超流動とは、本来ミクロな世界の物理を記述する量子力学が、人間が直接認知できるマクロなスケール(cmやm)まで拡大して現れた現象である。超低温まで温度を下げることによってはじめて可能になり、粘性の消失、永久運動、物理量の離散化など、日常感覚からするとあり得ない振る舞いを見せる。
当日は、容器から自然と漏れ出る超流動ヘリウム、超流動ヘリウムの特異な振動、ヘリウム結晶の超高速成長などを動画で説明した後、0.01 Kまで冷却可能な超低温冷凍機を見ていただく。
野村 竜司(のむら りゅうじ)教授
准教授公募中
谷 智行(たに ともゆき)助教
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