2030年までの17の目標「持続可能な開発目標(SDGs)」

SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)とは、2030年までに世界の貧困を終わらせ、「誰一人取り残さない」持続可能な世界の実現を目指す国際社会共通の目標です。途上国だけではなく、日本のような先進国も含む世界中の国々がこの目標の達成に向けて動き出しました。

SDGsは、2015年に達成期限を迎えた「MDGs(ミレニアム開発目標)」の後継として掲げられたグローバル開発目標です。MDGsでは主に開発途上国を対象としていましたが、SDGsでは先進国も含む全世界が対象となり、経済・社会・環境の3側面における幅広い目標が新たに加わりました。

シーセフとSDGs〜わたしたちが目指す世界

環境問題、貧困、ジェンダーなど今世界は様々な問題を抱えています。国連が採択したSDGsで示しているような持続可能な社会を実現するには、私たちひとりひとりの意識や取り組みがとても重要です。「自分さえよければ」「自分の国さえよければ」「今さえよければ」という考えが蔓延している今の世界で、「地球益(地球上 すべてのものにとっていいこと)」という共通の概念を持つことが課題解決の鍵だと考えています。

‘教育をすべてのはじまりに’、教育の中で「地球益」という考えを学ぶことで、ひとりひとりの行動が変わり、みんなが幸せで平和な世界はつくれると信じ、私たちは教育の本質を考えて活動を行っています。

シーセフの取り組み

シーセフは、カンボジアをはじめとした開発途上国で教育支援活動を行っています。持続可能な社会を実現するためには「地球益」を理解できる人材育成が重要と考え、教育を中心とした幅広い活動に取り組んでいます。

子どもたちに質の高い教育を届ける幼小中一貫校

カンボジアで幼稚部・小学部・中学部一貫校「CIESF Leaders Academy(シーセフリーダーズアカデミー)」を運営し、未来のリーダーを育てます。

課題解決型学習を中心とし、ICTを活用した授業も積極的に取り入れるなど、カンボジアから新しい教育の在り方を発信します。

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教師を育てる

カンボジア教員養成校の教官の能力向上を目標に、日本人のベテラン教師を教育アドバイザーとして派遣しています。

理数科を主な指導教科とし、教員養成校の学生に直接指導するのではなく、教員養成校のカンボジア人教官が教師の卵である学生たちに質の高い指導ができるようにサポートしています。

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起業家を育てる

毎年「ビジネスモデルコンテスト」を開催し東南アジアの若者たちの起業家を育成しています。研修の中には「三方良し」を基本とした起業家としての在り方を指導しています。そして将来の経済発展に欠かせない雇用を創出、また納税することで国が自立することを目指しています。

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産業人材を育てる

途上国へ進出する日系企業の進出が増える中、現地スタッフとして活躍できる人材育成を行っています。

日本語人材に加え、カンボジアではJICA草の根技術協力事業としてIT人材の育成も行っています。

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教育行政を改善する

カンボジア教育省と共同で、教育省の行政官や教師の再教育の場として「教育政策大学院大学」を設立、講師を派遣するなど、教育行政官が教育の仕組みや管理方法について学び、教育課題の根本解決を目指します。

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