僕は18歳から個別指導の塾で講師を始めました。講師を6年間もやるなんて、当初は考えてもいなかったことです。そんな講師時代に子ども達から多くの事を学びました。それは信じぬけば、成長してくれるということです。そんな想いをより多くの先生に実感してもらえるのではないかと思い、室長の道を選んだのです。ただ、室長になっても同じ講師の立場でみてしまい、講師から反発を受けたりと全くうまく行きませんでした。笑っちゃうくらいうまくいかなかった...。辞めようとも考えたんです。でも、先輩にこう言われたんです。
その日、面接の練習をしていた子の顔が浮かび、「一人くらいは...。」と答えたのです。
「だったら、辞めるべきではないね。君は勘違いしていないか?室長はスーパーマンじゃないんだ。もっと地味で地道な仕事なんだよ。その子に何ができるかを考え、実践し信頼を得る。そういったご家庭が1件、2件と増えていく。そういう仕事なんだ。今何ができるかだけを考えて行動するんだね。」
この言葉で現在まで続けることになりました。教室のマネージメント職ですが、一番の仕事は生徒一人ひとりに何が必要かを考え、実践する。講師と共に支える。それがこの仕事です。決して勉強を教えて終わりというものではなく、成長を一緒にしていく素敵な仕事です。
こうして室長業務だけでも7年間勤めてきました。
ある日、一人の生徒に夢は何かと聞いたところ、
この言葉を聞いて、愕然としました。どうしてこんな考え方をしてしまったのか。当たり前ですが、夢を叶えてくれるのは国でも政府でもないはずです。自分の力で叶えていくものです。でも、この子は戦う前から諦めている。その時、気づいたんです。
「大人が夢を持ち、夢を語り、キラキラと輝いていれば、それを見て育つ子ども達も夢や希望を持てるはずだ。」
そこで自分の思い描く理想の塾を作ってみようと思ったんです。
創業から4年で法人化をし、明日教育株式会社を設立しました。「明日に希望を持つ子ども達が育つために、我々は支えあいながら成長し続けます」という企業理念を基に教育を実践していきます。前半部分は前述したので、何となく伝わるかと思います。後半の部分はというと、子どもを育てる業界ならば、社員教育に力を入れるべきであり、
そんな社員育成を大事にしようと決めたのです。社員が成長をあきらめない限り、上司や会社は絶対に見捨てない。そんな会社を作ろうと思ったのです。ただ社員も成長をしないと会社にいることができません。ですから、上司は部下を評価する前に成長をどこまで支援できたかを問われます。部下を育成できるスキルがステップアップの前提になっているわけです。
心は聞いた言葉でできている。だからこそ、親御さんや先生と呼ばれる者の言葉が重要です。そして、未来は使った言葉でできている。「自分はダメだ」と72.5%の高校生が答えているのが今の日本です。だから日本の教育を変えたいのです。こんな時代だからこそ、「自信」をつける教育が必要です。そして共感し、行動する仲間が必要です。少しでも興味ある方、一度話を聞きに来ませんか?