制作者名:カルヘイロスクイナセルシェデロデアルメイダトーマスルイス(CALHEIROS QUINA SERZEDELO DE ALMEIDA TOMAS LUIS)
タイトル:Resonance
展示場所:教室E14(3DCG映像制作・技術研究ゼミ)
制作者名:カルヘイロスクイナセルシェデロデアルメイダトーマスルイス(CALHEIROS QUINA SERZEDELO DE ALMEIDA TOMAS LUIS)
タイトル:Resonance
展示場所:教室E14(3DCG映像制作・技術研究ゼミ)
テーマ
音楽、ピクセルアート、ポイント・アンド・クリックのアドベンチャー
概要
Resonance は、ピクセルアートを用いたショートフィルムで、音楽・テクノロジー・自己表現の関係性を探求する作品です。インスピレーションを求める音楽家・アストロが、音楽が現実を形作るデジタル世界へと引き込まれるところから物語は始まります。謎めいたロボットであるトビに導かれながら、アストロはリズムに基づくパズルや、往年のゲームへのノスタルジックなオマージュが点在する世界を進んでいきます。
このプロジェクトは、AIを活用しつつも、独自の芸術的ビジョンを貫き通すための個人的な挑戦でもあります。AIにすべてを委ねるのではなく、3Dモデリング・アニメーションやピクセルアートアニメーション、手動での修正、そして映像編集などを駆使し、作品を作り上げるためのバランスを追求しました。その過程では、手描きのエフェクトやUI要素の作成、AI生成アセットのロトスコープ処理とクリーンアップ、オリジナル音楽の作曲、映像の収録・編集などに数百時間を費やしています。すべての要素を意図をもって配置し、テクノロジーによって芸術表現の幅は広がるものの、それ自体が芸術を置き換えるわけではないことを証明しています。
ストーリーテリングと音楽、そして慎重にコントロールしたAI技術を融合させることで、Resonance は、テクノロジーが芸術の在り方をどのように変えていくのかを示す作品です。イノベーションは創造性を支配するものではなく、その可能性を広げ、支える存在であることを体現しています。