ごとうさえの
言技(ことわざ)
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事業(ことわざ)
#401~
本当はどんな事業活動をしているか、ご紹介したいんです。
でも…やはりダイレクトには語れません!!
と、いうことで、チアーマンサポートの事業周辺情報&
後藤さえの独り言を、つづらせていただきます。
宜しくお願い申し上げます。
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中小企業診断士の機能、先週からシリーズにしてみています。
今日はその二つ目。アドバイザー(?)です。あれ?最後に(?)が付いているのは…?
というのも、コンサルタントは助言やアドバイスをする人、ということで間違いないし、イメージしていただきやすいと思います。しかしこれも曖昧で、実は厄介だったりします。「当事者でもないから、自分は汗をかかない。手を動かさない。なのに、上から目線であれはダメ、こうしなきゃダメ、って偉そうにいう人」とも受け取れるからです。
実際、私も中小企業診断士になったばかりの頃は、「何か課題を見つけないと!そしてその解決方法を提示しないと!!」と躍起になっていたと思います。それが中小企業診断士としての大切や役割だと思っていたから。でも、診断士になって数年たったところで、それは少し違うぞ!と思い始めました。大きな理由が二つあります。
一つは、どう考えても、その事業の経験は、私よりもその社長さんが豊富だからです。何か気になったことを聞いてみても「この業界が素人のあなたに、何が分かるの?」と思われてしまうからです。
二つ目は、ヒアリングや調査から課題を見つけようとすればするほど、目線は「あら捜し」となってしまい、結果的に自社事業の悪いところばかりを聞かされる方は、たとえ本当であったとしても、気分の良いものではないのです。
上記二点はいずれも社長や経営者の信頼を得ていない大きな要因になっています。企業の財務情報や機密情報に触れることが多い会話の中で、信頼情報を築けないと、お仕事をさせていただけないのです。
なので!!私の中で、アドバイザーとしての役割は所謂「助言・アドバイス」ではなく、財務や業務改善の専門家として、経営者が考えておられることを引き出し、考えだけで止まっておられる場合は、そっと背中を押し、やり方で悩まれている場合は、あくまで財務や業務改善の専門家という第三者の立場から論理だてて説明し、こうすれば上手く行く、と、別の言葉で言い表すこと、になります。
日頃の忙しい業務の中で、特に中小規模以下の会社は経営者が経営に専念できず、現場業務さえ担われている中で、「こんな会社にしたい」「ここを変えてみたい」という気持ちがおありになることが往々にしてあるのですが、それを具現化するお手伝いをする!もちろん、法制面や過去に担当した事例などから、間違っていること、失敗の可能性が高いことは発言すべきです。ただ、やみくもに課題をピックアップするのではなく、経営者の想いを大切にし「今、スタートしましょう!一歩踏み出しましょう!思い立ったが吉日ですよ!!」と、背中を押せる、そんなアドバイザーがあるべき姿だ!と、思い、日々過ごしています。
思い立ったが吉日
2026/5/18
最近、他業種の方々と交流を持つようになり、改めて中小企業診断士の仕事内容を説明していると…新たな気づきができました。自分の毎日の仕事のことなので当然よく理解しているのですが、それが通常のことであるが故に、他の人も知っているもの、と思い込みがちです。「ああ、そんなこともしているんだ」「そんな機能があるんだ」と思っていただけたこと、ここから数週間かけてシリーズでお伝えしたいと思います。
今日はその一つ目。管理の仕組創りです。
会社の規模が20名を超えてくると、社長一人では組織を見渡すことができず、かといって、いままで社長やコアメンバーが担当していた業務を、どのように割り振っていけばよいか分からず、結局大切なことはブラックボックスになったまま、事業が拡大していきます。
しかし、売上は順調でも、世の中は変わり、燃料費が上がったり、為替レートが変わったり、購買者の趣向が変わったり…で、収益構造に変化が生じ、利益が圧迫されたり、資金繰りが苦しくなったりします。
会社も生き物のようなもので、業績悪化への対応には、早期発見・早期治療が必要です。しかし、社長や一部の人だけが数値管理し、他の担当者が全く数値管理をしていないと、早期発見が遅れるのです。
人間も元気な時は、無茶をしたりするものですが、企業も同じ。業績が上向きの時は、ちょっとやそっとのことではビクともしないのですが、「むむ?なんかおかしいぞ」というときは、原因がはっきりしないと「気のせいか」とやり過ごしてしまうもの。気が付いたときには、打てる対策も限られるのです。
そんな時には私達の出番です。数字は経営者だけが見るものではなく、「売上総利益」なのか「営業利益」なのか、範囲を決めて、社内で同じように役職やチームで分けて、同じフォーマットで定期的に管理をするのです。そうすることで、「〇〇(という工夫)をしたら、利益率が上がった!」など、社員も工夫をして、業務に関心が持てるようになります。大切なのは「仕組み」。小さいことの積み重ねが大きく強い組織づくりに役立ちます。一朝一夕に出来上がるものではありませんが、私達も一生懸命一緒に走ります!どうぞ、お声がけください。
小事は大事
2026/5/11
シゴトが忙しいので、子供のPTA活動などは参加難しい!という方もおられますが、私の場合は、それもまた、経営に通じるものがあるのでは…と思い、ちょこちょこと参加しておりました。そんな子供たちも、もうPTAと関係ない年齢に。でも、物足りないからなのか、一度地域活動を行うと、なかなか引退させてもらえないからか、地域の中学校の運営協議委員をさせていただいたり、近隣小学校のブラスバンドのボランティアをさせていただいたりしています。
この週末、そのブラスバンドの保護者会があり、私もボランティアとして参加しました。その中での出来事です。ボランティアも複数おり、会も終わりに近づいたころ、かなり中心になって動いてくださっているボランティアさんが、小学生の保護者の皆さんにおっしゃった言葉が、心に刺さりました。
全ては書けませんが、子供たちが目を輝かせてブラスバンドをやりたい!といって始めさせても、必ずしも自分がやりたい楽器になるわけではない。すぐに上手くなるわけではない。学校の勉強や行事も忙しい。その時に子供たちに向き合い、寄り添ってあげてほしい、と。
これは…小学校のブラスバンドだけじゃないですね。子供がもう少し大きくなっても、親は子供に失敗してほしくない、子供が思う通りに進んでほしい、と願い、ついつい経験からどうなるか分かってしまうので、先回りして指示したり、決めつけたりしてしまう。結果的にそれが子供の成長にはマイナス要因になるのに。職場でも、早く仕事を覚えてほしい、自分も楽になりたい!という気持ちから、まだ呑み込めていない後輩や新入社員に、とにかく指示だけ送り、ほめることもせず、ただダメ出しをする。
経営者さんが自社の社員のことを嘆かれる場合、大抵経営者さんが先に方向を示し、目標を立てさせることや、頑張らせ、その様子を放置することなく見守る、ということができていないです。先に大まかなルールや方針を説明したら、一歩離れて、失敗しても致命傷にならないレベルまでは手を出さずに、見守る。そのぐらいの度量と余裕がないといけないですね。「あ!ダメダメ!!」とすぐに否定してしまうと、せっかくやろうとした新入社員も小学生も、自信とモチベーションを奪われます。教える方も、大きな気持ちで、明日言えばいいや、というぐらいの心づもり、大切ですね。
言いたいことは明日言え
2026/4/27
新年度が始まり、新入社員の皆さんは、研修が始まった頃でしょうか。また「そんな具体的な研修メニューがない!」というような企業様では、新入社員さんは早速現場で先輩方の背中を追って現場での実地訓練でしょうか?またまたあるいは…4月の新卒新入社員の採用はなし、という会社様もおありになるでしょう。当社については…なんと6年ぶりに、新規で2名の中小企業診断士がサポーターとして登録してくれることになりました。新しい人が入ってくる、というだけで、組織はウキウキ、活性化するものですね。
さて、我々コンサルタントもそうですが、新規に経営顧問として、あるいは研修講師として会社さまに出向いたとき、初めは「何?この人?」「会社をどう変えるの?」というような目で見られます。新入社員を迎え入れる先輩社員の目…とはまた違うかもしれませんが、いつも一緒にいるメンバー以外の人間が入っていくと、やはり一旦は浮いてしまいます。しかし、第三者だからこそ、刺激を与える、という役割は担えるのです。いつも社長がおっしゃっていることも、コンサルが言うと「あ、そうか」と思ってもらえることもあります。
しかし私達はそんな刺激だけで留まっているわけではありません。はじめは刺激でもそのうち慣れてしまいますからね。何より大切なのは、企業様が成長していく仕組みを構築され、それを自力で進めていけるようになること、そのお手伝いをすることだ、と思っています。
昨今は人材不足で毎日が忙しく、改善とか改革とかやっている暇がない!というのが実情でしょう。でも!それならなおさら!!より良く、より楽に、より効率的に、そして新しいビジネスや提案を考える時間を持ちたいですよね。
「あと一人来てくれたら楽になる」と言って採用しても、まずは説明し、つきっきりで教え、失敗したらその解決をする…。やはり会社の必要なところにすぐにバシっとはまって、一人で稼働できる、なんて人は、なかなか見つからないでしょう。またコンサルタントが来たからといって、すぐに会社が変わるわけがありません。(でも、かなりの割合でそれを期待されてしまいます💦)
大事なことは「しくみづくり」。でも、そんな簡単じゃないのです。毎日毎日の、トライアンドエラーの積み重ねです。「春植えざれば秋実らず」。新入社員を迎えられた企業様も、そうでない企業様も、今からコツコツ積み上げ、繰り返し、そして実りある秋を迎えられるよう、がんばりましょう!
春植えざれば秋実らず
2026/4/20
先週、桜が満開でしたので、美しくもその時期は長く続かず、はかなく散る桜に関するコラムを書きましたが、雨が降ろうが風が吹こうが、葉の緑も交じりながらまだ咲いている桜を力強く・けなげに思い、今週も桜に関するお話を一つ。
「桜切る馬鹿埋めきらぬ馬鹿」ということわざがあります。庭木の剪定の仕方についてのことわざで、それぞれ木の種類によって、手入れの仕方が違うということ。桜は切らずに折るのが良くて、逆に梅は折らずに切った方がよいとのことです。
つまりは、それぞれの植物・樹木によって、同じ選定でも最適な方法が異なるように、我々コンサルタントは、同じ業種や同じような規模の会社様であっても、どのようにアプローチしていくのが最適なのか、どんな伴走方法が最も効果的なのか、理解し、先回りして考えないといけない、ということだと自らに言い聞かせております。
私も中小企業診断士歴18年、毎年ありがたいことに、創業、経営改善、事業再生と新しい企業様と出会いの機会を頂戴し、色々な経験をさせていただく一方、その経験が固定観念に固まってしまわないよう、常に「それで良いのか?」「それが本当に一番良いのか??」と、ダブルチェックならぬ、ダブル自問自答を行うようにしております。
新年度も始まり、公的支援の令和8年度メニューもそろそろ固まりつつある今日この頃、はかなくも力強く、美しい桜の花を愛でながら、また新しいステップを踏み出せるよう、新年度も頑張りたいと思います!よろしくお願い申し上げます。
桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿
2026/4/6
この週末、東京でも桜が満開となりました。気温も20度を超え、一気に汗ばむような陽気でしたが、いかがおすごしでしたでしょうか?
さて、先週のコラムでは、この年度末にお勧めしたいこととして、「共有フォルダの整理」を挙げました。年度が替わると組織再編、異動もあり、共有データも整理が必要ですね。
もう一つ、(どの業種にも、どの業界にも大体当てはまりそうな)整理しないといけないデータ整理としては、名刺データではないかと思いますが、いかがでしょうか。
社会全体でペーパーレス化が進み、名刺をデータ化するソフトも多く出回るようになりました。ただ、コロナ禍を経て、やっぱり対面って大事!という雰囲気もある中、初対面での名刺交換は、ちょっと安心もできるプロセスですよね。まだまだ8割の人が紙の名刺を持っているという情報も見られます。
これらを、どう整理していくか。
ペーパレス化もそうですが、転職もアチコチで当たり前のように行われる今日この頃、名刺を残しておいても、もうその人はその会社にいない、なんてこともありますよね。
さて。どう管理するのがよいか。ちょっと悩みます。なんて言いながら、整理もせず数日、いや、
数週間まとめたままにしてしまっている自分へ。今は桜がとってもきれいだけれど、明日もある、なんて思っていたら、分からないよ。なので、コンタクトとれる人は今、とる。そしていただいた名刺は、すぐ、とにかくデータ化する!でないと、紙のままだと、いつ会ったのかさえ分からなくなってしまうぞ~!!
明日ありと思う心の仇桜
2026/3/30
ちょっと前まではIT化が叫ばれ、次にDX化、そしてAI…。人口減少・高齢化・労働力不足を背景に、企業さまの業務改善・効率化はどんどん進みます。
効率といえば、製造業さんなら3S(整理・整頓・清掃)が基本のき、ですが、製造業さんに関わらず、この年度末の時期に是非!!3Sをお勧めしたいことがあります。それは…共有フォルダの整理、整頓、清掃です。
業務の記録や情報共有について、紙ベースだと共有できない、その場にいないと共有できない、だからペーパーレスへ、オンラインでの共有へ…と時代は動きましたが、無秩序な共有フォルダになってしまっていたり、或るフォルダの中にファイルがパンパンに入っていたり…。共有するときにキチンとルールを決め、運営していてもパンパンになるのに、ルール運用が甘いと、すぐにぐちゃぐちゃになってしまいます。
そんなかわいそうなファイルさんたちを、しっかり整頓し、年度毎にまとめてしまう、とという作業、そして昇進や昇格・異動と共に、そのフォルダの権限はそれでいいのか確認する作業も必要になります。セキュリティ面でも、関係ない人に長期に共有しているものも、ちらほらあるのではないでしょうか?
と、いうことは…ここでお勧めする3Sは、整理・整頓・清掃ではなく、整理・整頓・セキュリティ!!かもしれませんね!!
3S(整理・整頓・清掃)
2026/3/23
私達、中小企業診断士は、経済産業大臣登録の国家資格の経営コンサルタントです。また、当社は経営革新等認定支援機関として、これまた国にオフィシャルな支援機関として認められています。そのような資格があることで、公的機関が実施する中小企業様の経営支援のお仕事を担当させていただくことができ、その支援をお受けいただく企業様は、通常のコンサルティング料よりも(補助金等により)お安く或いは無料でご利用いただくことができます。
しかし、このような公的支援は国や自治体等の単年度予算で運営されていることが多く、大体が2月末で一旦終了します。そんなこともあり、2月は毎年のことながら、日程がかなりタイトになり、今年も例年並みまたはそれ以上のタイトさでした。
3月になり、一旦一段落したところで、ちょっと公的支援と民間支援のメリット、デメリットをご紹介したいと思います。色んな見方があると思いますが、企業様にとってどうか、という視点で考えてみますね。
まず価格。公的支援…というと、とても堅苦しいように聞こえますが、区役所や公的期間の「専門家派遣」「無料相談窓口」であれば、お聞きになったこともあるでしょう。その場合、派遣は大抵の場合無料だったり、格安だったりします。それは、中小企業施策の一環として、国等の予算がついているからです。やはりコンサルティング料と聞くと、何がどれだけ良くなるか分からないのに、なんだかべらぼうに高い金額を請求されそう…と思ってしまいますよね。なので金額は公的支援が魅力的です。
ただ、その分申し込み手続きが面倒だったり、時間や回数の制限があったりします。また、中小企業施策・目的に合った内容のコンサルティングを行うことが求められるので、「ついでにこれも聞きたい!」ということができないこともあります。
一方の民間支援は、そのあたり、民間契約ですので、契約は金額・時間・内容の確認と通常の商取引と同じことですし、また融通は利きます。気に入っていただければ継続的にご利用いただくことも可能です。ただ、相性もありますので、今一つかな…と思ったら、契約を終了することもできます。
ということで、どちらを勧める、という訳ではないですが、それぞれに一長一短はある、ということ。企業様の状況とニーズに応じてご検討いただければと思います。いずれにしても、経営コンサルティングは、何かご存じないことをお教えしたり提案したり、というよりも、よりよい会社運営のために、一緒に走りながら考える、伴走支援である、と思っていただければ嬉しいです。
伴走支援
2026/3/9
経営コンサルティングのお仕事の中で、従業員様向けの研修のお仕事もさせていただいております。特に管理職になったばかりの方の研修の時に、よく思うのです。「普段の生活ならそんなことしないのに、どうして仕事だけ特別なのか」と。
「仕事」は生活の一部分ですし、先週書いた「誰の、何のための仕事か」を突き詰めると、相手はお客様、人、ですよね。だから、お客様に選んでいただけるように、好印象が期待できるパッケージを考えたり、広報活動をしたりします。それは、子供が親に何かを買ってほしいときに、「良い子」アピールすることと、そんなに変わらないと思うのです。
また、誰かに何かをお願いするときも、価値観の異なる他人に、できるだけ一発で自分の思う通りに動いてほしい。そのために、その「他人」が間違いなく自分の価値観を理解し、さらには動き始めるような「おぜん立て」を用意しますよね。それも仕事で上司に決裁を仰ぐとき、あるいは上司が部下に指示するときと同じ…ハズなのですが、どうしても仕事は別、になってしまうケースがみられるのです。
その原因は…二つ考えられます。
一つは、仕事は特別で、何か難しいもの、と畏まって考えてしまうタイプの方。仕事だから、数字を使って説明しろ、と言われたから、と、「数字を使うこと」だけに目が行ってしまい、問題の本質が理解できていない方。そういう方には「なんのためにこれをやっているのですか?」と、突き詰めていくと、目的と自分の作業が繋がり、シンプルに、自分なりに理解し、行動しよう、と改めることができます。
もう一つは…「やることが仕事」という意識の方。レポートは書いて、出せばいい、と思っている方。だから相手が読んで次の行動を起こす事をイメージされていない。だから誤字が多かったり、何が言いたいのか分からないレポートになってしまう。訂正されたらいやになって、余計にいいレポートが書けなくなる…そんなタイプの方。
一つ目も二つ目も、何が足りないかというと…目的の意識です。
誰の何のための仕事か、だから一つ一つ、当たり前のことを積み重ねるのです。「凡事徹底」とも言われますが、当たり前のことを当たり前にする。仕事も、日常生活も、同じですよね。
凡事徹底
2026/2/2
先週は補助金・助成金のお話をしました。資金繰りが良くないから補助金や助成金を活用するものではない、そもそも補助金や助成金はまず、自力でのキャッシュアウトがあり、その後厳重な審査があって、状況改善の事実等があって、ようやく振り込まれるもの、つまり、十分に収益を上げ、資金がある企業が申請できるのです!と。
そのような資金面での余裕がない、だから補助金・助成金を受けられない…のであれば、経営改善により、多少の資金の余裕を創れるように変わりましょう!…というのは簡単ですが、一体どうすればよいのでしょうか?
答えは簡単なようで、実行は簡単ではありませんね。
多くの企業様の経営改善支援に携わり、資金面で課題がある多くの原因に、「管理者・経営者が売上しか見ていない」 ということが挙げられます。その事業は誰かの何かのために役に立ち、その対価を得ているのですが、他人が作ったものを横に流しているだけでは、その企業独自の「付加価値」が少ない(紹介する、運ぶ、等の価値はあるかもしれない)ので、売上と原価の差は小さくなります。しかし、原材料から何か加工して、しかもユーザーが便利に、快適に、幸せになるように、なにか独自の手を加えて新しい製品を作った場合、そのアイディアや加工の労務コストは、会社の付加価値となり、売上と原価の間にはしっかり「利益」が詰まっています。だから、企業の余剰となり、次にまた新しい何か顧客を喜ばせることを考えよう!というサイクルになるのです。
一方、上述のような収益構造に意識がない経営の場合は、かかったコストは一旦置いておいて、とにかく売上ればその金額が入ってくる!と思いがちなので、収益率が悪化→資金繰り悪化→金策に忙しくなるため、お客様のため、とか、新しい商品を、といった創意工夫の時間や労力が配分できなくなってしまうのです。
ビジネスとは、人々の問題を解決すること…利益を得ながら…と、イギリスの作家・実業家ポール・マースデンの言葉にもあるとおり、誰かの何かに役立つことを提供し、それに見合った対価をいただくのがビジネスなんですよね。価格のたたき合いに巻き込まれなくても、独自路線で十分な収益を挙げられるよう、どんな外部環境の変化が訪れても、簡単には凹まない体力をつけるためにも、基本としてのビジネスの対象と目的、そして収益をぜひぜひ、意識していきたいですね。
"Business is all about solving people's problems — at a profit"(ビジネスとは、利益を得ながら、人々の問題を解決すること。)
ーPaul Marsdenー
2026/1/25
最近、補助金・助成金のお問い合わせが多くなりました。
しかし、お話を伺ってみると、「あれ?補助金や助成金はそんな目的じゃないのに…」と思うことが多々あります。今日はその点について、書いてみたいと思います。
ご存じの方も多いと思いますが、補助金や助成金の申請には、とても多くのペーパーワークと労力が必要となります。それをしてでも、この補助が受けられるならやりたい!という「覚悟」が企業様にある場合は、申請しても意義のあるものになるかと思います。もちろん、申請するにあたり、その労力が現状の人員では不足であったり、経験がないからアドバイスが欲しい、というご要望があることも理解できます。
私達は計画を創ったり、申請するときに大事なポイントの助言、ぐらいはお手伝いできますが、事業にかける社長様の想いや、業界の状況を訴えることはできません。その事業に毎日、長年携わった人でないと書けないこと、訴えられないことは、コンサルタントには書けません。もし作文が苦手だな、という方がおられたら、自分なりに書いてみて、AIにチェックさせてもいいですよね。いずれにしても、そこで専門家がお手伝いできる部分は限られるのです。
もっとお手伝いできないのは、「お金が足りないので助成金や補助金を申請したらどうだ?と他人から勧められた」というお問い合わせです。どういうことをしたいから、どの補助金・助成金を活用したい!というアイディアがない、それどころか、なぜ補助金や助成金があるのか、ご理解いただけていない方が多くおられるように思えます。国や地方自治体として、ある政策を普及・推進したいから、それに則ってアクションしてくださる企業には助成金を出す、国や地方自治体として、こういう方向性を後押ししたいから、それをチャレンジする企業に補助金を出す、そんな流れの中でご検討いただけるとありがたいな、と思います。
そして、殆どの補助金・助成金では、お金を先に出してくれる、ということはなく、申請内容がOKになったら、まず自費で購入し、補助金・助成金の狙い通りの成果があったかどうか、レポートしてからの支払いになることが殆どです。そうすると、自費で購入してから補助金・助成金の受け取りまで、半年などざらにかかってしまうのです。利益や資金繰りが安定していないと、補助金・助成金も難しいですよね。
資金繰りが厳しい、これを買いたいが先立つものがない、そういう状況をサポートするのは、もっと別のメニューになります。補助金助成金というのは、何か前向きな取り組みを後押しする、笑顔で新しいことに取組む企業さまに授けられる「福」みたいなものですよね。まだ一月なので、おめでたいモードの言葉を挙げてみました。2026年の新しいチャレンジ、皆さんの会社ではどんなことに取組まれますか?
笑う門には福来る
2026/1/19
あけましておめでとうございます。皆さま、お正月は如何お過ごしでしたでしょうか?
お休みをされた方、カラダとココロのリフレッシュはできましたか?
お仕事だった方、多くの人が休暇や娯楽を取る時間に、暮らしを陰で支える任務、ありがとうございました。
私自身は、元旦は「仕事はしない」(シゴトのことを考えないのは無理ですが、手を動かさない)と決めておりました。若い時から働くこと、一生懸命にやることが大好きで、それを他人にも押し付けるところも大いにあったと思います。しかしそれは令和の今にはそぐわない性格(昭和や平成でも良いとは言えませんが…)。これだけ働き方改革が叫ばれ、自身もテレワーク推進の一旦を担っているのなら、やはり自分も体現していかないと、という気持ち…で、休ませていただくことにしました。
結果、アタマもカラダもすっきりしました。新年から頑張ろう!という気持ちにもなります。
さて、本年も「コンサルティング・サービスとは何か」を更に追求していきたいと思います。なかなかマニュアル化できる業務ではありませんし、企業が100あれば、経営者も経営環境も100通りです。中小企業診断士になるために勉強することは、100通りの平均点あたりの内容。だとすると、いろんな特技、特徴、業界特性や習慣(よくも悪しくも)、経営者の性格、社員への接し方、組織の運営の仕方…多方面から柔軟に捉え、プロの第三者として進むべき方向を提案する。より柔軟に、より現実的に、より専門的に。
「名馬に癖あり」と言います。様々な特性を持つ企業様・経営者様とよりよい方向に進んでいけますよう、多様性・柔軟性・そしてスピード感を大切に、努力してまいります。本年もよろしくお願い申し上げます。
名馬に癖あり
2026/1/5