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「学校のホームページを作ってみたいけど、何だか難しそう…」
「クラスの生徒や保護者への連絡を、もっとスムーズにできないかな?」
「先生同士の情報共有を効率化したい!」
ICTの活用が広がる学校現場で、このようなお悩みをお持ちの先生も多いのではないでしょうか。
そんな先生方にこそ、ぜひ使ってみてほしいのが「Googleサイト」です。特別な知識がなくても、まるでプレゼン資料を作るような感覚で、誰でも簡単にウェブサイトが作成できます。
この記事では、Googleサイトの基本的な使い方から、学校現場ですぐに役立つ活用アイデアまで、一つひとつ丁寧に解説していきます。
一緒にGoogleサイトをマスターして、日々の業務や情報共有をぐっと楽に、そして便利にしていきましょう!
【こんなに簡単!】
・文字や写真を、マウスで動かして好きな場所に置くだけ
・おしゃれなデザインの「ひな型」がたくさん用意されているので、選ぶだけですぐに素敵なページができあがります
【学校でこんな使い方ができます】
・学校全体のホームページ作り
・先生専用のページ、クラスだけのページなど、見せたい人だけに公開するページ作り
・お知らせや資料など、バラバラな情報を1つの場所にまとめて管理
必要な情報をすっきり整理できる、とても便利なツールです。
Googleサイトは、いくつかの方法で起動できます。
【Googleドライブから作成する方法】
Googleドライブを開きます。
左上の「+ 新規」ボタンをクリックします。
「その他」にカーソルを合わせ、「Googleサイト」を選択すれば、新しいサイトの編集画面が開きます。
【アプリから作成する方法】
GmailやGoogle検索のトップページなどを開きます。
画面右上にある、点が9つ集まった四角いアイコン(Google アプリ)をクリックします。
アプリの一覧が表示されるので、下にスクロールして「サイト」のアイコンを探し、クリックします。
Googleサイトのトップページが開くので、「新しいサイトを作成」から始められます。
メニュー解説
「挿入」パネル解説
各項目の説明と活用例
「ページ」パネル解説
「テーマ」パネル解説
上部メニュー解説
Googleサイトが学校現場で特に便利なのは、この「共有機能」があるからです。誰に、どこまで見せるかを細かく設定できるので、用途に応じて様々なサイトを作ることができます。
Googleサイトは、他のGoogleアプリと連携させることで、さらに便利になります。ここでは、学校現場ですぐに使える2つのテクニックをご紹介します。
Googleスライドを埋め込み、行事の写真をスライドショーで見せる
運動会や遠足で撮影したたくさんの写真。Googleスライドにまとめてサイトに埋め込めば、素敵なスライドショーとして共有できます。
Googleスライドで写真アルバムを作成します。
Googleサイトの編集画面で、右側の「挿入」パネルから「スライド」を選択します。
作成したスライドファイルを選んで「挿入」をクリックするだけ。
これで、ページを開いた人が矢印をクリックして次々と写真を見られるようになります。動画を埋め込むこともできるので、行事の感動をいきいきと伝えることができます。
画面下部の「>」マークをクリックすると写真を見ることができます。
画像はサンプルイメージです。
Googleスプレッドシートを埋め込み、みんなの意見をリアルタイムで一覧表示
研究授業後の協議会や、行事の係分担などで、先生方の意見をその場で集約したいときに便利です。
Googleスプレッドシートで意見集約用の表を作成し、共有設定を「リンクを知っている全員が編集可」などに設定しておきます。
Googleサイトの編集画面で、「挿入」パネルから「スプレッドシート」を選択し、該当ファイルを埋め込みます。
サイトに埋め込まれたスプレッドシートは、参加者が自分のスマートフォンやPCから直接書き込むことができます。誰がどこに何を書いているかがリアルタイムで反映されるので、話し合いが非常にスムーズに進みます。
この記事で学んだ3つのポイント
Googleサイトは、専門知識がなくても直感的な操作でウェブサイトが作れる。
「共有機能」を使い分けることで、学校HPから教員限定のポータルまで、様々な用途のサイトが作成できる。
スライドやスプレッドシートなど、他のGoogleアプリと連携させると、さらに活用の幅が広がる。
さあ、最初の一歩を踏み出してみましょう!
まずは「自分のクラスの生徒に向けた、簡単な連絡ページ」を作ってみるのがおすすめです。
①サイトを新規作成する
Googleサイトを開き、「新しいサイトを作成」から始めます。
②タイトルと簡単な内容を入れる
ページタイトルに「〇年〇組 おしらせページ」と入力し、「挿入」パネルから「テキストボックス」を選んで、
今週の宿題や持ち物を入力してみましょう。
③共有範囲をクラスの生徒に限定する
公開する前に、クラスの関係者しか見られないように設定します。
画面右上の人型の共有アイコンをクリックします。
「公開」の項目で、「下書き」の横にある「変更」をクリックします。
「公開サイト」を「特定のユーザー」に設定し、クラスのGoogleグループや生徒個人のアカウントを追加します。
最後に右上の青い「公開」ボタンをクリックして完了です。
たったこれだけでも、立派なクラス専用サイトの第一歩です。まずは触って、試してみることが上達への一番の近道です。
ぜひ、今日の記事を参考に、あなただけの便利なサイト作りを始めてみてください。