ホーム > 【コラム】ここから始める!DX > ここから始める!クラウドとローカルとは?
データはどこにある?
学校でパソコンを使うとき、「ローカル」と「クラウド」という言葉を耳にすることが増えてきました。
写真を保存したり、仕事の書類を扱ったりする際に登場しますが、言葉の違いがよく分からない、という方も多いかもしれません。
この二つの違いは、とてもシンプル。
「データやソフトがどこに置いてあるか」の違いだけです。
「ローカル」とは自分のパソコン上でデータを保存したり、アプリを操作することです。
「クラウド」とはインターネット上でデータを保存したり、アプリを操作することです。
ローカルはタンス預金、クラウドは銀行口座に例えられます。
「ローカル」とは、「自分の手元にあるパソコンやスマートフォン本体の中」にデータやソフトウェアを保存することです。
自分のパソコンにワード文書を保存した場合はローカル保存になります。
例えると、ローカルはタンス預金で、自分だけが使うことができ、管理も自分です。
ローカルのメリットとデメリット
「クラウド」とはデータやソフトウェアを、「インターネット上の大きな保管倉庫(専門業者が管理)」に預けておくことです。
これは、「銀行口座」にお金を預けるイメージに近いです。
Google ドライブやOneDriveなどがその代表です。
GoogleドライブとOneDriveについては下記に詳しい説明がありますので、併せてご確認ください。
クラウドのメリットとデメリット
Google ドライブ:授業資料や校務文書を保存・共有できる。複数人で同時に編集も可能。
Microsoft OneDrive: WordやExcelなどOfficeソフトと連携しやすい。校務システムに使われることも多い。
iCloud(アイクラウド): iPhoneやiPadで撮った写真やデータを自動的にバックアップ。Apple製品との相性が良い。
Google フォト: 写真や動画をクラウドに保存。スマホの機種変更でもデータが消えない。
YouTube(ユーチューブ):動画をクラウド上に保存し、いつでもどこでも再生できる。授業動画の配信や視聴にも活用可能。
Spotify / Apple Music / Amazon Music:クラウドに保存された音楽をインターネット経由で聴ける。昔の「CDやMD」と違い、端末に保存しなくても利用できる。
LINE(ライン):トークや写真、ファイルもクラウドに保存されている。別のスマホやパソコンからでも同じ内容が見られる。
ローカル = タンス預金(その場でしか使えないが、手軽で速い)
クラウド = 銀行口座(どこからでも使えて安全だが、通信環境(インターネット)が必要)
どちらか一方が絶対に良いというわけではありません。
ローカルは「自分の手元で安全に使えるけれど共有が手間」、クラウドは「どこからでも便利に使えて共有も簡単
だが、ネット環境と管理が大事」と言えます。
校務や授業では、両方の特徴を理解し、場面に応じて使い分けることが大切です。
参考資料:Gemini by Google, Chat GPT
※専門的な説明です。気になる方はご一読ください。
クラウドには主に3つのタイプがあります。
パブリッククラウド:不特定多数が共有するクラウド。路線バスのように、誰でも手軽に低コストで利用できるのが特徴です。
プライベートクラウド:特定の企業が自社専用に構築するクラウド。自家用車のように、自由に設定でき高いセキュリティを保てます。
ハイブリッドクラウド:パブリックとプライベートを組み合わせたもの。機密情報はプライベートに、他はパブリックに置くなど両方の利点を活かせます。
参考文献:「【IT用語集】パブリッククラウド/プライベートクラウド/ハイブリッドクラウドとは」NTT docomo Business Watch