Mt. Roppyaku Geo-tour
【ジオツアー】(山行レベル:バリエーション)
上高地や穂高連峰の生い立ちを体感しよう!
六百山ジオツアー
上高地の展望台・六百山
河童橋からの穂高連峰や焼岳は誰もが写真を撮る風景ですが、五千尺ホテルの背後にとってもかっこいい岩山・六百山があるのをご存じでしょうか。登山道はないバリエーションルートの山ですが、雪渓と踏み跡を辿って山頂に立てば、上高地の平地が眼下に一望できます。
「鳥の目」で一望。上高地の生い立ちを体感しよう!
上高地の平地のジオツアーの解説では地図を見ながら想像に頼らなければ理解できないことも、ここからならば一目瞭然!
さあ、上高地のたどった地史を「鳥の目で」観察してみましょう。
・ついにバリエーションルートが登場!やまたみオリジナルのジオツアー。
・もちろん地学の基本知識はなくてもOKです。
専門知識を身につけたやまたみのジオガイドが丁寧にわかりやすくご説明します。
・ロープでの確保は行いますが、基本的にはアイゼン・ピッケルを自信を持って使える方限定です。
そこまでの雪山技術はないけれどもどうしても参加したい方は事前の練習山行も承りますので、ご相談ください。
河童橋の背後に屹立する岩山、六百山に登ります。
実は六百山も穂高カルデラの一部です。
主なポイント・見どころ
上高地の平地が真下に見えるので、
地形観察に最適です。
田代池周辺の湿原環境がなぜできたのか
上から見ればよくわかります。
梓川が蛇行している理由、西穂の登山道と地滑り
関係なども一目瞭然。
ひょうたん池、奥又白池へと続く穂高カルデラ
東縁が一直線に見えます。
西穂独標を境に岩質が変わるのに伴って
地形が変わるのもよく分かります。
穂高連峰も迫力満点に迫って見えます。
日程
2024年4月20日(土)(悪天時の予備日:4/21(日))
※日帰りの行程です。
集合
6:30 上高地バスターミナル(インフォメーションセンター前)
解散
14:30 上高地バスターミナル
行程
河童橋―六百山―河童橋(累積標高差 1900m)
(注)
・六百山から上高地や周辺の山を眺めながらそれらの成り立ちを解説するのが眼目のツアーですので、六百山からの眺望が期待できない天気や登るのにリスクの高い天気の場合には基本的には六百山には登りません。4/20に登れなかった場合には翌4/21に振り替えます。
参加費
33,000円(税込)
※モンベル会員の方は32,500円(税込)となります。(要:会員証提示)
※参加費にはガイド代、ガイド経費、保険代、資料代が含まれています。
※お客様ご自身の集合場所までの交通費、昼食代、宿泊費は別途必要となります。
募集人数
各日とも2名様より催行、定員4名
※お申し込みはページ下方からリンクしている申込みフォームからお願いします。↓
参加条件
アイゼンで急な雪面やミックスの斜面を歩いたことのある方
南八ヶ岳などのよく歩かれている雪山の一般登山道をコースタイム程度のペースで歩ける方
山の地質や地形に興味のある方
装備、持ち物
登山靴・靴下、スパッツ、ピッケル、アイゼン、冬用ジャケット・パンツ、着替え、防寒具、ヘルメット、ハーネス、環付カラビナ2枚、ビーコン、帽子、目出帽、手袋、サングラス、行動食、非常食、飲み物、ヘッドランプ、携帯電話、財布・資金、カメラ
※ビーコン、ハーネス、カラビナはレンタルがありますので、ご希望の方はお知らせください。
※春は高気圧に覆われればTシャツ一枚で過ごせることもありますが、荒れれば真冬同様の厳しさに見舞われます。
様々な状況に対応できる服装・装備をご準備ください。
※ご不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください。
お申込締切日と最終催行可否決定日
申込締切日:4月12日(金)
最終催行可否決定日:4月5日(金)
注意事項
スケジュール、コースは天候などにより変更・中止になることがあります。
当日の朝に沢渡からバスで来られる方がいなければ集合時刻を前倒しします。その際は改めてご案内します。
当日体調が悪い方はご参加いただけません。
ご不明な点がありましたらお問い合わせ下さい。
ガイドプロフィール
田村茂樹
信州大学名誉教授の原山智氏の研究を大学在学時に知り、地質学に目覚める。研究者への道は断念したが、ガイドになってからは地質や地形の面白さを多くの方に知ってもらうべく奮闘中。山伏、猟師など様々な角度から山に関わり、街道歩きからバリエーションルートや雪山登山にバックカントリースキーまで、幅広くガイド活動を行っている。
福田浩道
信州移住と勉強で山を歩けることから信州大学理学部地質学科に入学。大学進学を機に信州に移住した。以来、北アルプスの山小屋での小屋番も経験し、ガイド資格を取得。山岳ガイドとして開業し、現在に至る。学生の時の専門は構造地質学で、南アルプス巨摩山地を卒論のフィールドとして甘利山~鳳凰三山周辺のフォッサマグナの構造地質を調査する。
大地が熱く語る悠久の歴史を感じながら一緒に歩きましょう。