Eigen_5 / ユニットの影響

●検討ベースは本館にある 23I52 Isobarik 低域箱

・下にある検討結果では、スピーカーユニットのフレーム部分のヤング率はアルミニウムのまま、比重を2.7→100としてユニット全体の重量を与える

ユニットのフレーム強度・重量を考慮するかしないかで、固有値が異なってくる状況を明らかとする

*ユニットなしで似た固有値を示す結果なし

●上はユニットを考慮しない場合 / 下はユニット重量を考慮してフレームへ付加した場合

この結果の様に、スピーカーユニットを考慮すると、フレーム強度による変形抑制と重量増加による変形拡大では、重量増大の影響が大きく変形拡大方向となる

・Mode7 : 376.85Hz フレームが弓なりとなり、フロントバッフルを引っ張る

・Mode8 / Mode9 / Mode10 / Mode11とフロントバッフルが変形する、ユニット重量の影響が良く出ている

*ユニットなしで似た固有値を示す結果なし

●上はユニットを考慮しない場合 / 下はユニット重量を考慮してフレームへ付加した場合

●Mode13~Mode18ではユニットフレームの変形が出ており、箱の変形への影響は少ない

●上はユニットを考慮しない場合 / 下はユニット重量を考慮してフレームへ付加した場合

・ユニットなし Mode7 / Mode8 : 650.**Hz に相当する固有値がユニットありでは出ていない

・ユニットあり Mode27 : 634.34Hz 地板の変形 Mode28 : 655.80Hz ユニット上側の変形はユニットなしでは状況が異なる

●この箱はIsobarikなので、第一段階はその形状のままとし、余力があればここで課題としてる様なシンプルな箱形状(シングルユニット)での影響をみてみたい

●箱構造の問題だが、前後のユニットはそれぞれバッフルに取り付けられており、別位相で動いている。 ここは結合することで強度が向上しそうである