長岡技術科学大学 体育保健センター
医療DX推進研究室(勝木研究室)

Nagaoka University of Technology
Healthcare Digital Transformation (DX) Laboratory



勝木将人 Masahito Katsuki MD PhD

研究内容

 長岡技術科学大学 体育保健センター 医療DX推進研究室 勝木研究室では、現代の日本の医療問題を解決するに必要なエビデンス創出を行っています。人材不足、へき地医療、超高齢社会、社会保障費の高騰などに対して、技術の力で解決するために、下記の研究テーマに様々な企業・病院・自治体と取り組んでいます。

 また、臨床研究論文の統計解析やAIによる解析をお手伝いして論文を作成したりもしております。お気軽に統計解析などのご相談をいただければ幸いです。

主な研究テーマ

医療過疎地域や医師不足の分野において、AIやロボットなどで代替できるものは代替することで、人的資源を削減することを目標とします。現在、頭痛診断AIをヘッジホッグメドテック社と開発中です。また、そのほかにも転帰予測AIを様々な領域でいろいろな先生と開発してきました。

オンライン診療が2022年より公式に解禁されていますが、まだその利用件数は少ないのが実情です。新潟県のへき地医療対策としてのオンライン診療モデルや、ファストドクターメンタルといった、へき地医療・アンメットメディカルニーズ解消におけるオンライン診療の有効性のエビデンスを創出していきます。

メタバースを利用して、精神疾患(気分不調・禁煙外来)や片頭痛・生理痛などの自助グループを開催したり、患者指導を行う研究をcomatsuna社、頭痛学会AI関連小委員会などと行っています。

工学部と協力して、デバイス開発の臨床応用を目指します。UBeing社との電気味覚デバイスなどを共同開発しています

予防することが医療において何よりも重要です。禁煙、生活習慣病、ワクチンなどについて、正しい情報をどうしたら効率よく広めることができるのか、その方法を研究しています。これまでに頭痛ーるやCureAppなどの企業、レグニションなどのSNS、糸魚川市などの自治体、予防医療普及協会などと、疾患啓発活動を行ってきています。

医師として臨床医学論文の執筆を継続しています。特に、古典的な統計学ではなく、新規のニューラルネットワークなどを用いた解析を行うことで、新しい知見を提案します。これまでに、k-NNなどによるクラスタリング、時系列クラスタリング、日本語自然言語処理などを用いた研究を行っています。