よくある質問

このページでは、ルールや動きをはじめとした遊び方に関していただいた質問への回答を記述しています。

アイル文化省の公式ルールブック「AIL PANIT LETI CETKAIK LETI KULANTE」(以下KULANTEと表記)

Q. 入水投げ棒がいらない例外の「既に皇水にいる」ってどういうこと

A. 「手番開始時に皇水にいる」ということです

KULANTEでは、「例外的に、駒が皇水から皇水へ行くときは投げ棒を投げない」とあり、開始点と終了点がともに皇水である場合のみが言及されています。

踏越えをした際に、開始点が皇水でない場合は踏んでいる駒が皇水にあっても投げ棒は必要ですし、開始点が皇水である場合は踏んでいる駒が皇水の外にあっても投げ棒は不要です。

Q. 踏越えの投げ棒はどのタイミングで振ればいいの?

A. 始める前に話し合って決めましょう。

KULANTEには、「移動が無限であるとき、踏越えをしたいならば投げ棒を振り、その数以内で移動することができる」としか書かれておらず、タイミングについては記載が存在しません。

これに伴って、投げ棒に関しては大きく分けて3つのルール派閥に分かれており、制約の緩い順に以下のように分類できます。

  1. 裁のあとで経由点を決められる

  2. 裁のあとで移動方向を決められる

  3. 裁は経由点と移動方向を決めたあと

オンライン環境として普及しているCerke Onlineで採用されているのは3番目ですが、日本机戦連盟に所属しているプレイヤーがオフラインで遊ぶときには2番目のルールを採用することが多いとされています。入水の投げ棒についても同時に話し合っておくのがよいでしょう。

Q. 「新しく増えた役」の「新しい」とはどういう意味?

A. 駒を動かす前後で役の点数合計が大きくなっていれば「新しく増えた」とみなします。ただし、減点役に関してはこの限りではありません。

KULANTEには、「駒を動かした後、自分の手駒を確認する。新しく増えた役があれば宣言を行う。なければ、手番を終了する」としかなく、この「新しい」について「既に完成させたことがあるが駒を打ったことによって役が消え、駒を取ることでもう一度役を完成させた」場合に新しいとしてよいのかという議論が存在します。

日本机戦連盟は、この議論について「完成させたことがあるかに関わらず、その手番で駒を動かす前後の点数の増減のみを参照する」という見解を出し、Cerke Onlineなどの対戦環境もこれに従っています。

Q. 撃皇・皇再来をしたときに再行・終季をすることはできる?

A. 勝ち逃げの形にならないならば認められることがあります。

KULANTEでは撃皇・皇再来は「特別な役」として扱われているだけであるため、減点役を作るだけで宣言を行うことはルールの上では可能です。

しかし、7点以上の差をつけた状態で勝っている側が最後の季節にこれを行った場合、ゲーム性が失われてしまいます。このため「どう動いても5点以上の失点が避けられない」場合などに被害を最小限に抑えるために行う程度にとどめるのがマナーでしょう。Cerke Onlineでは、減点役による宣言はできなくなっています。