本研究では、複雑化する国際紛争・テロ事象に関するメディアデータを対象として、専門知識を反映した分析および知識獲得を目的として、情報源別の文脈に応じた国際紛争のダイナミズムと関係国・組織間の認識の違いを5D World Map Systemを用いて多次元的に分析・可視化する。具体的には、国際紛争・テロ事象に関する情報源別国際ニュース記事データ(テキスト・画像)を対象として、1)これら記事データと専門家知識・時空間情報との関連づけ、2)文書処理(TFIDF、類似度計量、クラスタリング)、3)時間的・空間的・意味的メタデータによる記事データの動的検索・分類・可視化、4)メタデータの集合から情報源別「文脈」の抽出・可視化のプロセスを実行する。本研究発表では、シリア内戦とベネズエラ危機に関するCNNとSputnikのニュース記事を対象として、事象に対する米露の認識の違いを文脈の違いとして抽出・可視化する実験結果を示す。