Past news

2021.9.17

自身の博士論文の一部「The eco-evolutionary dynamics of prior selfing rates promote coexistence without niche partitioning under conditions of reproductive interference 」が Journal of Ecology に受理されました。数理モデルを用いたシミュレーションから、同じ送粉者を共有し競争関係にある2種の植物において、先行自家受粉率の進化がもたらす進化的救助が長期的な共存を促進することを示しました。夢にまで見た憧れの Journal of Ecology ……。

参考:岡山大学プレスリリース


2021.4.2

神戸大学在学時にお手伝いした研究「Covering and shading by neighbouring plants diminish pollinator visits to and reproductive success of a forest edge‐specialist dwarf species」が Plant Biology に受理されました。林縁で開花する矮性草本ホタルカズラで、周囲の植物からの被陰や被覆が送粉プロセスに悪影響を与えることを示した論文です。コンパクトな研究デザインなのに示唆的で意義深いディスカッションがされていて、めっちゃいい論文だと思ってます。


2021.4.1

岡山大学学術研究院環境生命科学学域助教 に着任しました。引き続き向学心を忘れず、全身全霊で研究・教育活動に取り組んでいく所存です。


2021.3.17-21

第68回日本生態学会大会に参加させていただきました。共同研究者の方の発表がポスター優秀賞をいただきました。ありがたいですねー。


2020.12.4-6

第52回種生物学シンポジウムでポスター発表をさせていただきました。オンライン開催の学会へ初めて参加しましたが、盛り上がっていて楽しかったです。


2020.9.1

神戸大学在学時に筑波大学のグループと共同で行った研究「The effects of temporal continuities of grasslands on the diversity and species composition of plants」がEcological Researchに受理されました。自分の中で、応用生態学や生物多様性の保全の重要性に対する理解や関心が徐々に深まってきているのを感じます。


2020.4.10

送粉者を介した繁殖干渉が存在するとき、自家受粉の進化が植物の共存を促進することを数理モデルシミュレーションから示した研究のプレプリント「Eco-evolutionary dynamics of prior selfing rate promotes the coexistence without niche partitioning under reproductive interference」をbioRxivにアップしました。在宅で始められる新しい趣味に、個体ベースモデルをおすすめします。


2020.4.1

学位を取得し、春から所属が岡山大学に移りました。これまで僕の研究に関わってくれた全ての方々への感謝の気持ちを胸に、新天地でも誠心誠意研究に邁進していく所存です。


2019.8.11-16

アメリカ生態学会で口頭発表を行いました。まるで爪痕を残せないまま帰国しました。


2019.5.4

所属研究室のメンバーである矢井田友暉くん、筑波大学の田中健太さんらとの共同研究「Ski runs as an alternative habitat for threatened grassland plant species in Japan」がPalaearctic Grasslandsに受理されました。主に矢井田くんの応援を担当しました。

2019.4.3

兵庫県立大学の中浜直之さんらとの共同研究「Development of microsatellite markers for the annual andromonoecious herb Commelina communis f. ciliata (Commelinaceae) 」がGenes & Genetic Systemsに受理されました。雄性両全性同株の一年草であるケツユクサのプライマーノートです。


2019.3.25

Prior selfing can mitigate the negative effects of mutual reproductive interference between coexisting congeners 」がFunctional Ecologyに受理されました。卒業論文・修士論文で取り組んできた内容です。詳しい内容についても今後HP上で公開予定です。


2019.3.15-19

第66回日本生態学会神戸大会にて、自由集会「植物にはなぜ多様な性表現がみられるのか?–実証研究が果たす役割–」の中で、ツユクサの可塑的な雄花生産について発表させていただきました。同世代・同分野の人たちがすごくしっかりしていて、自分もしっかりせねばという思いです。


2018.12.7-9

第50回種生物学シンポジウムでポスター発表をさせていただきました。早くこのテーマも論文を書き上げなければ……。


2018.7.21-25

アメリカ植物学会のカンファレンス、Botany2018で口頭発表を行いました。参加者がいい人たちばかりで、ずいぶん助けられました。


2017.12.17

6月に行われた生態学会近畿地区会で、 第23回奨励賞をいただきました。

2017.2.14

同じ研究科の源利文さんらとの共同研究、「Environmental DNA reflects spatial and temporal jellyfish distribution」がPLoS ONEに掲載されました。


2017.1.6

所属研究室の丑丸敦史さん、石川県立大学の北村俊平さんとの共同研究「Functional significance of petals as landing sites in fungus-gnat pollinated flowers of Mitella pauciflora (Saxifragaceae)」がFunctional Ecologyに掲載されました。

ユキノシタ科の植物コチャルメルソウの目立たない花びらが、送粉者であるキノコバエが花に取り付く際の”足がかり”として機能していることを示した論文です。自分で書いた初めての論文になります。