【予選リーグ】
(1) 1人1色を選択する。
(2) 8人リーグを基本とし,そのうち3人と対戦する。(できるだけ同校対決をさける)
(3) 各リーグで3試合を行い,2勝以上のものが決勝トーナメントに進出する。
(4) 欠員がある場合も原則,リーグ・場所の変更は行わない。欠員者との対戦は不戦勝とする。
(ただし,欠員が多く,不戦勝が多発する場合,リーグ・場所の変更を行う)
【決勝トーナメント】
(1) 予選を勝ち抜いたもので,決勝トーナメントを行う。
(2) 決勝トーナメントは,予選後のくじで対戦相手を決める。同校対決もありうる。
【試合進行上のルール】
(1) 20枚の札は,選手どちらかがシャッフルし,10枚ずつ配る。(札の中身は見ない)
(2) 両者は自分の10枚を,横5列・縦2段に置く。自分の札は自分の方に向け,お互いに札の頭をつけるようにする。(横はあけてよい)
早く並べ終えた組は,試合開始までの間,自分の札,相手の札を裏返して見ることができる。ただし,場所の移動はできない。
(3) 序歌は入れない。空札も入れない。
(4) 詠み手は,上の句と下の句を1回ずつ詠む。
(5) 取った札は自分の右側に裏返して置く。
(6) 札を取る方の掌(てのひら)は,膝か腿につけておく。
(7) 両者の手が同時に札に触れた(ついた)とき,じゃんけんで素早く決める。手が上下に重なったときは,下に手がある方の勝ち。
(8) 次の札を詠み始めたら,それ以前の札は取ることができない。
(9) 試合中に取り札の裏を見てはいけない。
(10) 試合中,札の場所の移動は行わない。
(11) 詠み手は,17枚を詠んだ時点で詠みを終える。その時点で多くの札を取っていた方が勝ちとなる。
(同数の場合は,さらに1枚詠み,勝敗を決める)
【お手つきについて】
(1) 間違えた札に触れたら「お手つき」となる。お手つきした場合には,自分の取った札から1枚,場に出さなければならない。
(2人の間を”場”とよぶ)
お手つきの札はそこに重ねて置いておく。場の札は,次の札を取った人が1枚だけもらえる。
・場に2枚以上ある場合ももらえるのは1枚だけである。
・残りの札は,その次の札を取った人が,1枚だけもらえる。
・試合終了後に,場に札が残っている場合もありうる。
・まだ1枚も取っていない段階でのお手つきは,1回休みとなる。
・最後の1枚をお手つきした場合,1枚場に出して試合を終える。
(2) 手をかざしながら札を探してはいけない。審判が注意をしても繰り返すときは,相手のじゃまになったとして,お手つきとしてあつかうこともある。
(3) 札に触れられるのは,その句につき1回のみである。お手つきをした場合,その句を取ることはできない。
【その他】
(1) 試合中,困ったことがある場合,競技者は手をあげて審判を呼んでもよい。ただし,詠みがすでに始まっている場合は,試合はとまらない。
(2) 審判は,本ルールに明確に規定されていない事項に関しては,自己の裁量に基づいて裁定をくだす。
(3) 審判の裁定は最終のものであるから,選手・引率者・保護者は,その裁定に対して,異議を唱えることはできない。