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福岡市立 香椎浜小学校
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福岡市立 香椎浜小学校

3月

3月19日(水)・21日(金) いつもの朝活ですけど…

 先週6年生の卒業式を行い、6年生67名は卒業生として元気にこの学び舎を巣立っていきました。

 週が明けると、しかし朝の正門には卒業生が、しかもほかの学年よりも早くに来ているのです。

 そういえば、4月の始業式前に自分が校長として朝正門に立っていた時も、卒業したはずの子どもたち(現中学1年生)が立っていました。どうやら卒業しても中学校に入学するまでは、後輩を見守って朝のスタートとするのが香椎浜の伝統になっているようです。

 また、6年生が委員会活動を終える前から、現4年生が委員会活動を開始しています。運営委員会の4・5年生は、6年の先輩に負けじと、気合十分に張り切って一緒に朝活に参加してくれています。

 写真は19日(水)と21日(金)のものです。19日は気温も低く、しかもあいにくの雨でしたが、卒業生は傘をさして正門に立ってくれていました。そして水曜日は「はまっこパトロール」をはじめとする地域の皆さんも朝活(あいさつ運動)に参加してくださいます。卒業生や運営委員会の4・5年生、それから水曜日に多く参加してくれている3年生、そして地域の方々が一緒になっての朝のあいさつ運動になりました。 

 月・火・水と寒さが厳しい3日間でしたが、春分の日(20日)あたりから寒さも緩み、21日は少し暖かさを感じられるようになりました。「三寒四温」「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通りです。

 いよいよ24日(月)が修了式で、全ての学年がこの一年を終えることになります。

 朝活を含め、5年生以下の下級生がよき伝統を受け継いで、一人一人が次の学年で更に大きく成長してくれることを願っています。 

3月10日(月)~12日(水)

   6年・社会科「現代の部落差別問題」の学習

 令和になって学習指導要領と教科書が変わり、6年生の社会科はそれまで「歴史学習→政治学習」だった流れが逆転し、「政治学習→歴史学習」へと変わりました。文科省の意図としては、従来の流れだと政治の学習が軽視される傾向にあったため、時間がある間に政治の学習を充実させることが変更の主旨でした。しかし一方で、歴史学習の下地が無いままに政治の学習に入った場合、基本的人権の尊重の具体を学ぶ中で「福岡市人権8課題」を扱っても、その筆頭に挙げられている「同和問題」の意味が児童には全く理解できないという状況が生まれます。

 これは現在、福岡市のどの学校も頭を悩ませている問題なのですが、私は歴史学習後に政治単元の発展的な学習の位置づけで3時間ほど学習ができないかと考えたため、6年担任2人に相談しました。

 結果、1組は校長の私が、2組は社会科を研究している吉田先生自身がそれぞれこの授業に臨むことになりました。

 

 令和6年6月29日の西日本新聞・一面には「部落公表 二審も禁止」という見出しの記事がありました。導入では、そもそもここでいう「部落」とは何かから入って歴史学習で学んだ内容とつなぎ、小見出しの「『     権利』認定」(実際は「『差別されない権利』認定」)について考えました。児童からは「勝手に個人情報をバラされない権利」など、事象の意味をよく捉えた考えが出されました。

 1時目では、この「部落差別問題(=行政側の言い方として「同和問題」)」を含めて、「現代にはどのような差別があるのか調べよう」というめあての下、資料を用いて「福岡市人権8課題」における各課題の内容について調べました。そしてこの授業の最後にこのように問いました。「ところで、福岡市人権8課題って、誰の課題?」と。子どもたちは「みんな」「自分たち」などと答えたので、「自分たちとはどういう意味?」と重ねて尋ねました。すると「日本国民、福岡市民の一人としての “自分” たち」というところにたどり着きました。

 国は昭和40年の「同和対策審議会答申」の中で2つのキーワードを挙げています。それが、同和問題の解決は「国の責務」であり「国民的課題」である、と述べている、まさにそれです。 

 2時間目は、「福岡市人権8課題」を簡単に振り返って確かめた後、「自分たちの課題」であれば一人一人が考える必要のあること、ということで「人権8課題の解決に向け、自分は福岡市民の一人として、どうすればよいだろうか」という学習問題を設け、考えることにしました。しかしながら、大人でもなかなか難しく、そのために行動している人が福岡市民全てとは言い切れません。

 そこで、大人の世界での取組例をこちらから提示し、子どもたちにはそれをヒントに考えてもらうことにしました。

 福岡市(市民局)がラジオ番組と提携して放送している「こころのオルゴール」という4~5分間の人権啓発番組、福岡市内の企業(3月18日現在)423社が加盟する人権研修組織「福岡市企業同和問題推進協議会(企業同推協)」、各小学校区に設けられている福岡市独自の「校区人権尊重推進協議会(校区人尊協)」、各公民館やPTAにおける福岡市人権8課題の中から課題の焦点化をして実施する「人権教育講演会」などを紹介し、これを参考に考えてもらいました。

 上記の大人の取組は大きく2つの側面をもつことを明らかにしました。例えばラジオや講演会の話を聞く目的です。これは、自分が知らない知識を知る、すなわち「学ぶ」ためです。もう一つは子どもたちが学習するときもそうですが、講演会に参加する場合などは近くの人と意見交換する場合があります。これは人と話すことによって「考える」ためです。この「知る(学ぶ)」と「話す(考える)」を取組のエキスとして、自分の取組を考えました。

 結局、子どもたちが「やってみたい/これならできそうだ」と考えた内容は大きくは3つ。一つ目はは「こころのオルゴールを聞いてみる」で、実際は過去6年間の “バックナンバー” としての放送内容が、YOU TUBEでいつでも視聴できるのです。二つ目は「公民館や人尊協で講演会があったら参加してみる」、三つ目は「学校で部落差別問題について学んだことを、お家の人と話してみる」でした。

 自分の考えを書き表すために、今回「クラゲチャート」という思考ツールを使うことにしました。クラゲの『頭』に「自分が取り組むこと」を、クラゲの『足』に「自分がやってみたい理由/できそうな理由」を書くものです。  

 3時間目は、できた個人のクラゲチャートをタブレット上の「オクリンク」に提出しました。すると、各自のタブレットを通じて、みんなの意見を見ることができます。オクリンク上で「自分と同じ取組内容」で、且つ「その理由は自分と異なる」人を見つけ、取組の理由を交流するものです。相手の理由に納得したら「赤文字」で自分のクラゲの足として付け加えることにしました。

 最後に代表の子数名に前で発表してもらい、自分たちが取り組めることについての学習を深めることができました。 

3月3日(月) 全校朝会

 ひな祭りの日に当たるこの日、体育館で全校朝会を行いました。

 5日が「啓蟄」なので、まずはこの字の読み方と意味を考え、次の「春分」など季節を表す『二十四節季』について図で示して説明しました。

 啓蟄から、いつものような「生き物話」を展開するとともに、以前子どもたちに話した「3学期は、次の学年の0学期!」という話をカブトムシの幼虫などの姿に重ねて再度話しました。(詳細は「学校だより」をご覧ください。)

 現在1~5年生は、24日の修了式に向けて「0学期」としての時間を大切にしてくれていると思います。 

さて、毎月の全校朝会では、9と2が付く日にどの学級が靴のかかとを揃えて靴箱に置いていたかを先生たちがチェック・投票して決めておく「くつの日」の表彰、1か月間で挨拶が素晴らしかった児童個人を事前に先生たちで投票して選ぶ「あいさつ王」の表彰を行いました。

くつの日の表彰は1~3位までを表彰しますが、最近はくつ並べの意識が高まってきた結果、同率の学級が増えてきて、表彰される学級が多数あります。今回も2位と3位は、同率で2学級ずつが表彰される結果となりました。「くつの日」の表彰は学級代表の児童、「あいさつ王」はその個人(1人)が前で生徒指導の先生(今回は3年1組・神戸先生)から前で表彰してもらいました。

 生徒指導の話では「もくもく掃除」についての話で、「すみずみまで(掃除する)」とは具体的にどういうことかを、スクリーンに提示した写真で具体的に学んでもらいました。この結びは「1年間お世話になった教室に『感謝の気持ち』を表す意味でもきれいにすることが大切であること」、「次にその教室を使う学年が気持ちよく使えるように」という話で締めくくられました。 

3月2日(日) わくわく子ども会・イベント「逃走中!」

 この日、わくわく子ども会の方々が子どもたちのために、「逃走中!」のイベントを開催してくださいました。この企画は、卒業する6年生と他学年の子どもたちが共に楽しむ地域での最後の機会として、ずいぶん前から時間をかけて企画・準備してくださっていたものです。

 「逃走中」なので本来は運動場を使い、外で実際に走り回る想定でしたが、この日はあいにくの雨。やむなく体育館でのイベント開催となりました。校長の私自身は「体育館の中じゃ、正直盛り上がらないかもなぁ…」と勝手に残念な気持ちでいました。ところがどっこい、実際は内容が大変充実した、大盛り上がりの素晴らしいイベントとなりました。

 「逃走中」なので、体育館にはブラックのスーツに黒のサングラスで統一した「ハンター」が幾人も待ち構えていました。イベントの内容としては走り回る「逃走中」ではなく、児童が様々なゲームでハンターと対決する、というものでした。

 そして対決の目的ですが、イベントの冒頭で学校長がハンター側に捕らえられるという場面があり、児童はハンターと対決して学校長を救い出すというミッションを与えられることになりました。 

 対決の内容は、「大縄跳び対決」「ドッヂボール対決」「玉入れ対決」「シュート対決」「ジェスチャーゲーム対決」「綱引き対決」と多岐にわたり、それぞれの対決ごとにポイントが加算されていくものでしたが、最後の最後まで接戦でもつれ、大いに盛り上がりました。

  最後は児童の総合得点がハンターの得点を上回ったことにより、ステージ上でずっと拘束されていた学校長が解放されるという結果になり、子どもたちも大満足のイベントとなりました。  

福岡市教育委員会
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