【暮らしの科学部・製品検査担当研究員】

「安心・安全を守る」

―入社のきっかけは

 大学では化学を専攻し、業務用洗剤メーカーで顧客企業からの声を開発部門にフィードバックする業務に就いていました。自分自身で市場に出回っている様々な商品の安全性や有効性を実証する研究に魅力を感じ入社しました。


―現在の仕事内容と役割は

 メーカー等からの依頼を受けて生活家電や洗剤など一般家庭で使われる商品についての安全性や効果などを自分で考案した実証実験方法を用いて、検査結果をレポートにまとめています。


―仕事でやりがいを感じることなどは

 これまで、やったことのない製品の検査など、新たな実験方法を考え、自分の想定と実際の実験結果がシンクロしたときなどです。また多くの場合、実験の進め方などの権限を委譲されているので、責任を感じるとともに自由な発想ができるのでやりがいを感じます。


―今後挑戦したい仕事などは

 やはり、これまでやったことのない製品の検査などにトライしていくことですね。自分の行った実験結果が最終的には消費者の安全につながると確信しています。

 大げさかもしれませんが、自分の仕事は社会の安心・安全の一端を守っていると密かに思っています。

【暮らしの科学部・食品料理担当研究員】

「真心を込めて」

―入社のきっかけは

 大学の国際学部を卒業し、いくつかの企業でキャリアを積みました。元々、食に携わる仕事に興味があり、調理師や利き酒師、コーヒーインストラクターの資格なども取得しました。この会社では新たなレシピを開発するなど「食」に係る業務があるという事で入社しました。


―現在の仕事内容と役割は

 産経新聞や企業のHPなどに掲載されている料理レシピの開発サポートです。旬に合わせた素材を用意し、料理家の先生に調理いただき、それを専門のカメラマンさんに撮影してもらっています。料理欄は毎日掲載されるので、日々調整・準備作業に走り回っています。


―仕事でやりがいを感じることなどは

 掲載する料理はずいぶん前に調理・撮影しますので、旬の食材を手に入れるのは苦労しています。インターネットでの検索などではなく、あちこちの生鮮市場に出向いて、自分の目で見て確かな食材を手に入れ、それが新聞やWebに掲載された時には達成感を感じますね。


―今後挑戦したい仕事などは

 目の前の仕事に取り組みつつ、レシピ開発・提供ができるようになりたいです。プライベートでも、様々な食を楽しみに行って、料理の知識を広げるようにしています。私の場合、プライベートでの楽しみがそのまま仕事につながっているような気がします。


【暮らしの科学部・総合的有害生物管理(IPM)担当研究員】

「微生物を極める

―入社のきっかけは

 大学院では益虫や害虫に病気を引き起こす微生物を研究し、種内系統の関係性を考察していました。人間の生活に悪影響を及ぼす害虫や微生物の研究を行っている当社にインターンとして働いた後に、入社しました。


―現在の仕事内容と役割は

 当社の高度細菌検査室で菌を培養し、除菌剤の効能テストなどを行っています。また、一般家庭や美術館や博物館に出向き、害虫やカビの量を計測し、こうした微生物の除去方法などのデータを家電・化学メーカーなどに提供しています。


―仕事でやりがいを感じることなどは

 美術館・博物館にとって、収容物を毀損するカビは大敵です。検査に赴き、カビを増殖させる原因を突き止めたときには、思わずにっこりしてしまいます。カビの除去方法をアドバイスし感謝された時には、この仕事をやっていてよかったと心から感じますね。


―今後挑戦したい仕事などは

 スマホで撮影したカビやダニの画像を送ってもらい、それを分析・除去方法をアドバイスできないかと考えています。これらの微生物は人間の生活とは切り離せない存在ですが、これを早期に分析・除去できるようになれば、より健康な生活につながるのではと思います。



【暮らしの科学部 生活・美容担当研究員】

「きめ細やかな分析」

―入社のきっかけは

 大学・大学院では化学を専攻し、有機化合物の新規合成法を研究していました。当社に入社前は、消費財メーカーで環境対応の新素材や機能の企画・開発業務に従事していました。結婚を機にそれまでのキャリアを活かせるこの会社に転職しました。


―現在の仕事内容と役割は

 化粧品メーカー等からの依頼を受けて美容関連商品の評価を行っています。モニターさんの皮膚を計測して有効性を確認したり、消費者目線での実証実験方法を考案したりしています。また、美容雑誌で化粧品の評価記事についての連載も担当しています。


―仕事でやりがいを感じることなどは

 今の仕事は、モノを創る”表”の仕事を”裏”で支えていると考えています。自分の行った評価が新たな商品に反映されたり、長年続けている美容雑誌への実験協力により、自分の行った実証テストの結果が多くの消費者に読まれると思うと、やりがいと責任感を感じますね。


―今後挑戦したい仕事などは

 美容関連商品は消費者が肌に使って、その効果性を実感する商品です。データだけではわからない感性も影響するものだと思います。そのため、これまで以上に消費者が商品選択に際してきめ細かい判断ができる実証方法を生み出していきたいですね。




【企画開発部 営業事務担当部員】

「ユーザーの視点で」

―入社のきっかけは

 大学では、食品の栄養評価や殺菌や風邪の予防に対して効果・効能のあるテアフラビンの研究をしていました。大卒後に入社した食品会社での営業サポート職を経て、大学での研究を活かすため、食品の栄養表示のシステムなどを提供している当社に入社しました。


―現在の仕事内容と役割は

 1000社を超える当社システム導入企業様への請求事務や顧客管理、お問い合わせ対応などを行っています。また、社内の業務改革チームのメンバーとして、業務効率化に資するプランの検討なども行っています。


―仕事でやりがいを感じることなどは

 顧客企業からの電話対応で、相手から「ありがとう。助かったよ」って言われることも多く、この時にはやはり気持ちがいいものですね。まだ、入社1年目ですが、即戦力として周りのスタッフから信頼されていることも励みになります。


―今後挑戦したい仕事などは

 部全体で残業が皆無という環境なので、食品表示や景品表示法などの自分の勉強に充てる時間が豊富にあります。将来的には、顧客に直接、食品表示や景品表示などについてアドバイスできるようになりたいと考えています。





【情報システム室 システム開発・運用担当研究員】

お客様目線の開発

―入社のきっかけは

 大学・大学院では応用化学を専攻し、化学反応を起こさせる物質の研究を行っていました。卒業後は外資系システム会社で銀行の決済システムの運用・保守などを担当していましたが、食品表示の全く新しいシステムの開発者を募集しているという事で入社しました。


―現在の仕事内容と役割は

 加工食品に義務付けられている食品表示を効率的に作れるシステムやプログラムの改善のほか、社内の業務効率化のための新たなシステム開発などDX化推進に向けたチームでシステム担当としての調整を行っています。


―仕事でやりがいを感じることなどは

 前職では、既存のシステムをミスなく運用するのが主業務でした。いまの会社では、これまでにない発想で新たなものを創ることが求められています。顧客の声を拾って自分オリジナルの提案をし、相手に喜ばれるプログラムが出来上がった時にはやりがいを感じます。


―今後挑戦したい仕事などは

 当社では、食品の品質検査データをクラウド上で一元管理する新たなシステムを開発しました。現在検査データを分析し、食品の品質向上を目指す研究に取り組んでいます。こうした新たなシステム開発の担当プレイヤーとして仕事の幅を広げたいと考えています。

【経営管理部 経理・財務担当部員】

「会社を支える経理」

―入社のきっかけは

 大学では家政科を専攻していましたが、経理畑にいた父親の影響もあって、上場企業での経理・財務部門に18年ほど勤務していました。当社の安定感のある落ち着いた雰囲気に魅力を感じ、経理・財務部門でのキャリアを活かせることから入社しました。


―現在の仕事内容と役割は

 各事業部門から上がってくる収益や支出に関する経理業務全般です。事業部ごとに支出や売上内容が異なっており、各担当者との連絡調整も欠かせません。社員のほとんどがおっとりしたタイプなので、経理担当としては、とても助かっています。


―仕事でやりがいを感じることなどは

 その日のうちに片づけるべき書類や計算を終えたときには、思わず自分を褒めたくなります(笑)。全社的にも残業はほとんどないので、プライベートの時間も確保できるのは魅力です。一日中パソコンと睨めっこですので、週に一度はヨガ教室でリフレッシュしています。


―今後挑戦したい仕事などは

 経理業務は地味な作業ですが、会社経営を裏で支える重要な仕事だと自負しています。これからは、より早く正確な経理事務をこなせるこの会社にとってなくてはならい経理・財務のエキスパートを目指していきたいと考えています。




【情報調査部 広報部員】

広報の助演者

―入社のきっかけは

 金融サービス系の企業で広報や法務部に所属していました。企業や団体の広報業務を支援する「広報パーソンのための広報業務」という業務担当者としてスカウトされました。自身の経験や知識が少しでも役に立ててればと感じ入社しました。


―現在の仕事内容と役割は

 企業・団体等の広報担当者を対象とした会員制のフォーラムの運営全般を担っています。この他、個別の企業・団体へのトレーニングプログラムやセミナーの企画運営や当社業務に関する情報発信や社内広報も担当しています。


―仕事でやりがいを感じることなどは

 トレーニングやコンサルティングを受けた方々から、「大変勉強になった」などと感謝されると自分の仕事に誇りを感じますね。その分、相手のニーズに沿わないトレーニングプログラムや不確かなアドバイスは信用問題になりますので、毎回緊張しています。


―今後挑戦したい仕事などは

 広報業務に限らず、ビジネスパーソンとして必要なスキルについての各種トレーニングプログラムを創っていきたいですね。また、当社の事業についての広報活動を強化していきたいと考えています。