平成30年7月豪雨、令和元年度東日本台風、令和2年7月豪雨と広域にわたる豪雨災害が日本を襲いました。令和3年以降も大きな被害につながらなかったものの全国で記録的短時間大雨情報が多数発表され、令和6年9月には令和6年能登半島地震の被災地である奥能登を豪雨災害が発生しました。このような大災害で適切な備えや対応行動を取るためには、これまでの情報活用に加えて、AI技術を活用した先端的なデータサイエンス技法を用いた精度の高い短期予測を効果的に活用することが求めらます。
本ワンデイセミナーでは、土木計画学委員会災害データサイエンス研究小委員会の活動として行ってきた水害時の避難行動に関するアンケート調査について取り上げます。調査内容、分析結果、活用事例について報告し、継続的な調査と活用方法の将来展望について議論します。
防災計画・地域防災システムに携わる多くの研究者・実務者に参加していただけることを期待しています。
日 時―――2025年9月16日(火)13:30-17:00
9月15日(祝)、9月16日(火)午前中に開催の第20回防災計画研究発表会にもご参加ください。
https://sites.google.com/dpri.kyoto-u.ac.jp/dmp2025/
場 所―――ハイブリッド開催(京都大学宇治キャンパス 連携棟大セミナー室/オンライン(ZOOM))
宇治キャンパスへのアクセスはこちら
宇治キャンパス内の地図はこちら(連携研究棟は77番にあります)
主 催―――土木学会 土木計画学委員会 災害データサイエンス研究小委員会
参加費―――無料
申込締切――2025年9月7日(日)
申し込み――下記のページより登録を行ってください
プログラム
9月16日(火)
13:30-13:40 開会挨拶、開催主旨説明 畑山満則(京都大学、小委員会幹事)
13:40-14:10 柿本竜治(熊本大学) 継続的に行う避難に関するアンケート調査
14:10-14:30 杉浦聡志(高知工科大学) アンケート調査を用いた避難行動分析
14:30-14:45 休憩
14:45-15:10 梶谷義雄(香川大学) 2018年西日本豪雨時の世帯の避難状況調査について
15:10-15:35 髙木朗義(岐阜大学) 豪雨災害時の住民避難行動における「避難しなかった」と「避難できなかった」の比較
15:35-16:00 畑山満則(京都大学) 継続的なアンケート調査結果の活用した避難研究の展望
16:00-16:15 休憩
16:15-16:50 総合討論 松田曜子(京都大学)
16:50-17:00 閉会挨拶 髙木朗義(岐阜大学、小委員会委員長)