11月29日(金) 4年生授業研「分数をくわしく調べよう」
前日の5年生授業研に続き、4年2組の藤吉先生が「学年研(基本は学年の先生と校長・教頭・主幹教諭が参観し、放課後に協議会を開く授業研。実際は他の先生方も自分の学びのためにもっと来ていましたが…)」を行いました。4年生も5年生に負けず、しっかりと学習規律が身についており、分数の学習に主体的に取り組む姿が見られました。
前の時間に「真分数+真分数」は学習していたのですが、この時間は初めて「帯分数+帯分数」が出てくる分数のたし算でした。
子どもたちは「見通し」を発表する中で、①「帯分数を仮分数に直して計算する方法」と、⓶「帯分数の整数と分数を分けて計算する」、⓷「図として “テープ図” を用いて考える」という3つの考えを出し、自分ができそうな考えを選択して解いていきました。解いた後は、友達と考えをしっかりと交流し合うことができました。
11月28日(木) 5年生授業研「単位量あたりの大きさ」Ⅱ
この日の授業研は「全研授業」と言って、5時間目に外部講師(算数を専門に各校で指導をされている、春吉小学校の井元校長先生)と校内の教員全員が5年1組に行って三村先生の算数の授業を参観し、放課後に全職員での協議会を行いました。
先日の2組・王丸先生が行った「こみぐあい」の学習の後の「速さ」の学習です。初めに「はやぶさ」と「かがやき」がすごいスピードでホームを通り抜ける動画を見せ、道のり(走った長さ)とかかった時間が異なるこの2つの新幹線の速さを比べる学習でした。
5年生はみなしっかりと学習規律が身に付き、先生や友達の発言はしっかりと聞き、友達同士で互いの考えを交流するときには、自分のノートを提示しながら自分の言葉でしっかりと伝える、そんな素晴らしい姿がたくさん見られました。
また自分の考えを作る際には、前に書いた自分のノートを見返すなど、習った内容を生かす姿(学びにおいて本校が目指す姿の一つ)も多く見られました。
11月19日(火) お話レストラン
今月も開催された「お話レストラン」。今回は、各担任が「今までで心に残った絵本」を紹介しお話しするものでした。子どもたちは、自分が聞いてみたい近接学年の先生の所へ行ってお話を聞きました。
朝タイムの短い時間ですが、みな前のめりになって先生の絵本に集中していました。
11月16日(土) 4年・総合「ともに生きる香椎浜(認知症サポーター養成講座)」
4年生は9月末の「ユマニチュード」の学習に続き、再びGT(ゲストティーチャー)の方々をお招きして学習しました。まずスクリーンで「認知症」とはどのような状況なのかなどを復習し、後半で寸劇を見て、どんな対応がNGで、良い対応は何かを考える学習がありました。
寸劇には4年担任の白水先生と藤吉先生も小学生役で登場し、また本物の公民館館長の足立館長が館長として登場、大いに盛り上がりました。
子どもたちはGT・理学療法士の川久保さんから、認知症の方に限らず身の回りで『困っている人』に気付き、『思いやり』の心をもって接することが、優しい街づくりに大切なことを教えていただきました。
以前この香椎浜校区で、ある方が帰り道が分からずに困っていた時、本校の児童が防犯ブザーで大人に助けを求めた話がGTからありました。子どもたちは、『困っている人』に自ら行動してその方の助けになることの大切さを発表してくれました。
11月16日(土) 土曜授業日・2年生活科「昔遊び」
この日2年生は地域の方々に来ていただき、昔遊びを教えていただきました。
20名近くの方々が朝から体育館に来てくださり、1組から3組の1学級ずつに「あやとり」や「竹とんぼ」「お手玉」の指導をしてくださいました。
子どもたちは3つの遊びを順に体験することができました。あやとりでは、ほうきやはしご、タワーなどをつくって楽しんでいました。中にはあやとりが得意な2年生がいたようで、指導してくださる方の方が「私が教えてもらっています。」と嬉しそうに話してくださいました。あやとりの毛糸は一人ずつにプレゼントされ、子どもたちはずっと手放すことなく、夢中になっていました。
竹とんぼでは、飛ばした竹とんぼが互いにぶつからないように少し距離をとって、高く遠くに飛ぶように何度もチャレンジする姿が見られました。体験の最後には、夏からみんなの竹とんぼの準備をしてくださっていた牟田口さんが「検定」をしてくださいました。「合格!」と言われると、どの子もみな大喜びでした。また竹とんぼの最後には、牟田口さんから一人に1本ずつの竹とんぼがプレゼントされました。地域の方が所有する山で竹を取らせてもらって、夏から1本ずつ削り出して準備してくださったものです。子どもたちの素敵な宝物になりました。
またお手玉は2個だけでなく、3個を自在にまわす技に子どもたちも「すごっ!」と驚き、高く投げたり速く投げたりして技を会得しようと必死でした。みな飽きることなく、何度も何度もお手玉を放っていました。
11月15日(金) 5年生授業研「単位量あたりの大きさ」
この学習は「こみぐあい(人口密度)」や「速さ」のように、異なる条件同士を「1〇〇あたりの△△」と基準をそろえて比較する学習です。
この日は、2つの田んぼで採れた異なるお米の重さを提示し、「よく採れたといえるのはどちらか」を計算して、根拠を明らかにする学習でした。子どもたちは2つの田んぼを比較する上で、「1a(アール)あたりの米の重さで比べる方法」と、「1㎏あたり採れたのに使った田の面積で比べる」を、それぞれ数直線に表し、立式して数値を求め、その数値をどう比べることで結論を出すかを考えました。
本校が、算数を通して子どもたちに身に付けさせたいことの一つは、「前に学んだことを自分で振り返り、問題解決に役立てる力」です。教師が事前に作成・掲示している掲示物もありますが、子どもたちは必要に応じて自分のノートを見返し、今日の問題を解決することを試みていました。また、自分の考えができたら友達の考えと説明し合い聞き合って、自分の考えをより確かにしたり、友達の考えから新たな気付きを得たりしていました。こうした活動の積み上げがあるからこそ、学習がより深まっているのがよく分かりました。自分のノートを相手に分かりやすく示しながら対話する姿はさすがでした。
11月14日(木) はまかぜ学級の授業研
5時間目は、はまかぜ学級の3年生が算数の学習を行いました。長方形の箱に、半径4㎝のボールが縦に3個、横に2個すき間なく入るときの「長方形の縦と横の長さ」を求める問題です。
ボール(球)を中心で切るとその断面が半径4㎝の円になることを模型や図で確認し、実際に半径4㎝の円になっている画用紙を長方形に当てはめて縦と横の長さをどこで測るか考えました。
みんな教具の円を定規で測り、式を立てて答えを求めることができました。
11月14日(木) 4年総合「ともに生きる香椎浜(車いす体験)」
4年生は総合的な学習の時間に「福祉」の内容を追究しています。その中で、車いすを使用する方が実際にどのような操作・目線・力加減で使われているかを体験すべく、校舎から体育館までの動線を車いすで移動する体験を行いました。2人1組で、自分だけで進めたり相棒が押したりしていました。
前に進むことはできても、右や左に曲がる際に車輪をどう操作すればよいかもたつく子が多かったようです。渡り廊下は雨が降っても水が溜まらないようにコンクリートが少しだけ左右に湾曲していますが、車いすだと思うように真っ直ぐ行かずに、車輪の操作ではなく思わず壁に手をついてしまうような子も多く見られました。また、渡り廊下から体育館に行く「スロープ」は、歩くだけなら何ということもない傾斜ですが、4年生の腕力では上まで行きつかない子もおり、相棒に押してもらわないと後ろに戻ってしまいそうな子もいました。
傍で見ているだけでは分からないことを、体験を通して理解を深めていくことのできた4年生でした。
11月12日(火)13日(水) 先生も子どもたちも頑張ってますⅡ(1年・6年)!
各学年の授業研究が続いていますが、今回は1年生と6年生です。
1年生は高野先生のクラスで 「ひきざん」の12-3をする学習。10個入りのケーキと2個のバラのケーキを提示しました。12-3なら、10のかたまりから3を引いて残った7とバラの2をたして「9」という答えを出す方法(減加法)と、引きたい3のうちバラの2を先に引いてから残りの1を10のかたまりから引いて「9」という答えを出す方法(減減法)の2通りがありますが、この時間は後者の減減法の学習でした。
自分の考えがそれでいいのかどうかを友達と説明し合う「対話」を通して学びを深めていく取組でした。一人一人がブロック操作で計算の仕方を考え、真っ直ぐに手を挙げて発表していました。
もう1クラスは、1年生の井上先生のクラスで授業研を行いました。こちらは同じ「ひきざん」ながら、14-8の問題でした。この時間では、先ほどの10のかたまりから引いた残りとバラをたす「減加法」と、バラから先に引いて残りを10のかたまりからさらに引く「減減法」の両方を子どもたちの発想のままに両方取り扱う時間でした。
どの学級でも友達が発表するときには、その人の方に「おへそを向けて/目を見て/うなずきながら/返事をする」を指導していますが、ここでも子どもたちは懸命に頑張っていました。また、自分の考えの状況をタブレット上の色カードで示し、「難しい(赤)/話を聞きたい(黄)/もう少し自分で考えたい(緑)/説明できそう(青)」に応じた対話活動に取り組みました。考えた内容をブロックや、書いた式で友達に説明することができました。
さて6年生の方は、先日先行で授業を行った吉田先生と同じ授業場面を、山田先生が取り組みました。分厚い紙の束を提示して「数えずに300枚を取り出す方法を考える」というものです。先生が「枚数が変わると…?」と問いかけると、6年生の子どもたちの多くは「あっ!」と反応し、重さが比例することに気付いた様子でした。 1枚では重さが分かりにくいため、10枚あたりの重さが60gであることを元に、表に整理したり式に表したりして考えを交流することができました。みな無駄なおしゃべりなどすることなく、問題を解決するために真剣に対話する姿は「さすが6年生」でした。
11月11日(月) 音楽鑑賞会
「芸術の秋」にふさわしい文化的学校行事として、「ウィング・アンサンブル」の6名の方々にお越しいただき、音楽鑑賞会を開催いたしました。1・2時間目が1・3・5年生、3・4時間目が2・4・6年生という具合に、6つの学年を2つに分けて聞きました。
使われていた楽器は金管楽器の「トランペット/トロンボーン/ホルン」の3種類。そして紅一点の女性が「ドラムセット(ドラム・スネア・シンバル…)」を両手両足で器用に演奏されていました。
曲は「天国と地獄/クシコスポスト/シンコペイテッド・クロック/ドラえもんの主題歌/笑点…」などを演奏してくださいました。また、楽器一つ一つの特徴をクイズ的に尋ねながら紹介したり、指揮者や演奏者を児童の中から指名して実際に加えていただいたりして、大変盛り上がりました。さらに最後のアンコールでは “サプライズ” で香椎浜小学校の校歌を演奏してくださり、子どもたちも大変喜び。文字通り音楽を楽しむ意義ある一日となりました。「本物」に触れることは、本当に大切です。
11月7日(木) 就学時健診
令和7年度に入学する児童を対象に、「就学時健康診断」を行いました。9名の保護者が会場設営・受付・案内・健診のサポート、集計などを行ってくださいました。
次年度の入学予定者は86名。比較的おとなしい感じの新1年生になる子どもたちだったようです。視力検査、歯科・内科の健診を行いました。4月の入学が楽しみです。
11月6日(木) 先生も子どもたちも頑張ってます(1年・3年・6年の授業研究)!
運動会では、日頃の体育の学習の成果を披露することができました。11月に入り、2学期も後半戦。次は学習でも頑張ります。
本校は算数科を中心に、「学ぶ喜びを感じ、考える子どもの育成」を目指して授業改善の取組を推進しています。特に2学期は、全学級授業公開(校内)を行い、協議会等で成果・課題を話し合って次に繋いでいきます。また、今年新規採用となった井上教諭(1年)と神戸教諭(3年)は、この授業研とは別に隔週ペースで算数以外の授業にも取り組み、校長・主幹教諭・拠点校指導教員らで参観・指導を積み重ねています。
今日はたまたま3つ学年の授業研がありましたので、その様子を紹介いたします。
まず2時間目は、1年・狩所先生の「算数/ひきざん」の授業。13-9という、初めて1の位同士での引き算が成り立たないパターンの学習でした。子どもたちはブロックを操作して計算の仕方を考えていくことができました。学ぶことに意欲十分の1年生で、全員が学習の一部でタブレットを使えていたのにも感心しました。発表もとっても上手です。
次に3時間目は、3年・神戸先生の「社会/火災からくらしを守る」の授業。一番初めの「学習問題を作る場面」で、神戸先生の問いに対して子どもたちは資料を見ながら考え、学習問題を作ることができました。 発表や対話の仕方もずいぶん身に付き、規律ある学習が展開されました。
そして5時間目は、6年・吉田先生の「算数/比例と反比例」の授業。吉田先生はいきなりB4の大量の紙の束を机にドンと乗せ、「これが今日の学習問題です。」と言ったものですから、子どもたちは「え~っ!」という驚きの反応。本当の学習問題は『紙300枚を、全部数えないで用意する方法を考えましょう。』でした。子どもたちは「1枚じゃ微妙すぎるから…。紙10枚当たりの重さをもとに考えることができるんじゃないか。」と見通しを立てて考えました。
タブレットで自分の学習状況(説明できる/教えてほしい… 等)を送信し合って、先生の指示がなくても自分たちで対話活動を真剣に、そして整然と行うあたりは流石6年生でした。学習に集中してみんなが互いに学び合う姿は、他学年が目指すべき素晴らしい姿でした。
11月1日(金) 飼育・栽培委員会の「朝活」とあいさつ運動
本校は毎朝5・6年生を中心に、正門で朝のあいさつ運動を行っています。運動会の練習時期は、高学年児童が応援団などの練習に行っていたため、正門が少し寂しくなっていましたが、運動会後はまた多くの児童によって活気のある朝が戻ってきました。
この日、私(校長)もいつものように正門に立っていましたが、そこへ箒や青いしょうけ(ざる)を持った5・6年生が数名やってきました。正門前の道路に落ちた街路樹(ナンキンハゼ)の枝や実を掃き取るということでした。
確かにこのところナンキンハゼは多くの実をつけており、それをカラスが食べに来るのですが、なぜか多くの枝ごと下に落とすので、道路で邪魔になっていたのです。片付けに来てくれたのは「飼育・栽培委員会」の児童でした。担当の榎並先生と来てくれたのですが、聞くと、「飼育・栽培委員自身の発案」だそうで、自主的に行うことにしたのだそうです。
「考えて行動できる高学年」の姿が素晴らしく、私も嬉しかったので、さっそく1時間目の全校朝会でその姿を紹介しました。