バイポーラ・トランジスタのコレクタ電流-コレクタ・エミッタ間電圧の特性を下の図に示す。オペアンプなどのアナログ回路では、このトランジスタを使用する領域はコレクタ電流-コレクタ・エミッタ間電圧特性のコレクタ電流飽和領域を使う。
バイポーラ・トランジスタの同特性は昔は「五極管特性」といったものだが、優れた定電流性を示している。コレクタ電流飽和領域でのコレクタ・エミッタ間の直流抵抗は低いコレクタ電流ほど高い抵抗性を示し、最近のものでは数MΩにも達する。