ホーム > 【コラム】ここから始める!DX > Microsoft OfficeとGoogleアプリの違い
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MicrosoftとGoogleはともに似たようなツールを提供しており、大枠の機能は同じものになっています。
例えば、GoogleアプリのGoogleスプレッドシートとMicrosoft Officeのエクセルはどちらも表計算ツールになっており、関数を使用した集計やグラフの作成はどちらのアプリも行うことができます。
大枠の機能は同じですが、詳細な機能は異なります。下の比較表からピックアップして説明します。
Microsoft Officeはパソコン内にデータを保存しています。
GoogleアプリもMicrosoftOfficeと似たような操作をするので、パソコン内にデータを保存しているように感じるかもしれませんが、実際には「クラウド」と呼ばれる場所にデータを保存しています。
Microsoft Officeはファイルの保存場所が端末内なので、同時編集ができず、共有を行う際には、元ファイルからコピーを取り、そのコピーファイルを相手方に送信する方法が一般的だと思います。この時、コピーファイルに入力した内容は元のファイルには反映されませんので、ファイルによってはファイルを回収・結合する手間があります。
Googleアプリはファイルの保存場所がクラウド上なので、相手のアカウントにアクセス権限を付与することで同時編集と共有が可能になっています。Googleアプリのアクセス権限はファイルごとに設定でき、ファイルの作成者が相手のアカウントに対して閲覧や編集といった権限を付与できます。
▼ Google環境で共同編集した場合
▼ Google環境でデータを共有する場合
OfficeファイルはGoogleアプリでも編集することがでます。GoogleドライブにOfficeファイルを移動させると、変換しなくともGoogleアプリで使うことができます。
Officeファイルは変換せずにGoogleアプリで使うことができますが、GoogleファイルをMicrosoft Officeで使う際にはダウンロード時にMicrosoft Officeで使える形に変換が必要です。
どちらの変換も完璧な互換では無いので、図や画像の位置がズレることがあるので注意してください。
上記の互換性の部分でも説明しましたが、OfficeファイルはGoogleドライブに移動させることができます。
GoogleドライブにOfficeファイルを移動させてしまったら、Googleドライブに元から入っているGoogleアプリのファイルと判別がつかなくなってしまうと思われるかもしれません。
Googleドライブ上にあるGoogleファイルとOfficeファイルは、ファイルのアイコンとファイル名で見分けることができます。
Officeファイルは、アイコンに大文字の英語が書かれており、ファイル名の末尾に「.doxs」や「.xlex」等ついています。