしていることを、「自分でしていることは青○」「自分以外の人がしていることは赤○」の印をつけて分けていきました。そして、そこから気づいたことを友達と交流し、気づきを発表していきました。
王丸先生が黒板に「学校でできるようになったこと」←→「(お家の人などに)してもらっていること」⇒「自分でできる(これから挑戦する)こと」と、子どもたちがレベルアップ・成長していく構想を見事に示してくださいました。今後、子どもたちが主体的に頑張って取り組むことでしょう。
11月26日(水) 6年「薬物乱用防止教室」
6年生はこの日「薬物乱用防止教室」で、学校薬剤師の箕浦雅子先生を講師に迎えて、音楽室で学習しました。飲酒やたばこの“習慣性・中毒性”に始まり、そこを入口とする薬物とその危険性などについて学びました。
内容についてはスライド資料をほぼ写真に収めましたので、じっくりご覧いただき、6年生が学んだ内容をご理解いただければ、と思います。
11月26日(水) 3年3組・テーマ授業研究(国語)
井上先生は、山田先生と同じく国語科で取り組みました。「三年とうげ」という韓国の話の導入で、物語の感想から、今後の学習のめあてを立てていく学習でした。
子どもたちは題名や挿絵、リード文を手掛かりに、この物語がどんな話なのかを想像していきました。
子どもたちは本文を読んで内容を知り、面白いと思ったところとその理由を文に書き表していきました。そしてノートに書いたそれを手に、友達と意見交流を行いました。井上先生は「友達の考えと同じところ/ちがうところ」を比べながら聞くように指示されました。
3年生の子どもたちは、言葉の面白さや話の展開の面白さなどとそう思った理由について、友達と対話を交わしていきました。学習を通して、子どもたちが物語の面白さを少しずつ味わっていっているように思えました。
11月18日(火) 6年1組・テーマ授業研究(国語)
山田先生は国語科『ぼくのブック・ウーマン』というアメリカ(ケンタッキー州)の話の導入場面を授業公開してくれました。まず題名とリード文(話の冒頭に示された文)から物語の内容を想像するところから入りました。そこから「登場人物/時代/場所/背景」など、手掛かりとなるポイントを確認し、実際の物語を読み、そこから生まれる問いや考えを交流していきました。
さすが6年生!という姿が随所に見られ、学習に臨む姿勢はもちろん、先生の問いに対して真っ直ぐに答える姿や真剣に考えて友達と交流する姿にそれが現われていました。最初は「文字」を「ニワトリの引っ搔いた…」と言っていた主人公がブック・ウーマンが持ってくる本を楽しみにするようになる様から、子どもたちはこれから学習で読み深めていく上での「問い」につないでいくことができました。
11月18日(火) 2年2組・テーマ授業研究(生活科)
大淵先生は今年度生活科を中心に授業研究をしようと、この日の授業研を公開してくれました。この時間では秋の探検を振り返り、めあてを「かしいはまで見つけた『まちのすてき』をつたえあおう」としました。これまでの見学を具体的に振り返るために、ミライタッチの画面で「イオン/ガリバー/ローソン/コメダ珈琲/香椎浜ガーデン」などの写真を提示して、子どもたちが何を見つけたかを思い出しやすくしていました。
学習プリントには、自分が見つけた「伝えたいことやそのわけ」を書く欄と、それを「伝えたい人」を書く欄があり、相手意識を明確にして表現する意図をもって授業が進められました。香椎浜ガーデンでいただいた「レモンユーカリの枝葉やローズマリーの葉」などの具体物も提示され、コドンたちは「いいにおいがする!」と感じたことを発表していました。また子どもたちは、伝えたい人として「班の友達/お母さん/お姉さん…」などを具体的にイメージしていたようです。
子どもたちは感動を文などに表し、他者に伝えるコミュニケーションのスキルを身に付け、そして他者とコミュニケーションをとることの楽しさや大切さを、これから実感していくことになります。
11月18日(火) 4年3組・テーマ授業研究(道徳科)
高野先生は、今年道徳科の学習を中心に授業研究に取り組んでいます。この日は「善悪の判断」を内容とする『まちがっていない』という教材での授業研究を行いました。事前のアンケートで『まちがっていることをしている人がいたら、してきしたほうがいい』に対して「そうだ」と肯定的に答えた児童は100%。しかし『友達がまちがったことをしていた時に、指摘できなかったことがある』に「そうだ」と答えた児童が25%いたという結果が示されました。自分たち自身に本音と建前のギャップがあることをグラフで知った子どもたち。「まちがっていない」を読んで、主人公の気持ちに寄り添いながら考えました。
この教材は「ガイジ」という障がい者に対する差別的な言葉を使った友達に、注意した主人公が注意された子から責められ眠ることが出来なかったが、次の日の先生の指導によって友達にも正しく理解してもらえたという話です。子どもたちは、注意した後で責められて眠れなかった主人公の葛藤について考えました。そして最後は道徳として、これからの自分の在り方について考え、文にしました。初めのアンケートにあったように、多くの子どもたちは「建前」として、こうしなければならない・こうあるべきだ ということは分かっていますが、自信をもって注意することの難しさを改めて知ることが出来たのではないかと思います。
11月17日(月) 1年1組・テーマ授業研究(国語)
本校の職員は、日々の学習を通じて子どもたちの学力を伸ばすべく、授業研究を通して授業改善の取組を進めています。1年1組の森田先生は、今年度国語の学習に取り組んでいます。
森田先生は「たぬきの糸車」の導入の授業を公開し、子どもたちと「『たぬきの糸車』を読んで思ったことをみんなに知らせよう。」というめあてを立てました。今までに学習した物語文「おむすびころりん/大きなかぶ/やくそく」などを例に出し、先生自身が「やくそく」の話の好きなところとその理由を文章にして、子どもたちに例示しました。
デジタル教科書の音声で「たぬきの糸車」の範読を聴き、全体で登場人物(きこり・おかみさん・たぬき)やあらすじ等を確認し、各自が話の好きなところとその理由を書きました。1年生は言葉の意味がよく分からないことも多いので、「ふうふ(夫婦)って何ですか?」という質問もあり、森田先生は男女一名ずつを前に出して、女子を子ども(娘)とした場合に、その両親役である男子と森田先生自身が「ふうふ」であると、具体的に教えていました。 今回は最後の「書く活動」の時間が少し短かったのですが、時間を保障した中で、特に「理由」を大切にすることが子どもの思考力や表現力を深めていく上で重要なポイントになります。これからもこうした学習活動を継続的に取り組むことが、子どもたちの伸びにつながるものと期待しています。
11月17日(月) 6年生・家庭科「柿剥き」
福岡県は全国でも生産高が全国トップクラスの農産物が多くあります。イチゴ・キウイ・麦類・水菜・春菊などはその代表ですが、果物の柿もその一つです。県内でも、うきは市や杷木町で多くつくられている柿を、今回JAが子どもたちに直接親しんでもらう目的で提供してくれました。
しかし福岡県が全国トップクラスの生産量を誇る柿も、子どもたちにとっては全然身近な果物ではなかったようです。6年生でも「食べたことない…」という子も少なく、当然そうした子は柿を剥いた経験がなく、またその味も知らず…といった感じでした。
栄養教諭の松尾先生から柿の剥き方を教えてもらった後、6年生は一人一個の柿剥きに挑戦し、秋の味覚を味わいました。
あまり慣れていない味のためか、1個を食べきる子は少なかったようです。しかし、包丁で皮を剝くのは家庭科として大事な学習です。4等分に切って丁寧に皮を剥いていきました。最後は、使った包丁や皿をきれいに洗い、貴重な(?)経験を終えました。
11月15日(土) 令和7年度 運動会は「大成功」SP!
当日は、秋晴れのさわやかな土曜日となりました。全校のスローガンを「共力(きょうりょく)」とし、約1か月間、各学年で表現活動(ダンス)を中心に練習を頑張ってきました。
写真を撮りすぎて膨大な枚数となり、掲載に時間がかかってしまいましたが、今年度の運動会の様子を写真で振り返ります。
まずは当日朝、職員は早朝から準備をしました。前日準備で引いた運動場のラインの確認をし、薄くなったところは引き直したり、出した用具を再確認したりしました。
登校した子どもたちは教室で体操服に着替え、椅子をもって運動場の自分たちの応援席に並びます。校舎3階の正面には、今年度の運動会スローガンである『共力(きょうりょく)』の2文字を掲げています。
紅組・白組全員が集まると、それぞれの応援団団長の指揮の下、気合を入れて互いに鼓舞するための「声だし」が始まりました。そして9:00から、予定通りに開会式を始めました。
学校長の話では、「大きな『実りの秋』にする本番の日」として、この1か月間の練習の成果を発揮してほしいこと。その中でも元気な挨拶・返事などの声、話の聴き方や整列などにおける姿勢、キビキビした行動や場面ごとの切り替えを意識して行動することが、周りの方々への日頃からの感謝となること。自分の出番の「走競技」や「表現運動(ダンス)」、人によっては「代表リレー」などを力いっぱい頑張ることはもちろん、自分の出番以外の話の聴き方・姿勢・応援する姿で、今の学年になってからの成長の姿を見せることが大事だと話しました。また、特に高学年は応援団をはじめとする各係としての仕事もたくさんあるので、(全校朝会でも話した)自分の立場での役割を全うすることについて話したところです。
一番最初の演技は、3年生の「花笠音頭 咲きほこれ日輪草」です。ブルーの鮮やかな法被をまとい、テンポの良い曲にのって元気いっぱいのリズムダンスで入場しました。しかし、隊形が整うとそこから雰囲気がガラッと変わり、赤い花紙がついた花笠をもって、日本の伝統文化でもある花笠音頭を披露してくれました。唄に合わせて花笠をポンポンポンと移動させたり、しっかりと腰を落として花笠を左右にピシッと振る様子がとてもカッコよく、3年生としての成長を感じさせました。
次は1年生の走で「GO!GO!1年生!」。トラックの真ん中を、ラインに沿って一直線に走り抜けます。紅白の応援団も力いっぱいエールを送る中、みんなゴールを目指して必死に走り抜けました。本人たちは一生懸命でしたが、見ている方にとっては大変微笑ましい姿でもありました。
5年生の表現活動は「浜ん人(はまんちゅ)の心」で、初めはアップテンポの曲に乗って勢いよく入場してくれました。黒のTシャツに紫のサージ、両手にそれぞれ持っているパーラングー(小太鼓とバチ)が大変カッコよかったです。この日はじっとしていたら少し肌寒くも感じられる日でしたが、5年生のお陰で沖縄の暖かでさわやかな風が吹いてくるようでした。ゆったりとした曲の中にあっても息の合った太鼓のリズムと身体を大きく使ったのびのびとした動きがとてもさわやかでした。5年生の心が、観衆の心にしっかりと届きました。
4年生の走競技「バトンに心をつないで」では、4年生のみんなが初めてリレーに挑戦してくれました。高学年でもバトン渡しはとても難しいので、個人個人のタイムの合計だけでは結果を予測することも難しく、いかにスムーズなバトン渡しができるかがポイントでした。
バトンをもらった人が走り出すと、待っている次の走者がインコースに詰めるのですが、それも慌てているとなかなかうまくいきません。でも、4年生の子どもたちは、チームでしっかり心をつないで最後まで走り切ってくれました。
2年生の表現活動は「えがおいっぱい!やってみよう☆」でした。入場ではキラキラのポンポンを輝かせ、タイトルどおりの笑顔で本部に向かってやってきました。学年目標でもある「えがお」。その笑顔がいっぱいで、見ているこちらも思わず笑顔になりました。キラキラのポンポンを上下にしっかり振って「やってみよう!」という元気な声に、こちらも元気をもらった感じでした
6年生の走競技は「Plide ~誇りを繋いで~」。6年生も学年目標である「Plide」を掲げ、仲間と心をつなぐリレーに挑戦してくれました。最上級生ともなると、身体の大きさや動きのダイナミックさ、走るスピードも他の学年とはずいぶん違って迫力がありました。順位などの状況を冷静に見ながらインコースに詰める様子もさすがでした。
どの学年も前半戦として「走競技」もしくは「表現活動(ダンス)」のいずれか1競技を終え、応援団による「エール交換」と、全校種目の「チェッコリ玉入れ」です。
まずは「エール交換」。約1か月近く、朝や昼休みの期間を使って一生懸命に練習を積み重ねてきた応援団ですが、もちろん自分たちの演武だけでなく、紅白それぞれの仲間たちとともに自らのチームの雰囲気を盛り上げて鼓舞し、さらに相手チームにもエールを送ります。
両チームともに、さわやかなスポーツマンシップに則った素晴らしいエール交換を披露してくれました。また、両陣営も後半戦に向けて気合十分に臨める態勢が整いました。
エール交換が終わると、後半戦に入る前の全校種目「共力!チェッコリ玉入れ」です。この全校種目では、2つの学年が玉入れのかごを囲む円陣となり、チェッコリのダンスを踊ります。曲のタイミングで狩所先生の笛の合図で一斉に玉入れを行います。
全体練習を行ったときは、奇跡の同点というドラマがありましたが、今回は本番のみに投入される「ドラゴンボール」という名のピンポン玉が登場しました。これは1つで5点が加算されますが、お手玉とは重さが極端に違い、軽すぎるので入れるのも難しいボールです。3・5年生、2・4年生。そして最後に1・6年生の組み合わせで玉入れに臨みました。
玉入れもさることながら、チェッコリダンスでお尻を大きく振って懸命にダンスするのがこの種目の大きな見どころでもあります。6学年全ての児童と応援団も一緒になり、 一生懸命に頑張りました。 大接戦の末、勝負は・・・紅組の勝利となりました。
後半戦のトップバッターは3年生の走競技「つき進め!カーブをのりこえて」です。低学年の走競技ではトラック内の直線コースを走りますが、3年生からはトラックのカーブに沿って走ります。初めてのカーブに苦戦しながらも、3年生は懸命に走りました。
次は1年生の表現活動「みんなでハピネス!!」です。1年生は、それぞれピンク・オレンジ・ブルーの軍手を手に着け、その手をしっかり伸ばして弾んでリズムを取りながら元気いっぱいに踊ってくれました。隊形移動の後に2人組なって腕を組み回る姿がとっても楽しそうで、まさに「ハピネス!」。2人組で形作るハートの形も決まり、見ている方も幸せな気分になりました。1年生の学年目標「なかよし」を体現したダンスは、とっても可愛らしい姿でした。
5年生の走競技は「限界突破!」。リレーの練習の成果を発揮して、各チームが競い合いました。自分たちの持てる力を、文字通り限界突破すべく挑んだ力走で観衆を沸かせてくれました。
続く4年生の表現活動は「完全燃焼!南中ソーラン」です。本校の元保護者・歯科衛生士の大谷亜矢 先生のご指導の下、己書(おのれしょ)としての一文字を黒い法被の背に、赤・黄・青のハチマキを巻いて力強く踊ってくれました。南中ソーランが始まると「どっこいしょ、どっこいしょ!」や「ハイ、ハイ!」のとっても元気のよい声が発せられ、迫力満点でした。力を込めて網を引く様子はしっかりと腰を落としていて、練習の成果がとてもよく出ていました。手や体そのものを上下左右にめいいっぱい動かしていて見ごたえがありました。最後に、学級で作成した応援旗も決まっていて、4年生のまとまりを感じることが出来ました。
2年生の走競技「ホップ・ステップ・えがおでジャンプ!」では、トラック内の直線コースを走るのですが、その途中に2つのペットボトルをつないだ紐のハードルと、レンガのブロックに見立てた箱の障害物を跳び越えてゴールを目指します。2年生は笛の合図でダッシュして、2種類の障害物を跳び越し、元気に疾走しました。
学年ごとの種目のトリは、6年生の表現活動「Plide~誇りを乗せて~」です。迫力ある音楽とともに、黒のTシャツと赤・黄の旗を手に堂々と入場する姿は、さすが6年生だと感じさせました。静と動のバランスを考えた動きで、音楽に合わせて赤・黄の旗を交錯させるところや、低い姿勢から勢いよく旗を回してバシッと伸ばす動きがとてもカッコよく決まっていました。中央に集まったり学級ごとの輪に分かれたりしての隊形移動、最後に本部に向かって大きなV字になるところも、6年生の心が一つにまとまって本当に立派でした。最後は一人一人が旗を振って礼をしてくれました。小学校生活最後の運動会の素晴らしい集大成の姿だったと思います。
今年度の運動会も、秋の大きな実りに成すことができたと思っています。最後まで子どもたちの活躍・頑張りに声援・拍手を送ってくださった保護者・地域の皆様、本当にありがとうございました。子どもたちは次の目標をもって、学校生活をさらに充実させていきます。
11月14日(金) 5・6年生、職員「運動会・前日準備」
明日に運動会を控え、おそらく天気も味方に付いてくれているようで、午後は5・6年生と職員で運動会の準備を行いました。
2日ほど前に体育主任の三村先生から、「校長先生、前日準備のはじめに高学年の子どもたちにお話をお願いします。」と依頼されていたので、「言葉と行動」について話しました。
「言葉にはプラスの力とマイナスの力がある」この言葉は、先日高学年が参加した「いじめゼロサミット」の中に出てきた言葉です。運動会を盛り上げ、仲間を応援する際には、当然言葉自体もプラスの言葉(頑張れ!/大丈夫だよ…等)を使うと思いますが、例えば同じ「ありがとう/おはようございます」等の言葉を使っても、言い方によっては受け止められ方が異なります。元気に明るく言えば相手に元気を与えて明るい気持ちになってもらえますが、目線も合わせずにしょんぼりと言えば、マイナスに働くことも考えられます。「言葉と行動」どちらにもあるもの… 私としては『温度』だと考えています。言葉のみならず、きびきびした行動からやる気を感じれば、それは見ている人にもプラスに働き、周りを元気にさせることが出来るはずです。
言葉と行動には『温度』がある。特に高学年の子どもたちにはそれを意識して運動会に臨んでほしかったので、『温度』の話をしました。
体育主任の三村先生からその後の進め方について説明が終わると、みな担当の先生のところに集まって、用具の準備や係ごとの動きの確認などを、時間をかけて行いました。
明日は子どもたちがこの約1か月間をかけて練習してきた成果を発揮する日です。子どもたちの頑張りを保護者・地域の様々な方々にご覧いただきたいと思っています。
11月13日(木) 代表委員会「議題説明会」
運動会を2日後に控えたこの日、11月27日(木)の代表委員会に向けた「議題説明会」が昼休みに開かれました。
代表委員会は、高学年の運営委員会メンバーが主催し、文字通り3年生以上の各学級代表2名と、高学年が務める各委員会の委員長らによって進められます。今回は「いじめゼロ仲良し月間について」の提案で、「朝、ラジオ体操をして、心と体を目覚めさせ、他の学年同士で関わり合って仲良くしたい」という提案理由でした。
毎週、月曜の朝にするという提案内容で、代表委員たちは「特に質問はありません。」ということで、提案者の説明が終わるとあっけなく議題説明会も終わってしまいました。
「どの週から開始するのか」「朝の何時に始まって、どこにどのような並びで集まるのか」などの質問が学級で出るのではないかな? と余計なことを心配してしまった校長でした。
11月6日(木) 4年生「大相撲・錣山部屋との交流」
この日、5校時に錣山親方(元小結・豊真将/ほうましょう)と現役力士・幕下の「峰刃(みねやいば)関」と三段目の「天(あまね)関」の3人が香椎浜小学校に来てくださいました。
交流会では3名の方々がそれぞれ自己紹介した後、「大相撲や力士を見たことある人?」や「今の横綱は誰か知っていますか?」などを問われましたが、子どもたちにとっては全く言っていいほど知らない世界だったようです。
当然「お相撲さんになって、一番初めに教わる言葉は何でしょうか?」も答えられる子がいませんでした。答えは「ごっつぁんです(ごっちゃんです)」です。我々が使う「ありがとうございます/いただきます/ごちそうさまでした…」などほとんどの言葉が「ごっつぁんです」になるそうです。つまり、本校が推進しているのと同じ『感謝』を表す言葉であり、「相撲の世界では『感謝』を大事にします。」と親方が話されました。
峰刃関と天関は「自己紹介代わり」の『四股(しこ)』と『股割(またわり)』を披露してくださいました。足が大きく広がって前屈で胸まで床にピタッとつく柔軟性に、みんな驚きの声を上げていました。「体が柔らかくないと、怪我をするからね。」と親方が説明されました。
さて、本校にずっと昔からあったもので長らく使っていなかった用具の一つに「土俵マット」がありました。今年こんな形で活用できるとは思っていませんでしたが、今回日の目を見ることが出来ました。そして、「相撲は礼に始まり、礼に終わる」。2人の力士が取組を見せてくださいました。必ず初めと終わりに礼を行い、戦う相手に対しても『感謝』を大事にする、日本文化・国技としての『相撲道』を示してくださいました。
そしてお待ちかねの「力士にチャレンジ!」。「お相撲とってみたい人?」の誘いにたくさんの手が上がりました。初めは1対1で、圧倒的な体格差で上まで抱え上げられたり振り回されたりで歯が立ちませんでしたが、希望者が多かったこともあって、力士一人に3~4人が挑む形が進められ、粘った末に押し出す子が出ると「ウォーーーーッ!!」と大興奮状態になりました。また、初めは及び腰だった女子も、「複数人でなら…」とチャレンジする子たちが現れました。
「2回目チャレンジしたい人?」の声にも、あまりに多くの希望者が挙手して列に並び始めたため、さすがに人数制限を設けましたが、子どもたちは本物の力士と相撲を取って、そのすごさや醍醐味をそれぞれに感じることが出来たようです。
最後は質問タイムで、「どうしたらそんなに大きな身体になりますか?」や「いつから相撲を始めたんですか?」「一日何食食べるんですか?」「どのくらいのご飯を食べるんですか?」「相撲の決まり手はいくつくらいあるんですか?」等々、質問が次から次へと飛び出しました。親方や峰刃関・天音関が一つ一つに丁寧に答えてくださいました。
楽しい交流の時間はあっという間に過ぎ、交流会は終わりました。既に9日から「九州場所」が福岡国際センターで始まっています。放課後、家に帰ってからでも十両や幕内の試合はNHKで見ることが出来ると思いますので、たまには子どもたちと一緒に観戦していただき、みんなで峰刃関や天音関をはじめとする錣山部屋の力士の方々を応援しましょう!
11月2日(日) 番外編・大相撲「錣山(しころやま)部屋」のちゃんこ鍋会
今年度から九州場所のある11月に合わせ、ラグビーのJAPAN BASEに大相撲の錣山部屋がやってくることになりました。実は、本校も6日に錣山部屋の親方をはじめ数名の力士が来られ、4年生と交流することが決まっています。錣山部屋は地域との交流を望まれており、その一環で「ちゃんこ鍋会」を開いて、来場者にふるまうことを企画されました。
当初300食を準備することがチラシにも書かれていましたが、予定の11時より少し前に自分が到着した時には、おそらくそれをはるかに超える人数が長蛇の列を築いていました。
私もでき得るならちゃんこをいただきたいと思いながらも、まずは親方やおかみさんにご挨拶をしたくて、列の横をすり抜けて列の先頭の方へ赴きました。
この時、親方・おかみさん自らが、他の力士らと鍋の用意やつぎ分け等に取りかかられていました。隙を見て親方とおかみさんに名刺を渡して挨拶をし、その後、列の後ろに回りました。
列に並ぶ間、その横では朝稽古を終えた力士の方々が、浴衣を羽織り、それまで身に付けていた長い「まわし」をフェンスにかけて干していました。朝稽古を終えて気分的にもリラックスモードだったのでしょう。大きな身体はゆったりとした動きで、前列のちゃんこ鍋の方に向かわれました。人気の幕内力士、阿炎(あび)関 もいて、気さくに子どもたちと写真を撮っている姿がありました。
当初300名分のちゃんこ鍋を用意している…とチラシにはありましたが、明らかにそれを越す恐らく倍近くの人数が列に並んでいたと思われます(自分もその一人でしたが)。途中で親方も列の後方に来られて「もしかすると最後の方は鍋が足りないかもしれません。その時は力士と写真を撮るということでご容赦ください。」と説明に来られました。ところがところが、やはり並びに来た人すべてに振舞いたいと思われ、追加の鍋をかなり余計に作ってくださったようで、結果的に最後の人まで十分に鍋を振舞ってくださいました。
私も有難く頂戴することが出来ました。他の方々も好天の下、美味しいちゃんこで笑顔がこぼれていました。