豪雨災害の家の現場調査/2018年11月

この夏の豪雨による土砂災害のあった古民家の現場調査がありました。

古民家再生協会に依頼があり、現況図を書かせて頂くことに。

夏の豪雨災害で、上部から流れてきた土砂で、増築してあった2階は大きく潰れて撤去済みでした。1階部分は補強を行いなんとか建っている状況です。持ち主さんとしては現状住んではなかったが思い出深い御実家であり、ちょっとしたときに親戚達で使えるようにDIYをしていく予定だったとのこと。できれば直して使いたいとのことで今回の調査になりました。

古民家再生協会に依頼があり、現況図を書かせて頂くことに。土砂で一度大きく押されているので、建物が目で見てわかるほど傾き一部倒壊しています。ですので、DIYができる状態にするには、プロによる作業で、この傾きを直し補強して骨組みから整えて補強しないといけなく、また瓦も土葺きで落ちている部分が多く葺き直すことになりそうでしたので、想定の1000万円予算では収まらないことお伝えしました。

それでも直したいようであれば不可能ではないので、予算をなるべく抑えるように、目的に合わせて倒壊部分を減築して計画していくことをお勧めしました。また、このような場所ですので改修をするなら、地盤や周りの環境もよく検討して、しっかりした計画を立てて構造補強をすることがとても大事である事お伝えしました。

災害時に誰も居なかったことが不幸中の幸いだったと思います。