検証12
このページではFutcoin (フートコイン)、AWA coin (AWAコイン)という2種の仮想通貨に関係する4つのサイトを検証しています。
●BizLabo [フートコイン] (ビズラボ bizlabo.asia)
●Daeg (株式会社ダエグ daeg.tokyo)
●FUTCOIN (fut-coin.com)
●White Fox Ventures Inc. [AWAコイン] (ホワイトフォックスベンチャーズ www.whitefoxventures.net、 www.whitefoxventures.com/ja/)
それでは検証を始めます。
●BizLabo [フートコイン] (ビズラボ bizlabo.asia)
●Daeg (株式会社ダエグ daeg.tokyo)
●FUTCOIN (fut-coin.com)
「検証11」で検証したクオンタやスマッシュと同様にFutcoin (フートコイン)という仮想通貨のステマがTwitterで行われているので検証対象にすることにしました。 少なくともビズラボ、ダエグという2つの業者がステマを行っているようです。まずはビズラボから検証します。
会社概要は以下の様になっています。
>一般社団法人BizLaboは、次にブームが来そうなビジネスを紹介する団体です。 実際にそのビジネスをされている方をお招き、お話して頂きます。 国内、海外で活躍している方々のお話なので非常に興味深いものばかりです。 これから何かビジネスを始めようとしている人はもちろん、サイドビジネスをお考えの方にも楽しんでもらえると思います。 月1回程度セミナーを開催しておりますので是非、ご参加ください。お会いできますことを楽しみにしております。
>名称 一般社団法人BizLabo
>設立 2014年12月25日
>住所 〒567-0046 大阪府茨木市南春日丘2丁目2-13-601
>代表理事 森本竜也
>理事 竹内仁
>mail info@bizlabo.asia
「月1回程度セミナーを開催」とありますからSNSだけでなくセミナー形式でも勧誘を行っている可能性があります。
連絡先情報に関してはまず電話番号がありません。これは異様です。またこの住所にはイーズ南春日丘というマンションがあるようですが不動産屋の情報によればこのマンションは5階建てでビズラボの住所である601号室が実在するかどうか疑問です。そこで連絡先情報の確認としてビズラボのサイトのサーバー情報を見るとこちらには電話番号が書かれています。
この電話番号で検索することによって見つかってきたのがイーズホーム(http://i-zhome.co.jp/company/)という会社です。以下がイーズホームの会社概要です。
>商号 有限会社イーズホーム
>設立 1999年10月1日
>代表取締役 森本竜也
>住所 〒567-0046 大阪府茨木市南春日丘2丁目2-13 イーズ南春日丘1F
>免許番号 大阪府知事(4)第47522号
>mail mail@i-zhome.co.jp
>電話 072-631-8801
>FAX 072-631-8802
ビズラボの会社概要にある連絡先と比べると住所は同じマンションの1階、電話番号はサーバー情報にあった番号と一致します。代表者の森本某という名前も同じです。さらに上の会社概要のキャプの左側にリンクが見えるので分かるようにビズラボの所在地になっている「イーズ南春日丘」というマンションはこの不動産業者の所有物件のようです。ビズラボはこのイーズホームという不動産会社の裏稼業みたいなものとしか思えません。不動産業者が投資勧誘業務を行うことに法的な問題がないのか疑問に思います。
ビズラボと同様にTwitterでステマを行っているのがダエグという会社です。アイコンにフートコインのシンボルが使われています。
この「株式会社ダエグ」名義のTwitterアカウントには住所が書いてあります。
>東京都渋谷区桜丘町9-17
ダエグのサイトのトップページに書いてある住所は全く異なります。さらに電話番号が「非公開」となっているのには大きな違和感を感じます。
しかし同じダエグのサイトの「会社概要」には以下のキャプに示すように本店、営業所と2つの住所が書いてあります。Twitterのアカウントに書いてある住所は営業所の住所と思われます。電話番号が1つしかないのでこれも営業所の電話番号でしょうか?
しかしこの営業所の住所を検索すると「Creator's District 桜ヶ丘508」というレンタルスペース/撮影スタジオの住所と部屋番号まで同じです。
>〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町9-17 TOC第3ビル5階 508
つまりこの住所に「営業所」が実在するとは思えません。さらに本店の目黒の住所も検索すると「塩ラーメン専門店あいうえお」と隣接の駐車場だけしかこの住所にはないようです。グルメ評価サイトにアップされているこのラーメン屋の外観を見る限り、金融関係の会社がこのラーメン屋と同居しているようには思えません。ダエグの所在地については本店、営業所とも架空の疑いがあると考えられます。電話番号が非公開になっていることと併せてこの会社にはかなりの不信を抱かざるを得ません。
※ダエグの住所については同じ「検証14」のホールドコインの項目で再度検証しています。併読してください。
ちなみにこのダエグという会社はフートコイン以外にビットコインや名称を明かすことも出来ないという別の仮想通貨も予約販売していましたがその後、Hold Coin (ホールドコイン)という名称で販売されているようです。この件についても「検証14」で検証しましたので併読してください。
フートコインの検証に戻りますがビズラボもダエグもフートコインの発行元ではなく販売元であるという立場のようなので発行元に関して調べてみました。
まずYoutubeにフートコインを説明する動画があるのを発見しましたが、この動画をアップしているのは「Japan Crypto Coin Association 一般社団法人日本クリプトコイン協会」という団体(?)です。この日本クリプトコイン協会のサイトにも以下のキャプの様にフートコインを説明するページがあったのですが何故か最近になって削除されたようです。
また日本クリプトコイン協会のフートコインに関する説明の最後には以下の様な但し書きが付いていました。
>特記事項:当協会はFutcoinの情報発信が日本での暗号通貨普及促進に繋がると考えておりますが、Futcoinに関するソフト・アプリ開発および運営には一切の関係はありません。
何やら責任回避を図っているとしか思えない文章です。そもそも日本クリプトコイン協会は何故フートコインに関する情報を全て削除したのか疑問を持たざるを得ません。また日本クリプトコイン協会の連絡先情報は以下の様になっています。
>名称 一般社団法人 日本クリプトコイン協会
>英語表記 Japan Cryptocoin Association
>略称 JCCA(ジェシカ)
>登記日 2014年7月11日
>住所 大阪市北区中津6丁目4-3-901
>メールアドレス info@japancryptocoin.org
>代表理事 C3マーケティング株式会社 代表取締役 山下健一(Yamashita Kenichi)
まず電話番号がないのが疑問です。住所は不動産業者のサイトによればドルチェヴィータ新梅田という2LDKのマンションで山下某という代表理事が経営するC3マーケティング株式会社という会社も全く同じマンションの1室を住所としており、こちらには電話があります。
>法人名 C3マーケティング株式会社
>英名 C3 Marketing Co.,Ltd
>資本金 30万円
>代表者 代表取締役 山下健一
>所在地 〒531-0071 大阪市北区中津6丁目4-3-901
>FAX 050-3737-7952
>TEL 06-6136-3706
この会社の事業内容には
>3.太陽光発電システムに関する調査及びコンサルティング
>5. 暗号通貨、仮想通貨、価値記録の交換代行及びそれらに関する調査並びにコンサルティング
>9.国内及び海外資産の活用に関する助言、指導並びにコンサルティング
>10.資産の保有及び運用並びに投資コンサルティング
といったマンションの1室でやっているにしては極めて幅広い業務が含まれており、「暗号通貨、仮想通貨、価値記録の交換代行及びそれらに関する調査並びにコンサルティング」という項目を担うのが「日本クリプトコイン協会」ということかと思います。さらにC3マーケティングは投資助言的な事業にも関与しているようなので念の為に金融庁のサイトにある金融商品取引業者(投資助言代理業)のリストを確認しましたが、該当はないようです。事業内容によっては合法性が疑われます。
大幅に横道に逸れましたがとにかく動画を見ていくと最後に以下のキャプにあるようにFUTCOIN.ORGというURLアドレスが出てきます。実は削除された日本クリプトコイン協会のサイトのフートコインに関する説明の最後にも「Futcoin officil site.」として同じURLアドレスがリンクされていました。
そこでこの「FUTCOIN.ORG」というURLアドレスを探してみましたが確かにこのURLアドレスにフートコインに関係するサイトがあった痕跡はあるものの現時点(2016年11月)で既にサイトは閉鎖されているようです。
そこで運営元らしきサイトを他に探しましたが、ビズラボのサイトにリンクがあることから見つかったのが表題の3番目のサイト(fut-coin.com)です。このサイトは全て英語で書かれており、コインの簡単な説明、マイニングシステム、発行上限(4960万枚)、流通などに関して非常に簡単な説明とウォレットソフトをダウンロードするリンクがあるだけです。説明も具体性に全く欠けており、例えばビットコインと同様に個人がマイニングに参加することで出納が管理されているとあるのにどうやってマイニングに参加することが出来るのか、フートコインが商品やサービスの購入に使用出来る店舗は何処にあるのか全く情報がありません。発行元に関してもビットコインと同様にネット上の有志が運営しているという立場のようで連絡先情報のようなものは皆無です。
しかしこのサイトのサーバー情報を見るとサーバーの所在地はアメリカのイリノイ州ですが、以下のキャプにあるようにURLアドレスの取得先などとしてお名前ドットコムとかGMOインターネットなど日本の会社の名前が登場しており、日本人が運営しているサイトである可能性が高いように思われます。
かなり長い説明になりましたが、結論としてフートコインは仮想通貨を名乗りながら実際に仮想通貨として通用する様子がない、ブロックチェーンによる分散管理を称しながらマイニングに参加する方法も開示されていない、そして関係していたと思われるサイトやネット情報が閉鎖や削除されつつあるといった状況から到底信用するには値しないと判断します。SNSなどでの勧誘が続いているようですが、投資は推奨出来ません。
●White Fox Ventures Inc. [AWAコイン] (ホワイトフォックスベンチャーズ www.whitefoxventures.net、 www.whitefoxventures.com/ja/)
これも前項のフートコインと同様にTwitterでステマが行われているようなので検証することにしました。「ウォール街の爆速資産形成」だそうです。知恵袋でのステマも行われているようです。
SNS上での勧誘だけでなく、セミナー形式での投資勧誘も行われているようです。
AWAコインのAWAというのは中野慎介という人物が主催する「ALTERNATIVE WOLF ACADEMY」という会社(?)の頭文字に由来するようです。
ここにリンクが張られているブログ(nakano-awa.dreamlog.jp)によれば
>NAKANOがニューヨークのウォール街で学んだノウハウを惜しげもなく伝授、AWA会員様にはNAKANOの投資パフォーマンスを全自動で体験できる仕組みを提供します。
となっています。AWAは投資コンサルタントとか投資顧問業のような会社と思われますが、金融庁のサイトで公開されている金融商品取引業者(投資助言代理業)の登録リストに該当はありません。この時点で違法性が疑われます。
ここで登場する中野慎介という人物についてはオンライン百科事典のWikipediaに一項が設けられています。
>この記事の主題はウィキペディアにおける人物の特筆性の基準を満たしていないおそれがあります。
という但し書きが付いており、自画自賛の宣伝臭があるので内容の真偽は保証の限りではなく、項目が削除される可能性もありますが、以下の様な説明になっています。
>『関わる方すべてを笑顔に・1兆円企業を作る』という目標を掲げ(OTCQB: AWAW)にて上場、 WhiteFoxVentures株式会社(ホワイトフォックスベンチャーズ)を設立。 同社、オーナー兼最高経営責任者。 AWA(オルタナティブウォールストリートアカデミー)運営。 FOXメソッド構築。
この記述によればWhiteFoxVentures株式会社(ホワイトフォックスベンチャーズ)はアメリカ市場で上場されているとなっています。確かに検索してみるとOTC Marketのサイトにホワイトフォックスベンチャーズに関する情報が見つかります。
しかしこのOTC市場というのはニューヨーク証券取引所とかNASDAQ市場の様なアメリカの大企業が上場している株式市場とはかなり性格の異なるものです。OTCはOver The Counterの頭文字を取ったもので日本語では店頭市場とか相対市場と訳されるものであって出来高もかなり少なく、これを株式上場と言うのは少なからず無理があります。実際問題、このOTC市場で取引されている銘柄の多くはかつてはニューヨーク証券取引所やNASDAQ市場に上場していたけれども経営破綻などの理由で上場廃止になった銘柄のはずです。
上のキャプに示すようにホワイトフォックス社の株価はこの時点で1株あたり0.095ドル(約10円)と日本ではボロ株、アメリカではペニーストック(Penny Stock)と呼ばれるレベルで過去30日間の平均出来高は13850株となっていますから売買代金で考えると1300ドルほどにしかなりません。株主数も2016年9月時点でわずか143人。流動性は極めて限られており、とてもではありませんが上場企業と胸を張って言えるような会社ではありません。さらにこの会社の連絡先情報は以下の様になっています。
>387 Park Avenue South, 5th Floorr, New York, NY 10016
>Website: http://www.whitefoxventures.com
>Phone: (646) 952-8847
>Email: info@whitefoxventures.com
>Company Officers/Contacts
>Shinsuke Nakano CEO
>Takehiro Abe CFO, COO
>Ghalia Lahlou VP, Investor Rel.
このニューヨークの住所を検索するとバーチャルオフィス業者のRegusのニューヨークにある拠点の一つの住所と完全に一致します。
>387 Park Avenue South, 5th Floor, New York City, New York, 10016
この住所にホワイトフォックス社が実在しているとは全く思えません。
さらにOTCのサイトにホワイトフォックス社の公式サイトとして記載されているサイト(www.whitefoxventures.com)にはOTCのサイトに書かれている連絡先以外に以下のキャプに示すもう一つの連絡先が記されています。奇妙なことに「ニューヨーク支社」と題されていますが、住所も電話番号も東京のものになっています。
>ニューヨーク支社
>日本
>〒108-0072 東京都港区白金2-5-16-901
>Tel; +81-3-6277-0150
同じ港区の住所と03局番の電話番号はもう一つのホワイトフォックス社のサイト(www.whitefoxventures.net)の「特定商取引法に基づく表記」にも書かれています。
しかしここに記されている東京の電話番号(03-6277-0150)を検索してみると奇妙なことに東京都世田谷区にあるメイクスという映像制作会社のFAX番号と全く同じです。
>■商号 株式会社メイクス(英文表記 makes inc.)
>■事業所 東京都世田谷区野沢2丁目20番1号 中村ビル3階 〒154-0003
>TEL
>:03-6277-0151(代表)
>:03-6277-0152(制作・編集)
>:03-6277-0153(スタジオ)
>FAX:03-6277-0150
>URL:http://www.makes.co.jp/
どうして同じ電話番号が2ヵ所で使われているのか全く意味が分かりません。アメリカの住所がバーチャルオフィスの住所であることと併せてホワイトフォックス社の連絡先情報には不信を抱かざるを得ません。
さらにこの会社の業務内容も問題です。OTC公式サイトにあるホワイトフォックス社の「Company Profile (会社概要)」、「Business Description (業務内容)」の節には以下の様な記述があります。
>White Fox Ventures Inc. ("WhiteFox") is an online educational company that teaches its students or members the art of making money and self improving methods for a better life. WhiteFox operates in 9 locations within Japan: Sapporo, Sendai, Tokyo, Matsumoto, Nagoya, Osaka, Okayama, Kumamoto and Fukuoka.
簡単に訳すと「ホワイトフォックス社は投資に関する教育をオンラインで行い、日本国内の9ヵ所(札幌、仙台、東京、松本、名古屋、大阪、岡山、熊本、福岡)で運営する」となっていますからアメリカ国内には企業の実体が存在しないと考えて良さそうです。さらに「会社概要」の「Company Notes (特記事項)」の項目には以下の様な記述があります。
>Company Notes
>Formerly=Breathe Ecig Corp. until 6-2016
>Formerly=DNA Precious Metals Inc until 3-2015
つまりホワイトフォックス社は2016年6月までは「Breathe Ecig Corp.」という名前の会社であった、さらに遡ると2015年3月までは「DNA Precious Metals Inc.」という社名であったようです。そこでこれらの旧社名について調べると多数の記事が出てきます。以下に幾つか箇条書きにまとめます。
◎DNA Precious Metals社は2013年10月時点で会社の公式発表記事によればカナダのケベック州にある鉱山の低品位で廃棄されていた鉱石から経済的に見合う金属の精鉱を狙う会社であった。この当時からこの会社の株式(OTCQB:DNAP)はOTC市場で取引されていた。
◎2015年1月の公式発表記事によればDNA Precious Metals社はBreathe eCig Corpを1億5000万株の株式と交換で買収することで合意。但し存続会社名は買収された側のBreathe eCig Corp。
◎Breathe eCig Corp社のLinked Inアカウントによれば同社は以下のキャプに見える電子タバコを製造する会社であった。会社所在地はテネシー州ノックスビル。この情報の時期が不明ながらOTCQB (BVAP)とあるのでやはりOTC市場で株式が取引されていた模様。
◎Breathe eCig Corp社は2016年1月に返済期限が迫っていた発行済み転換社債の借り換えについて金融機関と合意したことを発表している。(経営が危うい状況にあったと考えられる。)
◎2016年4月5日付の会社発表によればBreathe eCig Corp社はホワイトフォックス社によって企業買収されることに合意。
◎2016年5月28日の発表によればBreathe eCig CorpはWhite Fox Ventures (ホワイトフォックスベンチャーズ)に社名を変更し、同時に10対1で株式併合。
要するにホワイトフォックス社は経営破綻した電子タバコの会社をおそらくは二束三文で買収したものと思われます。株式の併合も議決権の過半を握って経営権を確立する為の手段でしょう。そして中野某以下の経営陣は電子タバコ製造といった業務を放棄し、OTC市場という経営破綻した会社の株でも上場維持出来るような市場に一応は上場されている会社の経営者という名目だけを手に入れたのではないかと思われるのです。それ以外に全く業界違いの会社を買収する理由が思い当たりません。
買収後のホワイトフォックス社の海外での会社活動で確認出来るものはオーストラリアを本拠に金、銀などの探鉱・採掘を行っているNQ Minerals (NQミネラルズ www.nqmpl.com)という会社に250万ドルの投資を行ったという件が唯一と思われます。NQミネラルズ株はイギリスで上場されているようですが主要株が取引されているロンドン証券取引所(LSE)ではなくISDという市場で取引されており、直近の決算が赤字だったことは確認しましたが情報が少なく、投資先としての評価は困難です。
AWAコインの発行元であるホワイトフォックス社の検証はこれぐらいにしてAWAコインに戻ります。敢えてリンクはしませんが幾つかの勧誘用と思われるブログなどにある情報を以下にまとめます。
◎AWAコインを購入するには会員になることが必要で3段階の会員があり、年会費は1万2000円~49万8000円。
◎AWAコインは購入時も売却時にも手数料が必要。
◎AWAコインの価値はホワイトフォックス社の株価と連動する。
情報が断片的ですが、特に最後のAWAコインの価値がホワイトフォックス社の株価と連動するという件は意味が不明です。既に説明した通り、投資先が探鉱・採掘の会社、まさに「山師商売」であることを考えればAWAコインの価値が「必ず上昇する」などと称するのは法螺話としか思えません。そもそも株価と仮想コインの価値が連動するというシステムも不明ですし、仮想通貨としての機能説明も一切見当たりません。何度も書いていますが、商品やサービスの代金支払いに充てられる機能なしに仮想通貨とは呼べませんし、何処で仮想通貨として使えるのか情報がなければ信用度もゼロだと思います。
またAWAコインを買うぐらいならばホワイトフォックス社やNQミネラルズ社の株式を直接買う方が最大30%もの売買時手数料を払わなくて済むだけずっとマシな投資でしょう。まさかAWAコインを売って得る売り上げで売り上げ以上にAWAコインの価値が上昇するはずもありません。これだけ年会費や手数料が高いところから考えてネズミ講の疑いもあります。連絡先情報に疑問があるなど会社そのものの信用度も低く、投資にすることは全く推奨出来ません。
※付記
ホワイトフォックス社はその後、KEY'token (キートークン)という仮想通貨の販売も開始したようです。この件については「検証14」で検証しています。