ごあいさつ
公益財団法人AFS日本協会 尾三支部
支部長 岡野淳子
日頃より、AFS日本協会尾三支部の活動にご理解とご支援をいただき、心より感謝申し上げます。
AFSは国際的なボランティア団体であり、異文化学習の機会を提供する世界的な教育団体です。より公正で平和な世界の実現に必要な知識、能力、理解力を多くの人びとが身につけるため、さまざまな異文化と接する機会を提供することを目的としています。AFSの加盟国は約60か国、交流国は100か国以上に及び、理念に共感するボランティアとともに、多様な文化や価値観を持つ人々と「共に生きることを学ぶ」活動を継続しています。
2025年度の尾三支部では春年間生3名をドイツ、コスタリカ、アメリカから、セメスター生(半年間)2名をオーストリア、カナダから受け入れました。さらに秋にはブルガリア、ラトビア、オーストラリア、モンゴルの短期生を迎え、年間を通して様々な国からの留学生の受け入れをすることができました。ホストファミリーをお引き受けくださった多くの方が初めての受け入れであり、文化の違いに戸惑いながらも次第に本当の家族のような絆を育んでくださいました。来日当初は緊張した面持ちだった留学生たちも、時間が経つにつれ表情も和らぎ、日本語の上達と共に自信をつけていった様子が印象的でした。何より、帰国の際に見せた涙の表情から日本で過ごした日々がいかにかけがえのないものかが伝わってまいりました。このご縁がいつまでも続くことを祈っています。さらに3月にはアメリカ、オーストリアからの留学生を迎える予定です。交流の輪がさらに広がることでしょう。
また、コスタリカ、エクアドル、ハンガリー、チリへ派遣されていた高校生たちが元気な姿で帰国しました。皆それぞれ楽しいことばかりではなく、大変な思いをしたようですが、大きく成長した姿は大変頼もしく感じられました。そして2026年度はフランスとイタリアへ派遣が決まっており、さらなる飛躍を期待しています。
なお本年度も様々な団体から行事にお誘いいただきました。栗原和気保育園での交流では、留学生も童心に帰り、園児たちとの時間を楽しむ微笑ましい姿が見られました。また、尾道市文化協会会長であり鉄心流剣詩舞道宗家 大本様のご好意で吟剣師詩舞の演舞披露に参加させていただいた留学生もおります。とりわけ国際交流ボランティアフィーラス華様主催の日本語スピーチコンテストでは、日本と自国との違いを冷静に分析し、受け止めた上で、自分の考えを表現する素晴らしい発表がなされました。AFS留学の目標でもある「世界が多様であることを知り、さまざまなことに興味や好奇心を持ち、客観的かつ分析的に考え、良識的に判断・行動することによってよりよい未来をつくることができる人を育てる」という理念の実現に、近づいているものと確信しています。
今後ともAFS尾三支部の活動にご支援とご協力をいただきますようお願い申し上げます。
AFS尾三支部では、毎年の活動をまとめた機関誌「BISANじゃけん」を発刊しています。2023年度よりWebでも閲覧可能なデジタル版を公開しております。下記の表紙をクリックすると閲覧できます。
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