あいさつ

あいさつの基本

明るく、はっきりと


あいさつが相手に聞こえていなければ、していないのと同じことです。
中でも一日のスタートである朝の挨拶は、「今日も一日よろしくお願いします!」
という気持ちを込めて、明るくはっきりとした声でしましょう。 

いつも続けて


昨日はあいさつしたが、今日はしないという態度は、相手を不安にさせます。
いつも欠かさずあいさつを交わしましょう。 

先に


相手からのあいさつを待つのではなく、立場の上下関係にかかわらず、
自分から進んで あいさつをしましょう。

続けてひとこと


相手や時と場合に応じて、「おはようございます。○○さん」などと ひとことプラスすることで、会話がスタートし、相手との距離を縮めることができます。 

覚えておきたいあいさつの言葉

たくさんのあいさつの言葉がありますが、しっかりと使い分けはできていますか? 例えば、日本人は「すみません」や「どうも」など、曖昧なあいさつですませてしまいがちです。 適切な言葉を選んで使ってみましょう。 

出社した時

(元気よく)おはようございます

外出する時/帰社した時

行ってまいりますただいま戻りました

帰社した人に

お帰りなさいお疲れ様でした

用事を頼む時

お手数ですがお願いいたします

用事を頼まれた時

かしこまりました

会議室などに入退室する時

失礼いたします失礼いたしました

退社する時

お先に失礼します

退社する人に

お疲れ様でしたご苦労様でした( 部下・目下の人へ)

訪問先のオフィスに入る時

失礼いたします

訪問する相手に会った時

おはようございますいつもお世話になっております

相手が訪ねてきた時

いらっしゃいませ

お礼を言う時

ありがとうございます

謝る時

申し訳ありません

作業中の人に声をかける時

失礼いたします。今よろしいでしょうか?

ワンランクUP!

あいさつ言葉に感情を乗せる ~

あいさつは感情を込めることで立派なコミニケーションアプローチになります。

そのためには、「どういう結果を望むから、自分はあいさつをするのか」という意識を持って実行することが重要です。その意識さえあれば、自然と目的にあわせた「あいさつ」をすることができます。 

例えば、相手に好意を伝えることが目的とするならば、にこやかで親密なあいさつになりますし、マナーとして考えるならば丁寧なあいさつになります。組織やプロジェクトチーム、あるいは取引先にやる気や積極性、前向きな姿勢を示したければ、自然と歯切れの良い姿勢正しいあいさつになるはずです。 

一番わかりやすいのが、会議の冒頭で議長役の上司が発する「おはよう」の一言です。
この一言にどのような感情を込めるかで、その場の雰囲気や会議の方向性まで変えることができます。

職場やプロジェクトチームでも、朝の一言のあいさつで組織全体に適度な緊張感をもたらしたり、逆に和やかな雰囲気を作り出すこともできるのです。