避難訓練

更新日:2024年6月10日

2024年5月31日。


教室を借りているドレスデンインターナショナルスクールの学童と合同で火災避難訓練を行いました。コロナ以降、5年ぶりの訓練です。そのため、避難訓練を知らない児童・生徒のほうが多くなりました。


急にサイレンが鳴って怖がらないように、子どもたちには、事前に先生から避難の際の注意点を指導していただきました。しかしサイレンの時間までは伝えていないので、授業前から子どもたちはソワソワ。


プワーン、プワーン、プワーン。

訓練の時間になり、サイレンが校内に響き渡ります。先生は、避難マニュアルに沿って児童を整列させ、ベランダから避難します。校舎内で子どもたちを待っている保護者も避難します。5分ほどで全員避難完了。点呼をとり、インターの責任者にも全員避難したことを伝えます。


今回は大使館からも視察に訪れてくださり、最後に総評をいただきました。

大使館員からの「避難で大切なことは『お・は・し・も』です。なんでしょうか?」との問いかけに、「押さない、走らない、しゃべらない」と答えられる子どもたち。しかし最後の『も』に、子どもたちも、保護者も、ハテナ?ハテナ?となりました。『戻らない』が正解です。「あれ、持ってくるの忘れた!」と戻っては災害に巻き込まれる可能性があるから、ということでした。


実際に避難しないといけないような災害に遭わないことが一番ですが、万が一のために日頃から訓練する重要性に気づいた日でした。


ところで、避難訓練のあと、授業中に「日本に滞在中に地震が起きたらどう対処するか?」という話が子どもたちから出たクラスもあったそうです。また授業のあと「お・押さない、は・走らない、し・しゃべらない、も・戻らない」と何秒で言えるか競い合っている子どもたちもいました。防災の意識が芽生えた訓練になりました。