立正大学データサイエンス学部助教
連絡先：ohki.yu(at)rissho-univ.jp
専門：ネットワーク科学、計算社会科学
ネットワーク科学や機械学習などを用いて、複雑に相互作用する社会システムを分析しています。これまでの研究では社会ネットワークや医療システムを研究対象としてきました。現在は科学者コミュニティにおける知識生産のプロセスや科学と社会の相互作用に関心があり、学術文献情報のデータ解析や学際的対話の実践に取り組んでいます。加えて、データ科学による社会への応用が期待されている幅広い分野で、データを解析することで得られた知見を政策などの形で価値に結びつける研究を行いたいと考えています。
2019年3月 大阪大学工学部地球総合工学科船舶海洋工学コース 卒業 学士（工学）
2021年3月 京都大学大学院総合生存学館総合生存学専攻 修士（総合学術）取得
2022年3月 京都大学政策のための科学学際プログラム履修コース 修了
2023年3月－2023年4月 The University of Texas Health Science Center at Houston 訪問学生
2024年3月 京都大学大学院総合生存学館総合生存学専攻 博士課程修了 博士（総合学術）
2017年3月－2018年1月 Beautiful Light Technology Corporation （台湾） 海外営業部 日本営業担当
2018年11月－2019年9月 四條畷市役所 インターン
2021年4月－2024年3月 京都大学科学技術イノベーション創出フェローシップ（健康・医療・環境）
2024年4月ー現在 立正大学データサイエンス学部 助教
Ikeda Y., Ohki Y., Marquardt Z., Kimura Y., Omura S., Yoshikawa E.: First Demonstration Experiment for Energy-Trading System EDISON-X Using the XRP Ledger. Proceedings of Blockchain Kaigi 2022 (BCK22): JPS Conference Proceedings. 2023; 40: 011008. https://doi.org/10.7566/JPSCP.40.011008.
Ohki Y., Tanaka H., Ikeda Y.: Community Structure and Its Stability on a Face-to-Face Interaction Network in Kyoto City. Journal of the Physical Society of Japan. 2023; 92(3): 034804. DOI: https://doi.org/10.7566/jpsj.92.034804.
Ohki Y., Ikeda Y., Kunisawa S., Imanaka Y.: Regional medical inter-institutional cooperation in medical provider network constructed using patient claims data from Japan. PLOS ONE. 2022; 17(8): e0266211. DOI: https://doi.org/10.1371/journal.pone.0266211.
Ohki Y., Ikeda Y., Iyetomi H.: Design of Social Isolation Index. In Ikeda Y., Iyetomi H., Mizuno T. (eds) Big Data Analysis on Global Community Formation and Isolation. Springer, Singapore. 2021: 435-463. DOI: https://doi.org/10.1007/978-981-15-4944-1_13.
大木 有, 塩山 皐月, 夫津木 廣大, 桑島 修一郎: 「超分野大喜利」による思考の可視化 －学際的対話の定量評価に向けて－. 総合生存学研究. 2022; (2): 133-140.
Lim D., Ohki Y., Pan Y., Toriumi F., Tanaka M.: From Fearmongering to Engagement: How the Anxious Citizens, Opportunistic Medical Experts, and the media Shaped Japan's HPV Vaccine Debate on Twitter(X), 75th Annual ICA Conference, Hyatt Regency & Grand Hyatt, Denver, United States, 12-16 June 2025.
Ohki Y., Tsuchida R., Sato H., Kuwajima S.: Analysis of Knowledge Integration in Interdisciplinary Dialogues, EASST-4S 2024, the Athena Institute at VU Amsterdam, Amsterdam, Netherlands, 16-19 July 2024.
Ohki Y.: Analysis of Knowledge Integration in Interdisciplinary Communication, Sustainability and Innovation: Transdisciplinary Role of Social Sciences, Kyoto University, Kyoto, Japan, 29 June 2024.
Ohki Y., Mizumoto K.: Addressing Healthcare Issues in Aging Societies with Data Science and Blockchain, 12th International Symposium on Human Survivability: Student presentations on the Transdisciplinary Research Concept Figures, Hybrid (online & in-person [Kyoto University, Kyoto]), 6 November 2023.
Ohki Y., Ikeda Y., Kunisawa S., Imanaka Y.: Graph Convolutional Networks for Quantifying Medical Provider's Contribution to Medical Cooperation, NetSci 2023 Satellites: Network approaches for observational health data to improve patient wellbeing, Universität Wien, Vienne, 10 July 2023.
Ohki Y., Ikeda Y.: A Digital Healthcare System for a Super-aged Society Based on Network Science and Artificial Intelligence, 11th International Symposium on Human Survivability: Transdisciplinary Research Concept Figure Presentation, Hybrid (online & in-person [Kyoto University, Kyoto]), 4 November 2022.
Ohki Y., Ikeda Y., Kunisawa S., Imanaka Y.: Healthcare Cooperation Network Constructed Using Patient Claims Data in Japan, The 10th International Conference on Complex Networks and their Applications, Hybrid (online & in-person [ETSIAAB, Madrid]), 30 November-2 December 2021.
Ohki Y., Ikeda Y., Kunisawa S., Imanaka Y.: Identifying Medical Provider's Contribution to Medical Cooperation Using Graph Convolutional Networks, NetSci 2023, Universität Wien, Vienne, 10-14 July 2023.
進藤 颯仁, 大木 有, 水本 憲治: 高精度屋内位置測位機器による日本の中学校における濃厚接触者決定の評価, 第84回 日本公衆衛生学会総会, グランシップ, 2025.10.29-31.
大木 有: 学術論文データの分析によるスポーツデータサイエンスの研究動向の把握, 2025年度 統計関連学会連合大会, 関西大学, 2025.9.7-11.
大木 有, 三浦 大樹, 吉田 光男, 坂田 一郎, 浅谷 公威: 研究者のTwitter (X)上でのフォロー活動と研究成果の関係性の分析, 第2回 Science of science研究会, 東京大学, 2025.5.31-6.1.
大木 有, 林 東佑, 潘 悦嘉, 鳥海 不二夫, 田中 幹人: 日本のTwitter (X)上でのHPVワクチンに関するリツイートネットワークの分析, 2025年電子情報通信学会総合大会, 東京都市大学, 2025.3.24-28.
大木 有, 三浦 大樹, 吉田 光男, 坂田 一郎, 浅谷 公威: ソーシャルメディア上での情報収集が研究成果に与える影響の分析, 第20回Webインテリジェンスとインタラクション研究会, ハイブリッド（対面：唐津商工会館）, 2024.12.1-12.3.
土田 亮, 大木 有, 佐藤 啓明, 桑島 修一郎: 学際コミュニケーションの分析 その2:質的内容分析による対話中の個々人の思考プロセス変化と知識統合の類型化, 研究・イノベーション学会 第39回年次学術大会, オンライン, 2024.10.26-27.
大木 有, 土田 亮, 佐藤 啓明, 桑島 修一郎: 学際コミュニケーションの分析 その1:ネットワーク解析による対話中の思考プロセスの可視化, 研究・イノベーション学会 第39回年次学術大会, オンライン, 2024.10.26-27.
大木 有, 池田 裕一, 田中 仁海: 京都市内の対面接触ネットワークのコミュニティ構造の安定性, 日本物理学会第77回年次大会, オンライン, 2022.3.15-19.
大木 有, 田中 仁海, 池田 裕一: 統計力学モデルによる京都市内での観光客と市民の相平衡の検証, 日本物理学会2020年秋季大会, オンライン, 2020.9.8-11.
大木 有, 三浦 大樹, 吉田 光男, 坂田 一郎, 浅谷 公威: ソーシャルメディアを通じた研究者の情報収集および情報発信と研究成果の関係性の分析, 第4回計算社会科学会大会, 筑波大学, 2025.2.16-18.
大木 有, 土田 亮, 佐藤 啓明, 桑島 修一郎: 学際的対話過程のネットワーク解析による中心概念の特定, 第1回 Science of science研究会, 東京大学, 2024.3.16-17.
進藤 颯仁, 大木 有, 水本 憲治, 齋藤 敬: UWBタグを用いた屋内位置測位技術による集団特性の調査, 第19回ネットワーク生態学シンポジウム, 長崎大学, 2024.2.28-29.
大木 有: オンボードモニタリングデータの統計解析による遭遇海象推定, 日本船舶海洋工学会関西支部学生研究発表会2018, 大阪産業創造館, 2018.12.8.
Webインテリジェンスとインタラクション研究会 萌芽研究賞, 2024.12.3
（大木 有, 三浦 大樹, 吉田 光男, 坂田 一郎, 浅谷 公威: ソーシャルメディア上での情報収集が研究成果に与える影響の分析）
公益財団法人小野奨学会課外活動優秀者表彰, 2019.10.7
日本船舶海洋工学会関西支部支部長賞（奨励）受賞, 2018.12.8
（大木 有: オンボードモニタリングデータの統計解析による遭遇海象推定）