CEPD研究会会員募集中
Cognitive Enhancement in Psychiatric Disorders (CEPD)研究会の活動に対し、平素よりご理解・ご支援をいただき厚く御礼申し上げます。このたび、丹羽真一先生の後任として本研究会の代表理事を拝命するにあたり、一言ご挨拶申し上げます。
CEPD研究会は精神疾患における認知機能障害の評価および介入法の開発や、成因の探求にかかわる多職種間の意見交換や協働を取組む場として2015年に創設されました。2017年からは一般社団法人として活動を深化させています。具体的には、新型コロナウイルス感染防止の時期を含め、これまでに通算8回の年次大会や認知機能リハビリテーション講習を開催してきました。これらの企画に際しては、当該分野に関する最先端の情報を、国内外の著名な研究者から惜しげなくご教示いただいてきました(CEPD.jp)。このようなフォーラムを提供できる学術組織は、おそらく国内で唯一無二と思われます。
認知機能およびその障害は、種々の精神疾患領域に共通する、社会復帰などリカバリーに大きく影響します。そのような背景のもと、認知機能や増強療法に関心をもつ有志が意見交換のできる場として、本研究会の創設時に掲げた下記の活動方針に沿って、引続き活動を続けていく所存です。
1. 認知機能増強療法の開発、普及を通じて、精神疾患患者の社会復帰促進や生活の質向上という公益に資する。
2. 認知機能増強療法の効果検証のための評価ツールの開発、普及に努める。
3. 認知機能増強療法の効果検証のための多施設共同研究を推進する。
皆さまのご理解・ご協力をお願いいたします。
Cognitive Enhancement in Psychiatric Disorders研究会・代表理事
住吉 太幹