本学は、複雑で変化の激しい社会に対応する力を身につけるために、社会の基盤となる「情報」「数理」の素養の涵養をはかり、世界の理解の方法を学ぶ「文化・思想」「経済・マーケット」「社会・ネットワーク」「デジタル産業」に関するさまざまな分野の知識を修得するカリキュラムとしています。
「情報」「数理」を「基盤リテラシー」に、「文化・思想」「経済・マーケット」「社会・ネットワーク」「デジタル産業」を「世界理解」に分類しています。また、デジタルツールを使用して異なる言語による各国の文献や資料を読み、比較検討を行う「多言語情報理解」に分類される科目で横断的で主体的な学びを促進します。また、実務者から実用的な思考法やスキルを学ぶ「社会接続」も科目分類として設置しています。
科目分類
「基盤リテラシー科目」「世界理解科目」「多言語情報理解科目」「社会接続科目」といった科目区分に示される学修の領域を指します。
科目分野
「情報」「数理」「文化・思想」「経済・マーケット」「社会・ネットワーク」「デジタル産業」など学問分野を指します。
「数理」と「情報」の知識や技術は、知能情報社会の基盤であるとの考えに基づき、これらの分野の科目を「基盤リテラシー」に設置しています。プログラミング言語などを含む情報技術の修得を目指す科目も含みます。変化の激しい時代において、知の本質を捉えるために必要となる知識や技能を学びます。
社会における数学の役割や、数学的思考の重要性を学べるだけでなく、線形代数や解析学など、専門的な数学の知識も学ぶことができます。さらに、物理学や他の分野との連携を通して、数理的な知識を現実に落とし込む力など、さまざまな分野で応用できるスキルを学修できます。
プログラミングや情報技術の基礎から応用まで体系的に学ぶことができます。ITリテラシーからデータサイエンス、AIといった最先端の技術まで、幅広い知識と実践的なスキルを学修できます。
人文社会系を主とした多様なものの見方を学修する科目を「世界理解」に設置しています。幅広く捉えどころのないものを理解する能力を養う「文化・思想」分野、経済や市場のダイナミズムを結びつけて社会を理解する視点を持つための「経済・マーケット」分野、社会をどのように分析・解釈し、そこで生きていくかを考える能力を身に付ける「社会・ネットワーク」分野、そして、戦後の日本において国際的な競争力を持った産業について学び考察することで、社会課題の具体的解決について想像力を育むための「デジタル産業」分野の科目で構成されています。これらの科目を学修することで、社会や世界を形作ってきた学問の蓄積に触れ、世界を理解する多様な方法を学びます。
私たちを取り巻く社会や歴史を学べるだけでなく、自分自身の思考力や、表現力を養う科目も配置されています。文学、哲学、心理学など、さまざまな分野から得られる知見は、複雑な社会問題に対して多角的な視点で考える力を学ぶことができます。
基礎的な経済・経営の仕組みから、企業経営に欠かせない財務や、マーケティング活用の基礎知識を理解することができる学問分野です。さらに、企業の財務データ分析や、起業、買収・合併などの事業創造および企業価値向上の手法を実際の事例研究を通じて学ぶことができます。
私たちが生きている社会の仕組みや、人々の繋がり方を深く理解することができる分野です。社会学、法学、歴史学など、さまざまな分野の知識を修得できるだけでなく、複雑な社会問題に対して多角的な見方を培っていくことができます。
戦後の日本において国際的な競争力を持ったゲーム、アニメ、マンガなどのコンテンツおよびIT産業を中心とした産業の歴史や構造を学ぶ分野です。ゲームやアニメといった日本のコンテンツ産業が、世界で高い評価を得るに至った背景や、今後の課題感を考察します。社会の課題を解決する、具体的な解決を生み出す力を育みます。
異なる言語によるさまざまな領域の情報をデジタルツールを用いて収集・翻訳・分析し、自身の関心に応じて幅広い領域を学修する習慣を身に付ける科目を「多言語情報理解」に設置しています。専門性のある資料を取り扱い、今まで触れたことのなかった概念・情報・考え方などの学修に主体的に取り組みます。また、本学の特色を象徴する科目の1つであり、全員が履修することが可能です。新しい領域にデジタルツールを用いて取り組むスキルを修得することで、他の科目分類の科目との横断的で主体的な学びを促進します。
文理や学問体系に捉われず、学生が自身のキャリアや社会との接続に関する意識を高め、実務者から実用的な思考法やスキルを学ぶ科目を「社会接続」に設置しています。本学での横断的な学びを促進するガイドラインにもなります。
pixiv提携科目の一部も社会接続に配置されています。
pixivと提携して展開する科目です。ポップカルチャーに触れ、親しみながらデジタルツールの使用法とデジタルイラストの創作やその技法、活用などについて学びます。