和光の一番の魅力は、
本気の大人がそばにいること。
子どもを信じて任せるには、大人の側にも準備が必要です。
和光の先生たちは、子どもをただ見守るのではなく、
日々の言動や変化を丁寧に観察し、
自分で考える“問い”を仕掛け、
クラス会や活動を通じて「育ちの場面」をつくっています。
自由を支えるのは、教員の深い信頼と観察力。
“子ども任せな教育”ではなく、
“丁寧で本質的な教育”なのです。
和光の先生たちの
3つの魅力って?
「働いている時間、すべては子どものために使っている」
そんな風に語る和光の先生たち。
そんな和光の先生たちには、どんな魅力があるのでしょうか?
和光小学校には、チャイムや形式的な儀式、教科書に縛られる授業はありません。
だからこそ先生たちは、一から授業を創り上げます。
子どもの日常や体験を出発点に、学びを生活と結びつけることで、子どもたちの「学ぶ楽しさ」を広げています。
授業は、先生が教えるだけの時間ではありません。
「どこで子どもが考えるか?」「子ども同士がどう関わるか?」を何度も話し合い、手作りの授業を子どもと共に創り上げます。
授業の中での対話や先生同士のディスカッションを大切にしながら、子どもたちの「自分で考える力」を育てています。
和光の教育の背景には、先生たち自身の絶え間ない探究があります。
「どうすれば子どもたちの思考が深まるか?」を問い続け、生活や社会の出来事を教材化しながら研究を重ねる。
その姿勢こそが、和光の教育を支え、子どもたちに本物の学びを届けています。
子どもたちが夏休みに入ると、先生たちは全国へと散っていきます。
各地のお祭りや郷土芸能の調査、美味しいものの食べ歩き、専門の研究会への参加…。
和光小学校では、先生たち自身が学び、成長するための時間が大切にされています。
その体験は一過性のものではなく、先生自身の肌で感じたこと・そこで得た知見が授業に生かされ、子どもたちの学びへと還元されていきます。
だからこそ和光の授業は、単に子どもの個性を尊重するだけではなく、先生たちの深い研究や探究心に裏打ちされています。
「大人が学び続けるからこそ、子どもも本物の学びに出会える」
――これが和光の教育の大きな力です。
和光小学校は、教員同士の研究活動を大切にしています。
個々の教員が民間教育研究団体の到達に学びながら、創造的な実践を展開しています。研究活動は、和光教育を支える要です。
2022年度は担任全員が研究授業をしてお互いに授業を見合い、レポートを書いています。お互いの授業を見合うことで新しい発見があったり、新人の先生もベテランの先生も一緒に学びあえることが和光小学校の醍醐味だと思います。
1983年より開催されている「公開研究会」では、全国の先生に本校の教育を見てもらい、ともに学び合ってきました。2014年から、同じキャンパスにある和光幼稚園と合同開催となり、幼稚園・小学校の研究的な相互理解が深まっています。