このページはBYOD端末準備に関する案内のために設置したものです。
これまで各中学校を通じてご案内しておりますが、高校で使用する個人用ICT端末については、2028年度以降は個人所有のICT端末をご家庭で準備していただき、学習等で使用していただく必要があります。
県教委で指定している端末の推奨性能は次のリンクで示す通りですが、横手高校として推奨する内容をあらかじめお知らせしますので、準備していただく際の参考としてください。
◆性能等購入時の参考として~NEC Y1,Y2と同スペック以上の機種
ChromeOS / MediaTek Kompanio 520 / 4 GB メモリー / 64 GB eMMC 記憶装置
IdeaPad Slim 3 Chromebook Gen 8 | 14型Chromebook | 82XJ002SJP | レノボ・ ジャパン
ChromeOS / MediaTek Kompanio 520 / 8 GB メモリー / 128 GB eMMC 記憶装置
Amazon.co.jp: ASUS Chromebook クロームブック Detachable CM30 10.5インチ 2in1 タブレット
1.ChromOS Google社のOSです。このOS専用となっている端末はChromebookと呼ばれ高いセキュリティを有し、高速で起動・動作する端末として有名です。現在県立高校で生徒用ICT端末として導入しているのはこちらで、横手高校としてはこれまで活用してきたこのOSで動作するChromebookの準備を強く推奨します。授業ではGoogle Workspace for Education と呼ばれるシステムを活用しています。
基本的にWebブラウザから各種のアプリを開くようになっており、ファイルは基本的にクラウド(Googleドライブ)に保存するようになっているのでどの端末からログインしても同じ環境を利用できます。ただしMicrosoft社のWord・Excelなどのアプリはインストールできません(Microsft365を購入するとWebアプリとしては使用できます)。
2,Windows 一般的に「パソコン」として販売されているものに使われているMicrosoft社のOSです。WebブラウザからGoogle Workspace for Education は使えますので、Chromebookと同様に使えます。
3,Android Google社がスマートフォンやタブレットのOSとして開発したものです。Googleのサービスは使用できますが、挙動がChromebookと違う(ドキュメントやスプレッドシートがアプリとして提供されている)のでChromebookと同様の使い方はできませんので、既にお持ちのAndroidタブレットをお使いになりたい場合以外に選択する場合はご留意ください。
また最初に自分のGoogleアカウント(◯◯@gmail.com)を登録しなければなりませんが、入学後に配布されるGoogleアカウント(◯◯@e-akita.ed.jp)と共存させることが難しいので使用にはある程度のスキルが必要です。キーボード付きのモデルは各社ともそれなりに高額なので、新規に購入されるのであれはChromebookが比較的安価で購入できると思われます。
4,iOS Apple社のOSです。ノート型パソコン(Macbook)とデスクトップ(iMac)はMacOSと呼ばれるOSで、タブレット型(iPad)のiPadOSとスマートフォン(iphone)のiOS は基本的に同じものなのでiOSと総称されます。県教委の通知では「iOS」だけ書かれていますが、Macbook(MacOS)でも使えます。
iOS,MacOSいずれもブラウザ経由でGoogleアプリが動くので授業での使用は可能です。Googleのプラウザ'(GoogleChrome)やメールソフト(Gmail)などは入っていないので、これらを使うためには全てインストールしなければなりません。既に使用しているiPadなどを学校で使いたい場合は、サポートできる教員が限られていますので校内のWifi接続や各種設定に関してはご家庭でサポートをいただく場合がありますのでよろしくお願いいたします。またiPadにはキーボードモデルはありませんので、外付けキーボードが必要となります。
chromebook以外はパスワード無し自動ログイン可能なように設定できたりもしますが、ちょっと待ってください。その設定はどういうことを意味しているのかを想像してみてください。例えばあなたが置き忘れた端末を誰かが開いたとします。あなたのクラスルームに配布されている期末テストの成績(答案)は本当に安全ですか?。見知らぬ誰かにコピーされ、ネット上に貼り付け「さらされる」ことはありえませんか?。
同様に、共同で使用しているようなパソコンは本当に安全ですか。過去にログインした別の人の領域が見えてしまうことはありませんか?。
ネットワーク機器(パソコン・スマートフォンなど)やネットワークアダプターに付いている個別の機器識別番号です。0~9,A~Fの16種類の文字を使った12桁で表現します。(例 12-34-56-AB-CD-EF , aa:aa:aa:aa:aa:aa 等)接続申請にはアドレスを確認して登録する必要があります。
※2桁ごとの区切り「‐」は「:」の場合や、「何もない」こともあります。
※IPアドレスとは異なります。
以下に一般的な例を示します。機種やOSのバージョンによって項目などが異なりますので、インターネット等により各自でご確認ください。また、この作業は必ずランダムMACを「オフ」にした後で行ってください。(「オフ」にする方法はこのページの下の方にあります。)また、端末を学校に持参して校内でWi-Fi(AKITAGIGA)が見える状態で作業した方が作業しやすいです。
chromebookの場合
ブラウザーを開いてOmnibox(URLを書く欄)に「chrome://system/ifconfig」と入力 →【ctrl+f】キーを押す →
【ifconfig】と入力 → 【Expand】をクリック
「wlan0:」欄の「ether」の横に表示されている番号がMACアドレスです。
iPadの場合
【ホーム画面】→【設定】→【一般】→【情報】→【Wi-Fiアドレス】の欄の横に表示されている番号がMACアドレスです。
Windows10の場合
【スタート】→「W」欄の【Windowsシステムツール】→【コマンドプロンプト】→「ipconfig/all」と入力→
【Enter】キーを押す→【物理アドレス】「Wireless LAN adapter Wi-Fi」に表示されている「物理アドレス」の横に表示された番号がMACアドレスです。
Windows11の場合
【虫眼鏡マーク】→「cmd」もしくは「コマンドプロンプト」と入力し→【Enter】キーを押す→コマンドプロンプトが表示されたことを確認し、「ipconfig/all」と入力→【Enter】キーを押す→【物理アドレス】「Wireless LAN adapter Wi-Fi」に表示されている「物理アドレス」の横に表示された番号がMACアドレスです。
Macの場合
【アップルメニュー】→【システム設定】→【Wi-Fi】→【詳細設定】→【Wi-Fi MAC アドレス】の横に表示された番号がMACアドレスです。
以下に一般的な例を示します。機種やOSのバージョンによって項目などが異なりますので、インターネット等により各自でご確認ください。端末を学校に持参して校内でWi-Fi (AKITAGIGA)が見える状態で作業した方が作業しやすいです。
※初期設定状態でオンになっている場合が多いので必ず確認してオンになっている場合は解除してください。
chromebookの場合
ブラウザーを開いてOmnibox(URLを書く欄)に「chrome://flags」と入力 →
search flagsで「random」→ 「MAC address randomization」のドロップボックスでDisabledを選択
iPadの場合
【ホーム画面】→【設定】→【Wi-Fi】→ 「AKITAGIGA」の右側の「i」をタップ →
「プライベートアドレス」オフ ※「固定」ではなく「オフ」にしてください。
Windowsの場合
【スタート】→ 【設定】→【ネットワークとインターネット】→ 【WiFi】→
「ランダムなハードウェアアドレス」オフ
Macの場合
【アップルメニュー】→【システム】→【Wi-Fi】→ 「AKITAGIGA」の横の〇で囲んである 「...」→ プライ
ベートWi-Fiアドレスの項目のプルダウンで「オフ」を選択 → 「OK」→ 「オフにする」 ※「固定」ではなく
「オフ」にしてください。
通常、初期設定では共有しないようになっているので、過去に自分で共有の設定をしたことがなければ、何もする必要はありません。
共有設定をしたことがある場合は共有の解除が必要です。以下に一般的な例を示します。機種やOSのバージョンによって項目などが異なりますので、インターネット等により各自で調べて解除してください。
校内のWi-Fiはプライバシーセパレーターを設定していないため、共有ドライブは誰でも利用可能になるので注意してください。
Windows11の場合
「windowsスタート」 →「設定」 から【ネットワークとインターネット】→【ネットワークの詳細設定】→【共有の詳細設定】「共有」の各項目を「オフ」
すべてのOSについて、ウイルス感染を防ぐ意味で次のような点に注意することが大切です。
OSのアップデートをしっかり行って最新の状態にしておく。
改造行為(iOSの脱獄/Androidのroot権限奪取 等)を行わない。
アプリケーションの追加インストールは正規の信頼できるサイトで行う。
よくわからない人からのメールは開かない。
怪しいサイトには近づかない。
偽のセキュリティ警告に注意する。
標準で「組み込み型のウイルス対策機能」が搭載されており、初期状態で高いセキュリティを確保できます。
標準でMicrosoft Defenderが付属していますが、有効になっていないこともあります。有効にした方が安全です。また、Microsoft社以外から販売されている対策ソフトを購入してインストールすることも安心につながります。
各社から対応ソフトが販売されており、いずれかを購入してインストールした方が安心につながります。
※無料の詐欺のセキュリティソフトも存在するため充分に注意してください。
参考~news.mynavi.jp/securitysoft/multiple/
◆GIGA スクール構想対応モデル端末の例
・Chromebook
https://services.google.com/fh/files/misc/jp_wayfinding.pdf
・Windows
https://www.microsoft.com/ja-jp/biz/education/gigaschool-highschool-pc.aspx
・MacOS/iPadOS