治療を受けるに当たって
★ 治療を受ける前
治療を受ける5~10分前に来院され、体を休めておいて下さい。
治療1時間前の食事は、できるだけさけて下さい。食後では普段のお腹の状態が診られません。食後であれば、その旨を教えて下さい。
★ 治療に際して
鍼灸の治療は全身が対象ですから、ネックレス・ブレスレット・指輪・イヤリング・眼鏡など身につけているものをできるだけはずし、お腹・背中・肘・膝を出しやすい服になっていただきます。
着替えを用意されても結構です。
顔や爪の色も診断の対象となりますので、化粧はできるだけ控えて下さい。
治療の順序は、腹部・背中・腹部の順番でそれにあわせて手足などをみます。
治療中は気持ちをゆったりとして下さい。
現在、服用中の薬や使用中の健康器具など教えて下さい。
当院で使用の鍼はディスポーザブル(使い捨て)鍼ですので、衛生上のご心配はいりません。
枕カバー・ベッドシーツなどは、一人ひとり取り換えていますが、ご自分のタオルなどを用意していただければ助かります。
★ 治療後
鍼灸後は、しばらく体を休める時間を作って下さい。出来れば少し横になられると治療の効果がより期待できます。
とくに最初の治療の後は、今までにない体の状態を経験することがあります。たとえば、眠くなる・だるくなる・あるいは症状がかえって重くなるなどですが、鍼灸の治療は気を動かすことですから、そのような違和感は体のひずみが調整されていく過程であると見て下さい。それまでの疲れが強いほど、そのような反動は強いものです。2度3度と治療の回数を重ねるに従って、治療後の不愉快な印象は無くなってきます。
仮に我慢ができない症状が現われた時は、その旨電話ででも直接相談して下さい。
治療を受けた日は、静かに過ごして下さい。これは、鍼灸の治療で動かされた気の静まるのを待つような気持ちです。とくに重労働・アルコール・風呂(シャワーは可)・徹夜・セックスは治療の影響を帳消しにします。
良い体調を保つには、治療を受けるだけでは不十分で、むしろ日頃の皆さんの生活の仕方が大切です。それは、病気のほとんどが日常の生活の仕方から来るからです。この機会に、冷たい食べ物・飲み物を控え、体を冷やさない、就寝時間を早めるなど、生活の内容を検討してみて下さい。