●自己紹介

  • 閲覧いただき、ありがとうございます。

  • 会社員をしていましたが、大学の地域連携部門に転職し、研究者・実務家・生活者(当事者)のそれぞれの立場を往還し、様々な方々と協力しながら、地域課題や社会課題の解決に取り組むこと(そしてその解決過程を記録し、分析すること)を目指しています。

  • これまでの研究としては、近現代日本の「日常」、特に周縁的であるとみなされてきた暮らしのあり方に関心を持ってきました。2009年から福井県の焼畑山村、2013年からは岩手県三陸沿岸の津波常習地でフィールドワーク・資料調査を行い、一次資料に基づいて暮らしのあり方を復元し、その意義を検討する作業を進めてきました。

  • また、過去のフィールド調査データのアーカイビングおよびその利活用(二次分析や学史的研究)にも関心を持っており、2013年より民俗学者・地理学者山口弥一郎(1902~2000)の旧蔵資料を対象とした調査研究を進めてきました。

  • 以上のような研究を進める中で、現在はケアや差別といった社会的な課題に対して、現代民俗学および文化人類学的な視点から取り組むことに関心を持つようになりました。また、現代民俗学の実務への応用可能性についても強く関心を持っています。これまでの焼畑研究や津波常習地研究、山口弥一郎研究の取りまとめを進めつつ、最近は新たに以下のようなテーマのリサーチに取り組んでいます。

・日本の介護保険制度立案過程における「自立」概念の成立についての調査研究

・ゲイスポーツコミュニティの成立過程に関する調査研究

・近現代日本におけるノンクレジットの社会調査・コンサルティング実践と民俗学知の関係性についての調査研究

  • このほか、若手人文系研究者によるコミュニティ・シェアスペース「探求→究する家」の活動に参画し、同スペースが立地する豊島区上池袋の地域史に関する共同調査研究にも着手しています。

●所属学会

 日本民俗学会、現代民俗学会、世間話研究会、福井民俗の会、福島県民俗学会、京都民俗学会、日本村落研究学会、鹿児島民俗学会、弘前大学國史学会