江差山車会館
江差山車会館
姥神大神宮渡御祭の山車(ヤマ)巡行に使われる山車の実物と山車に関する各種資料の展示を主とした施設で、先に「江差追分会館」が建てられ、後の増築によって「江差山車会館」も併設された。
北海道最古の歴史と伝統を有する「姥神大神宮渡御祭」
当会館では、長い歴史と伝統を受け継いできた13台の山車の中から2台を1年交代で常設展示しています。
絢爛豪華な13台の山車(やま)
13台の山車の中から2台を1年交代で常設展示しています。
※8月6日~8月12日まで山車の展示はしていません。
平成30年の今年は、江差町有形民俗文化財に指定されている蛭子山と聖武山を展示しています。
写真 左:聖武山 右:蛭子山
スクリーン上映
150インチ(幅3.6m・高さ1.8m)の大型スクリーンで祭りの賑わいと興奮の様子を、映像で再現しています。
パネル展示
「姥神大神宮渡御祭」の起源や歴史、本祭での巡行コースの紹介や、町内13台の山車の人形や水引・半纏に至るまで、祭りの見所を紹介しています。
姥神大神宮渡御祭とは
北海道最古と呼ばれる祭で、370年以上 の歴史を誇る
毎年8月9日~11日【3日間】豪華な13台の山車が町中を練り歩きます。
およそ370有余年前にもさかのぼる、蝦夷地最古の祭りと知られた姥神大神宮渡御祭。
江戸時代、北前船による交易により「江差の五月は江戸にもない」とうたわれるほど繁栄を極めた江差。
その年のニシン漁を終え、蝦夷地きっての景気にわきかえる夏の江差で、豊漁に感謝を込めてにぎにぎしく行われるお祭りでした。
江差では御輿に供奉する曳き山を「ヤマ」と呼び、屋台に高く青木(トドマツ)を立てて神の依代とすることを「ヤマを立てる」といい表します。宝暦年間(1751~1764年)に作られた神功山をはじめとする、武者人形、能楽人形、文楽人形、歌舞伎人形などを配した豪華な13台のヤマが、吹き流しや錦の御旗をひるがえし、流暢な祇園囃子の調べにのって町内を練り歩きます。
370年余りの歴史を持つ、道内の神社の祭りでは最も古いもののひとつであり、平成13年(2001)には北海道遺産に選定されています。
姥神大神宮渡御祭
8月 9日 宵宮祭
8月10日 本祭 下町巡行
8月11日 本祭 上町巡行