ブッタに食べ物くれたスジャータ
朝、目が覚めると、なぜか泣いている。見ていたはずの夢はいつも思い出せない。
ずっと何かを探している。
そういう気持ちに憑りつかれたのはたぶん、あの日から。
あの日、横手駅を通りかかった日。
それはまるで夢の音楽のようにただひたすらに、美しい響きだった。