ご挨拶
危機管理システム研究学会の年次大会は今年で24回目を迎えます。
【統一論題】「危機管理・リスクマネジメントの多様化と拡散」
危機管理システム研究学会の年次大会は今年で24回目を迎えます。当学会も歴史を積み重ね、時宜に応じて多様な統一テーマで年次大会を毎年開催してきました。
そうした中で、今回の統一テーマは「危機管理・リスクマネジメントの多様化と拡散」です。背景にある問題意識は、近年我々を取り巻く社会環境の変化の激しさと、その中で従来の危機管理やリスクマネジメントの認識が大きく変化しつつあり、それは多様化と拡散というKey Wordであらわされるのではないか、ということです。
実際、世界情勢や社会情勢をみても、改めていうまでもなく、紛争国、社会の分断、民主主義の危機、AI等の技術進歩、CO2温暖化、円安・円高、働き方改革、少子化、消滅可能性自治体等々、こうした環境の中で、危機管理もリスクマネジメントも「多様化」しているのではないでしょうか。しかし、多様化は前向きな意味合いを持つ一方、ものごとの本質から徐々に「拡散」している面も持っているのではと思います。
皆様が日々取り組んでおられるビジネスや研究などにおいても、実は視点が固まりすぎて狭い分野の中で議論をしていたりしないでしょうか。例えば、コロナ禍の中で真のネックは実はロジスティックスにあることに後から気がついたり、昔は危険な地域はある程度決まっていたが、今では世界中のどこにおいても瞬時に危険な場所になりうるというようにリスクも多様化していたり、自治体の最大の危機は人口減少であることからアニメツーリズムによる関係人口増加策などに最大限の望みをかける新たな試みが生じていたり、血液検査を行う時や透析患者に欠くことのできないヘパリンという医薬品は、ほぼ100%ひとつの国に依存しており、何らかの理由でヘパリンが入手できなくなったとすれば血液検査ができないばかりか、腎不全患者は生命維持すら危うくなる(医薬品も安全保障の観点が生じている)とか、いかがでしょうか。
今回、「多様化」と「拡散」というキーワードを基軸に、日々の皆様の研究対象を見直したりとらえなおしたり、新たな視点で発表していただけたらと考えております。
もちろん上記の視点からではなく日頃の独自の研究成果もいろいろと発表していただければと思います。皆さまの多数のご参加をお願い致します。
第24回年次大会 大会準備委員会
大会長 木村栄宏(千葉科学大学)
大会日時
大会プログラムおよびイベントチラシ
参加方法
1.事前のお申し込み[受付期間:10月11日(金)まで]
(1)、(2)のいずれかによりお申し込みください。
(1)Google フォームでのお申し込み
以下のURL(またはプログラム記載のQRコード)からお申し込みください。
https://forms.gle/V3iGTJqdWrMuc9VV7
(2)電子メールによるお申し込み
以下①~③の内容をメール本文に記載の上、お送りください。
①お名前(ふりがな) ②ご所属(院生会員は所属大学院名) ③申込内容(大会と懇親会、大会のみ)
お申込先:hkimura@cis.ac.jp(第 24 回年次大会長 木村栄宏宛)
☞件名は「ARIMASS第24回年次大会申込み」でお願いします。
2.大会当日のお申し込み[10月12日(土)]
受付にてお手続きください。なお、一部資料等のご用意ができない可能性がございます。
【大会参加費】
会員の方は、3,000円(院生会員、2,000円)
となります。
懇親会費は、一般(正)・院生ともに3,000円
となります。
新着情報
<update情報>大会プログラムを更新しました。
<update情報>大会スケジュールを更新しました。
<update情報>自由論題報告募集ページを追加しました。
<update情報>ページを作成しました。