研究室では,どのような研究テーマを選ぶにしても,フィールドに棲み込むこと(dwelling-in)を重視します。
指導教員の研究領域は子ども家庭福祉を中心とした福祉領域における心理支援を中心に,児童期の逆境体験を始めとする社会的不利,排除を経験した子ども若者の支援ですが,院生,学生たちはそれぞれの興味に沿って研究活動を行っています。
その時,単に文献を読んで研究を進めるだけではなく,そのテーマをより深く理解することができるフィールドに出向き,当事者や支援者の視点を学び,研究を進めてもらいたいと思っています。
ここでは調査にご協力いただいたみなさまへのご報告も兼ねて,院生・学生の研究を紹介していきます。
【卒業論文】
・『社会的養護児童とその養育者の関係構築について ―『月刊福祉』「My Voice My Life 社会的養護当事者の語り」の分析から―』 佐藤凜
・『小児がんをはじめとする病気療養児とその家族を支援する民間団体について-各団体の代表者の語りから-』 藤田怜那
・『地方小規模高校における生徒の経験 ―サードプレイス概念からの検討―』 佐々木あまね
・『セクシュアルマイノリティ当事者の親のライフストーリー -母親へのインタビューによる検討-』 遠藤亮太郎
*論題をクリックすると論文要旨をご覧いただけます。
【卒業論文】
・『夜間保育所の保育⼠がとらえる⽔商売で働く⺟親の⼦育て』 村上りん
・『うつ病罹患者に対して想起されるネガティブな印象について -大学生及び社会人の比較から-』 渡邊敬晃
・『青年期における親への同一視の様相と自己嫌悪感情及び時間的展望の関連について』 白石光
・『高齢者介護現場における人材定着の取り組みの検討 ―施設管理者へのインタビューを通して―』 飯田良奈
・『子育て中にがんに罹患した母親の学童期の子どもに対する思い』 髙橋和音
・『大学生におけるレジリエンス要因の機能別分類の試み ~ストレス反応の予防と回復に着目して~』 西原大樹
・『ファミリーホームにおける里親子関係の構築プロセス 』 大平明人
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・『カミングアウトの受容アプローチ~ 「意味ある他者」へのインタビューによる検討』 遠藤亮太郎
・『障害のある児童の社会的障壁に対する学級担任の見解 -⼩学校特別⽀援学級における⾃⽴活動の指導に注⽬して-』 本田もも
・『「学校不適応」経験のある生徒の道内地方小規模高校における「学校適応」の要因の検討』 佐々木あまね
・『自立援助ホームにおける主体的な自立をめぐる現状と課題の探求』 大澤理恵
・『自尊感情,他尊感情及びアサーション権がアサーションに与える影響の検討』 武田優美
・『内的作業モデルの変容可能性と変容プロセスに関する検討 ―児童期~青年期に焦点を当てて―』 清水聖哉
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・児童福祉施設,高齢者施設,国家公務員(家裁調査官),自治体職員(北海道庁),一般企業 他
・大学院進学