製作予定（妄想）

遍く夢を見続ける黒い箱、通称「ブラックボックス」。人を取り込む危険なそれは、26体の人間を犠牲にしている。彼らは死ねず箱の中で夢を見続ける。

研究者は危険な接続を繰り返している。ブラックボックスの夢の世界で隅に追いやられ封印されていたシロ。繰り返される接続によるエラーで封印が解かれる。

もう夢から覚めよう、君と　ら。

戦争が終わりシンタは故郷の島の噂を聞く、良くない噂ばかりだ。殺しがあった、事故があった、鬼が出た。

とにかくあの島は呪われているのだと。もはや本土からあの島に渡るものなどいなかった。

シンタは幼少期は悪童であの島で忌み嫌われ、つま弾きにされた。そのおかげでいい思い出などない、それにもう大人であり外の世界も知った。

戻る気など毛ほどもなかったが……自分に優しくしてくれた少女、カエデを思い出す。

最後にあの島から彼女だけ無理やりにでも奪い取って、本土で幸せに暮らそうと考えた。

シンタは一人舟を漕ぎ島へ向かう、忌まわしき杯島へ……。

「新幹部の中に裏切り者がいる」

身内の粛清で成り上がったマフィアのボスは疑心暗鬼。

幹部はほとんど入れ替わってしまい若いものばかりになった。

そんな折、ボスの暗殺計画が発覚した。

計画は失敗に終わったが、犯人はわからずじまい。

裏切り者を粛清しようとボスは怒り狂い、直属の部下であるあなたに犯人を見つけるように命令した。

彼らは用心深いのか潔白なのか、誰もボロを出さない。

月一の報告会にてボスの島と都市を船が往復する。

その船で幹部と雑談しながら探りを入れて、裏切り者を洗い出さなければならない。

ボスはだれも信用していない、もちろんあなたも例外ではない。

夜の街の空に花火が上がるが誰もそれを見ない、いつも上がっているから。

大量のけばけばしい3D映像、通り過ぎていく飾り立てられた情報群、無限にも等しいメモリー。

全て表面だけを飾った虚構の世界。

過剰な装飾の商業通りも、毎日がお祭り騒ぎのあの空も、偽装されたビル群も。

エネルギーがなくなれば共に区別のつかない無味な世界。

　ハルノシオリはごく普通の高校生だった。

　彼女と彼女の友達は、思い出作りに旅行計画を立てるごく一般的なグループ。

　だけど、彼女たちは半ば追われるように様々な事件に巻き込まれていく。

　まるで誰かの罪を背負うように。

　嘘と嘘つきだらけの世界で彼女たちの逃避行が始まる。

嘘つきの世界の中学生の生活。
ライヤーズランドの体験版的フリーゲームの予定。