担当者について
About Hisay Ogushi
About Hisay Ogushi
大串尚代(Hisayo Ogushi)|研究分野・業績
アメリカ文学・文化との出会い
生まれたのは母の郷里の滋賀県彦根市、その後父の仕事の都合で名古屋で育ちました。高校の時に東京へ引越し、そこからは東京に住んでいます。
小学校の頃から毎週、市立図書館に通ってはいろんな本を借りていました。借りるのはなぜか外国文学が多く、あかね書房の少年少女世界推理文学全集や、集英社の世界少女名作全集などを読んでいました。また、父親の影響でアメリカ映画などをみているうちに、自然にアメリカ文学や文化に興味を持ちました。
そしてもうひとつ、少女マンガに描かれる「外国」を読んで育ったことも大きかったと思います。
文学はわたしにとっては、知らない世界への扉であり、自分の方向を示してくれるものでもあり、ときには厳しい先生のような存在でもあります。
研究分野
主に19世紀アメリカ文学、とりわけ女性作家の作品を研究しています。近年は、文学作品に描かれる家庭や親密な関係、ジェンダー、人種などの問題に関心を持っています。また、20世紀以降のアメリカ文学や、アメリカ文学・文化と日本の少女マンガとの関係についても研究しています。
*大学院でアメリカ文学の研究を希望される方は、慶應義塾大学大学院文学研究科のウェブサイトで、入学試験や研究指導に関する情報をご確認ください。
主な著書
単著
『立ちどまらない少女たちーー<少女マンガ>的想像力のゆくえ』(松柏社、2021年、西脇順三郎学術賞受賞)
『ハイブリッド・ロマンスーーアメリカ文学にみる捕囚と混淆の伝統』(松柏社、2002 年)
共編著
『アメリカ文学と大統領ーー文学史と文化史』(南雲堂、2023年)
共著論文
「場違いな 音楽 — ポール・ボウルズ『シェルタリング・スカイ』における異国の響き」(下河辺美知子監修『アメリカン・マインドの音声 ─ 文学・外傷・身体』所収、小鳥遊書房、2019 年)
「少女マンガとジェンダー」 (飯田佑子・小平麻衣子編著『ジェンダー×小説 ガイドブック—日本近現代文学の読み方』所収、ひつじ書房、2023年)他多数
論文
“Little House in the Far East: The American Frontier Spirit and Japanese Girls’ Comics” The Japanese Journal of American Studies vol. 27
"American Literature in Japanese Shojo Comics." Oxford Research Encyclopedia of Literature.
「ジャンヌ、遠き存在—『ジャンヌ・ダルクについての個人的回想録』における啓示と意思」『藝文研究』第123号第3分冊
「嵐が吹き荒れる家—キャサリン・セジウィック『ニューイングランド物語』にみる共感とドメスティシティ」『ヘンリー・ソロー研究論集』第50号 他多数
翻訳:
ルイザ・メイ・オルコット『仮面の陰にーーあるいは女の力』(幻戯書房、2021年)
F. M. フランク『機械仕掛けの歌姫』(東洋書林、2010 年)など。
詳しくはこちらのデータベースをご覧下さい。