制作者名:檮木 南帆
タイトル:葛藤する小人
展示場所:教室E03 VR/ARゼミ
デモ動画
テーマ
価値観、行動、判断、メディアアート
概要
2月10日から2月16日の7日間、YouTubeでlive配信をする。小人は物を運んでいて、ひたすら往復している。ただし、YouTubeを見る人が増えると荷物を置いて逃げ出す。
諸説あって誰が言ったかは分からないが、"戦争の最初の犠牲者は真実である"という言葉がある。
何かを知ろうとすることは大事だ。だが簡単に信じ過ぎず、多角的に見なければいけない。そしてただ単に知っただけではサイレントマジョリティーになってしまう。行動するべきなのかもしれない。
しかし、やなせたかしは"正義はある日突然逆転する"と言った。戦中戦後の価値観は真逆だった。正義だと確信を持った行為が、相手から見ると悪であることは往々にしてある。然りとて、他者との交わりを断つのも如何なものか?
正直、作者に何か確固たる思想があるわけではない。自分でも何を言いたいのか分からない。
以下はネタバレ。
小人は軍人であり、兵器を開発している。
7日目の2月16日16時以降にプログラムが終了するが、累計のチャット数に応じて結末が2パターンある。
1つは、開発した兵器で敵国へ侵攻する。もう1つは、侵略兵器を破壊するクーデター。
一人の行動は大したことが無いかもしれないが、複数人行動することにより力が増す。その力は解釈次第で如何様にもなる。