理事長 挨拶
理事長 挨拶
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このたび日本精神科認知機能学会を設立できますことを、大変意義深く感じております。
精神疾患の治療においては、社会機能(就労・就学など)や主観的幸福度の向上が重視されつつあります。そのような患者のリカバリーを左右する、神経認知機能(記憶・注意・遂行機能など)や社会認知機能(表情認知・心の理論など)等を包含する認知機能が、疾患横断的に低下することが注目されています。認知機能障害に対する介入法としては、認知矯正療法などの心理社会的治療や、薬物療法・脳刺激法などの神経生物学的治療が挙げられます。本邦においても、関連する基礎研究、当事者が参画する臨床研究、さらに地域における臨床実践まで、幅広い取組みが進められています。
以上の背景のもと、一般社団法人 日本精神科認知機能学会(Japanese Society for Cognition in Psychiatric Disorders, JSCPD)が、2026年に設立されました。前身であるCognitive Enhancement in Psychiatric Disorders研究会(2015年創設)の” 精神疾患における認知機能障害の評価および介入法の開発、ならびに成因の解明に関して、多職種が意見交換・協働する場”という理念、および以下の活動方針を継承しつつ、社会的役割の拡充を目指します。
1.精神疾患における認知機能障害の啓発を通じ、患者の社会復帰および生活の質向上を促進する
2.精神疾患を対象とする認知機能の評価法および治療法を開発し普及させる
3.以上の目標に対し、医療・産・学・官の多職域が連携する。
皆様のご支援・ご協力をお願い申し上げます。
日本精神科認知機能学会・理事長
住吉太幹