会長あいさつ

子どもたちの未来のために

会長 橋本 伸一(鳥取・城北)


 本年度、鳥取県小学校長会の会長を務めさせていただくこととなりました。鳥取県教育の充実と発展のため、一生懸命頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。

 4月28日、コロナ禍によって誌面開催及びリモート開催としてきた定期総会を、4年ぶりに参集という形で開催しました。会の中で、鳥取県教育委員会教育長足羽英樹様、米子市教育委員会教育長浦林実様から祝辞をいただき、教育現場に向けてエールを贈っていただきました。また、3月でご勇退された校長先生を代表して、2名の校長先生から、我々後輩に温かいお言葉をかけていただきました。新会員になられた31名の校長先生方を含む全県の校長先生方が集まり、本会77年目のスタートができたことを嬉しく思います。

 さて、新型コロナウイルス感染症の拡大は、少人数学級の推進と教育のICT化の推進という、大きな変化を教育界にもたらしました。鳥取県は、全国に先駆けて30人学級の取組を進め、GIGAスクール構想の推進に係る一人一台端末の活用に努めています。しかし、これらは子どもたちの「生きる力」を育成するための手段であり、目的ではありません。

 社会は在り方そのものが劇的に変化し、学校教育を取り巻く状況は厳しさを増しています。私たち校長は、その中で、自らが変化の先頭に立って学び、未来に向けて新たな価値を生み出していこうとする気概をもつ必要があります。

子どもたちが、多様な人々と協働しながら、様々な社会的変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓いていけるように、小学校教育の充実・発展に連帯して取り組んでいきましょう。

 令和5年度は、本県米子市において、中国地区小学校長会教育研究大会が開催されます。全会員で、「研究推進と職能向上」をキーワードに研鑽を深め、各校における学校経営の充実と、「令和の日本型学校教育」を実現する示唆を得る機会となることを願っています。本年度の活動への一層のご協力を、よろしくお願いいたします。