当院のご案内

平成16年9月に横浜市栄区に開業しました。

WHO(World Health Organizatio : 世界保健機関)という人間の健康を基本的人権の一つと捉え、その達成を目的として設立された国際連合の専門機関でも、「Judo Therapy」として紹介されております「柔道整復術」を業とする柔道整復師は、日本古来の武術のひとつである「柔術」には、相手を殺傷する「殺法」と傷ついたひとを蘇生・治療する「活法」があります。殺法と活法は、発展変遷をとげ、現在「殺法」の技は競技柔道に継承され、活法は負傷者に施す治療法として「ほねつぎ」「接骨」として伝承され、きちんとした接・整骨院で研修を重ねた一部の柔道整復師に受け継がれております。

江戸時代に体系化された「柔道整復術」は明治維新以降、社会環境の近代化に伴い、医療行為に対して医師免許が必要となる漢方医学等東洋医学の廃止が明治14年に公布され、事実上「接骨禁止令」として「柔道整復」は存続の危機に瀕することとなりました。

こうした逆風に対して柔道家を中心に「柔道整復」を存続するように運動が起こり、大正9年内務省の規制改正により許可を受け「柔道整復術」として正式に復活することになります。

その後、昭和期の敗戦により昭和22年、GHQによって「武道の廃止と医学教育の伴わない医療の禁止」が公布され、再び「柔道整復」は危機に見舞われました。このときも先人たちの団結と努力に加え、柔道整復施術を求める多くの人々に支えられました。昭和45年、単行法として「柔道整復法」が成立し、古くは戦国時代から受け継がれてきた「ほねつぎ」は「柔道整復術」として発展を続けています。保険の取扱いについては、昭和11年に各都道府県ごとに所在の柔道整復師会と協定を結び料金表を定めて委任払の方式をとって以来現在に至っています。

当院では、先人たちが研鑽を重ねて弟子たちに伝承してきた技術を受け継ぐ者として、「保険の利くマッサージ」、「慰安行為」といった偽ッコツイン、似非イコツインではなく、傷病の回復のために必要な施療を行わせて頂くように努めております。

また、健康保険、労災保険、自動車賠償責任保険の取り扱いに関しても、先人たちの苦労の上に成り立ち、当院に通院される患者さんに余計な負担を強いることのないよう、適正に取り扱わせて頂いております。