JR花咲線は根室と釧路を結ぶ135.4kmの鉄路で、車窓には広大な原野や湿原・海・希少な動植物を望むことができることから、“地球探索鉄道花咲線”という愛称で親しまれています。
しかし、花咲線はJR北海道の“単独では維持困難な線区(黄線区)“に指定されており、赤字が続いている路線です。根室市や当会などが様々な取り組みを行っていますが、赤字は続いている状態です。花咲線を守るためには皆様のお力添えが必要です。花咲線を応援するために“花咲線に乗って根室市へ”是非お越しください!
根室駅は1921年8月5日に開業した日本最東端の駅です。
駅前には日本最東端根室駅フォトパネルが、駅舎内には花咲線観光マップや旧東根室駅・旧花咲駅の駅名標などが展示されています。
旧東根室駅は1961年9月1日に開業し、2025年3月15日に廃止となった駅で、廃止日までは日本最東端の駅でした。
駅周辺の人口増加により設置され、観光客や根室高校生で賑わう駅でした。
旧花咲駅は1921年8月1日に開業し、2016年3月26日に廃止となった駅です。旧花咲駅の駅舎には廃車となった貨車が駅舎に転用された、貨車駅舎(いわゆるダルマ駅)でした。
花咲駅廃止後、貨車は近くの牧場に譲渡され大切に保存されています。※牧場内への立ち入りはおやめください。
余談ですが、路線名に使われている「花咲」は旧花咲駅が由来ではなく、花咲駅のある地名の「花咲」が由来となっています。
昆布盛駅は1961年2月1日に開業した駅です。
駅の周りには森が広がり、秘境を感じられる駅ですが、南へ500m程行くと集落があります。※野生動物にご注意ください。
落石海岸は花咲線絶景ポイントで有名なポイントで、車窓から素晴らしい景色が一望できます。
落石海岸三里浜には希少な動植物が生息しているほか、戦争遺構であるトーチカも残されています。※野生動物にご注意ください。
別当賀~厚床駅間にある橋です。
100年以上前に架けられた歴史ある橋で、道路側から見るとモルタルで補強されていますが、裏側は当時の煉瓦造りの表面が見えます。
厚床駅は1919年11月25日に開業した駅です。
厚床駅は青春18きっぷのポスターにもなった駅ですが、現在2番線は使用停止中につき立ち入ることはできませんのでご注意ください。
厚床駅開業と同時に浜釧路機関庫厚床給水所が開設された(1933年に駐泊所・1983年に廃止)ほか、1989年4月29日までは中標津方面につながる標津線厚床支線の起終点でした。
別寒辺牛湿原も花咲線絶景ポイントで有名なポイントで、1993年にラムサール条約登録湿地に指定されています。
時期によっては、車窓からタンチョウやオジロワシ・オオハクチョウを見ることができます。
厚岸湖・厚岸湾も花咲線絶景ポイントのひとつで、多数の水鳥を見ることができるほか、日の出・日の入時間帯には黄金に輝く景色が一望できます。